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入園前に教えたい生活習慣

保育園は集団行動で食事時間や昼寝時間が決まっています。入園前から生活リズムを合わせておくと戸惑いません。

外出で抱っこされる赤ちゃん

2020/12/23

保育園の入園前に、子どもに教えておきたいこと、慣らしておきたい生活習慣についてわかりやすく説明します。保育園は集団行動で食事時間や昼寝時間が決まっています。入園前から生活リズムを合わせておくと戸惑いません。

起床時間

睡眠時間

起床時間は登園時間からさかのぼって考えてください。あまりにもギリギリだと、朝食を食べる時間がなくなってしまいます。

登園時間が決まったら、起きてほしい時間になったらカーテンを開けて部屋を明るくしてください。寝ているからといって、テレビの音を小さくしたり調理音を気にする必要はありません。「もうこの時間は活動する時間だよ」と、子どもに教えてあげましょう。

しっかり朝食をとる

登園前はしっかり朝食をとらせてください。保育園では食事時間が決まっているので、朝食をしっかり摂らないと、空腹で体調を悪くしたり不機嫌になります。

保育園によって保育内容に多少の違いはありますが、午前中は散歩や外遊びが組み込まれることが多いので空腹では遊びに集中できません。夏場は熱中症も心配です。

朝ご飯をちゃんと食べたほうが体が活動準備にはいりやすくなるし、

といはいえ朝は1分1秒も惜しいほど忙しいのが現実です。何品も作ってあげることができない時は、野菜を沢山いれたスープなど、なにか1つは手作りメニューを加えてあげてください。

昼食時間を合わせる

食事

保育園入園前は、その園の昼食時間を確認してください。家庭でも、その時間に合わせて昼食を摂るようにします。

昼食はいつまでもダラダラ食べたり、途中で遊びはじめることのないように気をつけます。テレビを見ながら食べるくせも家族で注意したいですね。

飲み物もジュースや炭酸飲料は控えて、保育園の昼食スタイルに合わせてください。昼食時間を過ぎても、だらだら食べてしまっていたら一度食事を片付けて、決められた時間内に食べることを教えていきます。親が見本になるとわかりやすいですね。

食事態度やマナーに関しては、大人の常識をあてはめてしまうと怒ってばかりで昼食が楽しくなくなります。最低限、立ちあがったり粗末にしないことが解れば大丈夫だと考えてください。園で他の子どもの食事態度を見て直っていくものです。

偏食や粉ミルクの練習

保育園が給食の場合は、好きな食材ばかりではありません。子どもの栄養と体力を考えたら、好き嫌いなくしっかり食事をしてほしいものです。入園前から、形や味付けを変えて嫌いな食べもの克服もします。特に「パンばかり」「ご飯ばかり」という主食の偏りは直したいところです。

0歳児は母乳だけではなく、哺乳瓶と粉ミルクにも慣れておくと安心です。保育園で利用している粉ミルクのメーカーを家庭でも取り入れてみましょう。

ただし、アレルギーなど身体的に避けなければいけない食材は申告することで除去してもらいます。直接、園に相談してください。

お昼寝時間の確認

保育園では一斉にお昼寝時間があります。できれば入園前からお昼寝時間を合わせておきましょう。保育園のお昼寝時間は、だいたい午後です。

午前中は沢山遊んで、昼食をしっかり摂ることで昼寝しやすい状態になります。だから午前中から体を動かす習慣が必要です。保育園に行く前から、こうした生活リズムを作っておくと、保育園のスケジュールが過ごしやすくなります。

自主性を尊重しよう

保育園に入園する前に、様々なことを「上手にこなしてほしい」と思ってしまいます。

入園前の家庭では、成功しても失敗しても子どもが自分から取り組もうとする姿勢を褒めてください。親の手を借りずに、なにかに挑戦することは保育園での生活でも必要なことです。

例えばトイレに行くことも、あまり上手にできなくても自分で挑戦する姿勢を重要視します。離乳食も、こぼしてしまっても自分で食べようとする姿勢が大切です。

でも、必ず自分でできるようにしていくことを目指すわけではありません。実際は保育士の手助けもあって、1人でできないことがあっても保育園で学びながらできるようになるものです。

それも保育に含まれることなので、保護者はそうした努力を褒めて応援する気持ちでいてください。もしも入園前に1人でできなくても、怒らずに焦らず応援してください。

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