生後7ヶ月。つかまり立ちや、ずりばい、ハイハイに挑戦する時期を周囲と比べてしまいがちです。
2021/01/07
生後7ヶ月赤ちゃんのお世話で困ったこと、気になること、悩みやすい問題をわかりやすく説明します。生後7ヶ月は離乳食の進め具合に悩みます。うまくいかずに離乳食を再スタートすることも。つかまり立ちや、ずりばい、ハイハイに挑戦する時期を周囲と比べてしまいがちです。
生後7ヶ月頃は、お座りをしたり動きも盛んになったのに、まだまだふっくらしています。もしかして肥満体質なのかと、母乳やミルクを薄めたり、離乳食を低カロリーに抑えないようにしてくださいね。
生後7ヶ月は離乳食が進むけれど、まだ母乳やミルクから栄養を摂取している時期です。授乳量が少し減っても、離乳食が順調だとトータルの摂取量が一時的に増加します。
でも、生後7ヶ月だとまだ立つと言っても、その場で立ったり座ったりする程度だと運動量は食事量に比べてわずかに増加するだけです。だから、この時期は少しふっくらして見えるようです。
生後7ヶ月から1歳までは足を使った動きがさらに強くなります。だから数ヶ月で体型が変わるので、体重は気にせず、栄養ある離乳食を作りましょう。
うつぶせになった赤ちゃんは、ハイハイしようと手足を動かします。ずりばいは、うつぶせになって手足の力がある程度ついたら挑戦します。
ずりばいは必ずしも、生後7ヶ月でマスターする必要はありません。ずりばいを好まなくても、その後の運動能力の成長に影を落とすこともありません。
手足の力加減をバランスよく扱うのは大変です。腕だけで体を前に押し出すことができずに足の力だけが入りがちです。この時に腕を前に進めると前進できますが、足を一生懸命動かしても手のひらで床を押さえていると後退します。これは失敗ではありません。
生後7ヶ月でずりばいをしない赤ちゃんも、立つことはバランス良く上手にできたり、他に得意なことがあったりします。ずりばい期間が短いのに、ハイハイは得意な赤ちゃんもいます。
ずりばいができなくても、おもちゃをつかんだり手指の動きができていれば大丈夫です。足もバタバタ動かして遊ぶことができていれば、特に動かすことができないわけではないので、ゆったりした気持ちで応援してください。
生後7ヶ月になると、赤ちゃんは自分でおもちゃをつかむことが上手になります。でも、つかんでいると思ったら急に投げたり落としたりし始めます。拾って欲しがるので、おもちゃを拾って渡すと、また投げたり下に落とします。
大人から見たら「おもちゃを大事にしないで、わざと落としている」と思うかもしれません。でも、おもちゃを大切にしていないわけではありません。
赤ちゃんはつかむ動作と同じように、物を手放したり投げる動作を覚えるのです。「落としたらどんな音がするのか」「物を投げたらどうなるのか」赤ちゃんはそんな素朴なことも自分で確かめます。
時にはパパやママを見ながら落とすこともあります。これは気がついてほしいことと、また拾って渡してもらうことで一緒に遊んでいる気分になっています。だからパパやママを困らせたいわけではありません。
床に落としても割れるものや、衝撃に弱いものは持たせないようにしましょう。
離乳食を始めた赤ちゃんは、歯が生えてくると考えてしまいますが、実際は離乳食初期に歯が生えている赤ちゃんもいれば、歯が生えてこないものの器用に歯茎で押しつぶすように食べている赤ちゃんもいます。
1歳までは「乳歯の生えるタイミングは人それぞれ」と考えてください。1歳以降で全く乳歯が生え始めていない場合は、萌出遅延(ほうしゅつちえん)という症状の可能性があります。心配な時は、歯科で判断してもらいます。
赤ちゃんの歯茎をよく見てください。歯茎がうっすら白く見える部分は乳歯です。赤ちゃんが物を噛んだり、よだれが増えるのも乳歯が生える兆候です。
乳歯のはえる順番も、下の前歯から生えることが多いのですが、赤ちゃんによって多少違うので育児本通りの順番じゃなくても大丈夫です。
縦抱っこをすると、ママの足につま先を乗せて、足を突っぱねたりピョンピョン跳ねようとします。これは足の筋肉が発達してきた証拠なので、赤ちゃんの両脇を持って支えてあげてください。
でも、まだ1人で立ったり歩けるまではいきません。何かにつかまらないと足に負担をかけたり、バランスを崩して転倒する恐れがあるので手を離さないでください。
逆に生後7ヶ月頃では足を突っぱねてピョンピョンさせないこともあります。だからといって、足の筋肉が発達していないことにはなりません。
赤ちゃんによって好きな動き、得意な動きが違います。足を動かさないからといって、立ったり歩いたりしないわけではありません。特に体のやわらかい赤ちゃんは、足を突っぱねることをしないケースもあります。