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あせも対策(首)

赤ちゃんの首は大きなシワがあるので皮脂汚れや汗がたまりやすく、あせもが広がりやすい特徴があります。

ミルクを飲む赤ちゃん

2020/12/23

赤ちゃんの首にあせもができる理由と、あせもを予防する洗いかたをわかりやすく紹介します。赤ちゃんの首は大きなシワがあるので皮脂汚れや汗がたまりやすく、あせもが広がりやすい特徴があります。

赤ちゃんの首の特徴

赤ちゃんの首

赤ちゃんの首の特徴を紹介します。大人とは全く違うので、ケアも考える必要があります。

多くの赤ちゃんの首は、肌がほっぺのように柔らかくて可愛さがある反面、柔らかいからこそ皮脂汚れがペタッと張り付くと残りやすいのが特徴です。

さらに汗ばんでいると、皮膚に汚れが張りつきやすくなりますね。赤ちゃんの首は汗をかきやすいから、汚れが付着しやすいのです。こうした特徴が、赤ちゃんの首にあせもを作ってしまう原因になっています。

あせもを作らない洗い方

あせもを作らないために、赤ちゃんの首の洗い方を順番に解説します。ホームケアの参考にしてください。ただし、あせもの治療で医師から指導があった場合は、医師の指示を優先的に実行してください。

石鹸やボディーソープはしっかり泡立てる

あせもは、肌の表面の皮脂汚れやほこりを取りのぞくだけで予防効果が高まります。ベビーソープなど、乳児用の洗浄剤なら安心して赤ちゃんの肌に使えます。

低刺激の石鹸やボディソープなら、肌に残しておきたい潤いは残して汗汚れを除去できるので初心者でも活用しやすいようです。

ゴシゴシこすらず、クルクルやさしく洗う

沐浴

あせもを作らないためには、汗を拭くだけでなく、洗い流すことが大切です。拭きとってばかりだと肌表面を傷つけて、逆に肌トラブルを起こしやすい弱い肌になり兼ねないからです。

洗うと言っても、ゴシゴシ洗えば良いわけではありません。ここでもやはり、赤ちゃん特有のデリケートな肌を守りながら汚れを落とすよう心がけましょう。

「肌を守りながら洗う」と聞くと、ちょっと大変そうですが肌をなでるように洗うのがコツです。刺激を与えないように、肌にあたるものはママの手でもスポンジでも角のないタッチでマッサージするようにクルクル回しながら洗うと力が入り過ぎません。

逆に、上下に強くこすったり押して洗うと、汚れはしっかり取れたように見えますが肌表面の必要な潤いやバリア機能まで奪いがちです。

シワは指で広げて奥まで洗い流す

首を洗う時の注意点は、しわを伸ばしながら洗うことです。ただ、肌の上をなぞっただけでは、しわの奥深くの汚れまで届かないと考えてください。

赤ちゃんの首を見ると、肘(ひじ)を曲げた時にできるような深いしわが横に伸びているのがわかりますね。これは、体重に関係なく多くの赤ちゃんの首で見られます。

やさしく拭きとり

洗い流したら、水分はしっかり拭きとります。ここでもゴシゴシ拭きは禁物です。タオルを肌に当てて水分をキャッチしてください。

耳裏や髪の生え際は、タオルをかぶせた人差し指の腹をクルクル回しながら拭きとります。耳の縁は、なぞるように拭きます。綿棒をつかうと汚れも取りやすいようです。耳の奥まで指を入れないで大丈夫です。

赤ちゃんは寝かせると首の後ろが拭きとりにくくなります。首の後ろにタオルをあてて、水分をとってから寝かせてください。もしも汗をかきそうだと感じたり、ちゃんと水気が取れたかわからない時はガーゼを1枚、背中から首にかけて挟んであげましょう。

シワの奥も乾燥させる

赤ちゃんの入浴は、体を冷やして風邪をひきそうになることを防ぐために急いで洋服を着せる必要もありますが、状況によって対応してください。

例えば室内では肌が濡れた状態だと周囲のほこりがつきやすく、あせも対策の観点からすると肌に水分が残ったまま服を着るのはおすすめしません。しっかり乾燥した状態で着せましょう。

特に首は、しわに髪の毛やほこりが入りこんでしまうと、目視ではわかりにくいのが難点です。せっかく綺麗にした肌にまた、ほこりを付着させないように、シワの中も乾燥させてあげましょう。

首のあせも対策

首にあせもを増やさない対策を紹介します。赤ちゃんの場合は授乳だけでも汗をかくので、日頃のケアが大切です。

首まわりを締め付けない

スタイやベビー服は、首回りを締め付けないように気をつけましょう。締め付けた場所は、汗や汚れが溜まってしまいます。汗をかいても蒸発しにくいと、肌が蒸れて刺激に敏感になってしまいます。

髪をまとめる

髪の伸びてきた赤ちゃんの場合は、髪をまとめるか短くしておいたほうが安心です。首回りにに髪があるほど蒸れたり、汗をかきやすくなります。

もしも髪を結べないときは、毛先を動かして内部に空気を入れるようにします。首から頭皮にかけては、すごく汗をかく場所です。同じように帽子をかぶっている時も、たまに帽子を外してこもった熱気を逃します。

授乳後はウエットティッシュで拭く

授乳後や離乳食のあとは、口の周りだけでではなく、あごから首にかけても汚れているかチェックしてください。汗やよだれだけでなく、ミルクや離乳食が首回りにつくとベタベタして落ちにくくなります。

ミルクや離乳食は、乾いたタオルで拭くだけではベトベト感が残ります。ウエットティッシュや濡らしたタオルで、やさしくふきとりましょう。

あごの下付近は、抱っこした時に後頭部に手をあてて、赤ちゃんの顔を上向き加減にするとシワの奥まで拭きとれます。ただ、すぐに終わらせないと赤ちゃんが苦しがって嫌がります。

首付近が汚れた服や肌着は、着替えたほうが安心です。汚れた部分が肌を刺激して、あせもを作るケースもあります。

後ろにガーゼを当てる

ねんねの赤ちゃんは、布団と肌の間にたくさん汗をかいています。首の後ろ側も、仰向けに寝ている時は汗をかきます。

寝ている赤ちゃんを起こして首の汗を拭くのは大変なので、首と布団の間にガーゼを挟みます。ガーゼタオルをひいたり、背中から首にかけて縦ラインでガーゼを挟んでください。

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