生後9ヶ月赤ちゃん。つかまり立ちが得意な赤ちゃん、離乳食を自分で食べたがる赤ちゃんなど個々の得意なことを伸ばす育児を心がけましょう。
2021/01/07
生後9ヶ月赤ちゃんのお世話で困ったこと、気になること、悩みやすい問題をわかりやすく説明します。つかまり立ちが得意な赤ちゃん、離乳食を自分で食べたがる赤ちゃんなど個々の得意なことを伸ばす育児を心がけたいです。
生後9ヶ月の赤ちゃんは得意な運動や、好きな体勢に個人差が目立ちます。つかまり立ちする赤ちゃんが多いなか、全く立とうとしない赤ちゃんもいます。
原因は様々ですが、早くからつかまり立ちをさせようと立たせたり、支えの手を離して無理に立たせようとしていると、赤ちゃんが怖がったり転倒したことに恐怖心を抱いて、一時的に立つ以外の遊びを選ぶことがあります。こんな時は、無理に立たせないように様子を見ましょう。
つかまり立ちや、ハイハイができると目に見えて成長がわかるので嬉しくなります。でも、実際は赤ちゃんの成長過程で「絶対にクリアしなければいけない課題」ではありません。あまり気にせず。得意なことを見つけて褒めてあげましょう。
生後9ヶ月になると、離乳食も1日2回から3回に移行し始めます。赤ちゃんは自分の手でつかんで食べたがります。そのまま離乳食を手で押したりつぶしたり遊び始めることもあります。
大人から見ると「食事で遊んでいる」「食べものを粗末にしている」ように見えます。特に誰かの前で始まってしまうと、行儀が悪いようにも見られそうで不安です。
赤ちゃんにとっては離乳食を自分でつかもうと頑張っていたり、どんな硬さで、どんなふうに食べれば良いのかを模索しているところです。
家庭では赤ちゃんが手でつかみやすい形に調理します。つかみ食べは成長過程の1つです。なにか1つ、赤ちゃんが手に持てる食材があると便利なので、野菜スティックやパンを持たせてみましょう。
離乳食の食器も投げたり落としてしまうことがあります。これも、いたずらというよりは手が滑ったり、上手に持てない生後9ヶ月頃は乳歯が生えているのに、離乳食で食事する回数も増えるので歯の汚れが心配です。ぶくぶくうがいができないので口内に離乳食の食べカスが残っていないか気になります。
赤ちゃんのよだれが多いのは、歯の表面の付着した汚れを洗い流す役割もあるからです。だから、ぶくぶくうがいができない赤ちゃんにとって、よだれはうがいと同じような働きをします。
歯磨きは乳歯用ブラシ以外にも、拭き取りシートなど生えはじめの乳歯に適したアイテムを利用してください。離乳食の最後に、白湯を飲ませて口内を洗い流すことも効果的です。
でも、どんなに気をつけても赤ちゃんの乳歯は永久歯よりも弱いので虫歯になったり、着色してしまうことがあります。乳歯が生えたら、定期的に乳歯チェックを小児歯科に相談してください。
生後9ヶ月頃になると公園や児童館で、同じような月齢の赤ちゃんと過ごすことも始まります。地域によっては育児サークルなど、ママと赤ちゃんが集まる機会が設けられています。
同じような月齢の赤ちゃんが集まっても、赤ちゃんは1人で遊んだり、ママに抱っこしてほしがることがあります。恥ずかしくて遠くから様子を見ていることもあります。
この月齢では協調性をもって周囲の赤ちゃんと遊ぶというよりは、自分の遊んでいる空間に他の赤ちゃんもいて、一緒に遊ぶ時間を共有しているような感覚です。
同じおもちゃで遊ばなくても、赤ちゃんにとってお友達のいる空間や一緒に行動する時間は、1人遊びとはちょっと違います。無理に同じ遊びをさせたり、隣に座らせなくても大丈夫です。
生後9ヶ月頃の赤ちゃんは、おむつが汚れたり違和感があると、おしりに手が届くので確認したくなります。
赤ちゃんにとっては、まだ何でもおもちゃなので、好奇心で触ってしまい手指を汚すこともあります。わざとではありません。
ママが気をつけたいことは、おむつが汚れたら早く取りかえること、赤ちゃんが自分の爪で引っ掻かないように爪を短く切りそろえることです。
また、しばらくサイズ確認をしていない時は窮屈になっていないか確かめます。お腹回りや足のつけ根のゴム部分にゴム跡が深く残っていたら、赤ちゃんは窮屈でオムツを触っている可能性があります。