認可保育園は自治体によって、受け入れ年齢や保育料、待機児童数も異なるので確認が必要です。
2020/12/23
保育園に興味を持ったところから、実際に子どもの保育をお願いしたい認可保育園へ入園申し込みをするまでの流れを、わかりやすく解説します。認可保育園は自治体によって、受け入れ年齢や保育料、待機児童数も異なるので確認が必要です。
出産後は定められた期間内は、育児休業制度で育児に専念することができます。実際にいつまで育児休業を活用するのか、雇用主側と家庭での調節が必要です。
保育園への入園について、産後から考えると産休前に予想していたスケジュールを変えることも考えられます。
例えば育児休業制度をフル活用すると、最長で1歳6ヶ月までの延長が可能です。でも、保育園では春の入園のほうが募集人数も多いから入りやすいとも考えられます。
どうしても入園させたい場合は、育児休業の期間途中でも入園しやすい時期に合わせて職場復帰することもあります。
認可保育園の場合は、各自治体が受け付け窓口になります。家庭状況に合わせた保育時間などを相談できます。
以下を先に確認しておくと保育園を絞りやすくなります。
特に0歳児の場合は、受け入れ可能月齢を必ず確認してください。早生まれの赤ちゃんは募集人数の多い春に、受け入れ可能月齢に達しているかがポイントです。例えば、生後6ヶ月~受け入れ可能の保育園では、その年の1月生まれの赤ちゃんは4月に入園年齢に達していないことになります。
その場合は、他に通える範囲で受け入れ可能な認可保育園を探すか、認可外や自治体の認める保育ママなど他の方法も相談できます。もしくは1歳児クラスで入園したほうが募集定員が多い場合もあります。
各自治体のホームページでも、地域の保育園について説明があります。ある程度、知識をもって相談にいくとより具体的な保育園探しができます。
希望する保育園が決まったら、見学に行きます。実際に通う時のコースや移動手段でいくと、負担の有無がわかりやすくなります。
特に、雨天など天候の悪い日にどうやって通園するのか考えてください。
保育園見学は急に訪ねると保育の妨げになることもあります。指定された公開日や、許可を得た時間に訪ねましょう。
気になる場合は、普段のお散歩途中に外から、普段の保育風景を見たりママからの情報を参考にしてください。特に実際に通っているママの感想は最も信頼性のある情報です。
どうしても認可が良いと思っていても、認可外も見学しておくと今後の参考になります。
希望の保育園が決定したら、自治体から入園申し込みの書類をもらいます。4月入園の場合は、だいたい前年の11月頃から受付が始まります。各自治体で1~2ヶ月の前後差があるので確認しましょう。
認可保育園の場合は、途中入園を待機している待機児童がいることもあります。保育の必要性が高い家庭から受け入れるので、保育に欠ける必要書類はしっかり揃えます。
就労(予定)申告書や復職(予定)申告書も記入するので、適当に「これから探すと思う」よりは具体的な報告が大切です。もちろん事実と反することが判明した場合は、申し込みが中断されてしまいます。この時点で不安なことは自治体に相談しましょう。
提出書類は各家庭で異なります。必要書類が不足すると、受け付けてもらえなかったり、保育の必要性が充分伝わらなくなるので気をつけてください。
保育園の入園申し込みをうけた自治体は、定められた入園資格に当てはまる家庭状況や月齢を確認します。
この時、勤務先や自宅に、書類に記入したことが間違いないか確定させるための確認電話が入ることもあります。気になる場合は、職場や家族に保育園の申請中だと説明しておきましょう。
もしも募集定員を上回った申し込みがある場合は、ここで保育の必要性が高い家庭を選考していくことになります。勤務形態や勤務時間以外に、片親、障害や病気による事情も考慮されます。
審査に関しては自治体によって多少異なりますが、多くは審査基準を元にしたポイント制です。
入園の選考結果は、4月入園なら年明けしばらくしてから2~3月始めには通知されることが多いです。
結果は電話問い合わせや郵送です。その後、健康診断や入園に際して説明など面談が設けられます。正式に入園することに決まったら、保育料などこまかな説明もあります。
入園前に慣らし保育がある場合は、積極的に参加して子どもが保育園に慣れるように努めてください。この期間は午前中だけなど時間も短いので、勤務中の場合は、仕事の調節をする必要があります。
慣らし保育は、子どもにとっては急な環境変化に戸惑うことを防ぐための準備期間です。保護者はお迎え時間や経路確認、保育士との連携にも努めます。親子で乗り切りましょう。