ミルクを飲ませた後の哺乳瓶は、しっかり洗ってから消毒します。パパが簡単に哺乳瓶を洗えるように、わかりやすく説明します。
2020/12/23
ミルクを飲ませた後の哺乳瓶は、しっかり洗ってから消毒します。哺乳瓶に洗い残しがあると、そこから雑菌が繁殖して次のミルクにばい菌が侵入してしまいます。パパが簡単に哺乳瓶を洗えるように、わかりやすく説明します。
赤ちゃんが飲み終わった哺乳瓶は、水ですすぐだけでは不衛生です。先ずは、溝や哺乳瓶の底にミルクの沈殿物が残らないように、瓶と乳首を分けましょう。
特に乳首の裏側は、表面から水をかけただけでは取れないミルクのカスが付いています。乳首は表面と内側の両方から洗います。
とにかく分解して洗える部分は、分けてしまった方が隅々まで洗えます。ただし、元に戻せるようにチェックしておいてくださいね。
もしも、赤ちゃんのお世話ですぐに哺乳瓶を洗えない時には、解体したらぬるま湯に浸けておきましょう。放っておくと、ミルクのカスが乾燥してこびりつきます。そうなると、ちょっと取れにくくなって面倒です。
洗浄には哺乳瓶専用の洗剤を使用します。意外と油分があるのか、洗剤を使用するとツルツルになります。
哺乳瓶の洗剤と普通の食器用洗剤は、成分がまったく違います。多くの赤ちゃん用洗剤は「哺乳瓶洗浄」と「野菜洗浄」の両方が可能です。野菜に使えるほどやさしい成分なので、安心して赤ちゃんの口に含むものに使用できます。
もしも、食器洗い用洗剤と野菜洗い用洗剤があったら、野菜洗い用洗剤を使ってください。
哺乳瓶の乳首部分はシリコン等、赤ちゃんが口に含んでも舌にフィットできる柔らかい素材が使われています。
乳首のゴムの先には小さな穴があいていて、ここから赤ちゃんはミルクを吸いだします。つまり、この穴が清潔でないと、せっかくのミルクに雑菌が付着して赤ちゃんに届いてしまいます。
乳首専用の洗浄ブラシもあります。専用ブラシは乳首のシリコンゴムを傷つけないので安心です。コツは、外側・内側・てっぺんの穴と3段階に分けて洗うことです。
乳首をはめるキャップ部分も、ミルクが残りがち。内側をグルッと洗いましょう。内側まで洗えば、ママも感心します。
哺乳瓶の瓶部分を洗う時は、内側全体にミルクカスが残らないようにしっかり洗い流しましょう。
1番気をつけるのは瓶の底です。通常のスポンジではしっかり届きにくい場所ですが、溶けきれなかった粉ミルクが残っていたり、飲み残したミルクが残っています。
哺乳瓶の瓶を洗う時は、底までしっかり洗える縦長のブラシやスポンジを利用してください。何を使えば良いかわからない時は、ガラス瓶にはナイロンブラシ、プラスチック瓶にはスポンジブラシが適しています。
哺乳瓶をパーツごとに洗ったら、洗剤が残らないように洗い流します。水よりは、ぬるま湯の方が簡単に洗い流せます。
洗剤が残っていても色が変わるわけではないので、なかなか気が付きません。乳首の内側も流水で洗い流しましょう。
哺乳瓶洗いが面倒な時、少しだけミルクを入れただけなら軽くすすいで再利用したくなります。でも、これは衛生面からおすすめできません。
粉ミルクがしっかり溶けていても、残りカスから雑菌が繁殖してしまいます。特に乳首の内側は、ぱっと見では汚れが確認できません。毎回洗って清潔な哺乳瓶を使いましょう。
赤ちゃんのお世話で忙しい時は、分解してぬるま湯に浸けておいて、後で一気に洗えばちょっと楽です。