へその緒はママと繋がっていた思い出の1つとして大切に保管します。へその緒の保管の注意点とおすすめの保管容器を紹介します。
2021/01/07
へその緒はママと繋がっていた思い出の1つとして大切に保管します。へその緒の保管の注意点とおすすめの保管容器を紹介します。赤ちゃんが出生した時、ママの胎盤と繋がっている臍帯(さいたい)を切ります。これで赤ちゃんは自分で栄養を摂っていくことになるので、最初の自立でもあります。
へその緒は赤ちゃんのへそから離れる時、干し葡萄のような小さな粒になっています。もともとは長くて、お腹の中では臍帯として胎盤から酸素や栄養素を運んでくれていました。
でも、出生することで胎盤も排泄されて、臍帯も酸素や栄養を運ぶ必要がなくなります。出生時には臍帯の真ん中付近を安全に切ります。これで臍帯は役割を終えます。
この時、赤ちゃん側になった臍帯はひとまとめにされて、赤ちゃんのおへその上にガーゼ等でまとめられます。これが赤ちゃんに残るへその緒です。
ちなみに画像は生後6ヶ月頃の赤ちゃんのおへそです。へその緒が取れた後は、時間がたてば跡も残らず綺麗になるので安心してください。
産後は沐浴時もそっと湯をかけるだけで、へその緒部分を強くこすらないようにします。沐浴後は優しくタオルやガーゼを乗せて水気を拭き取ります。
その後、綿棒に消毒液を付けて優しくなぞるように消毒してください。最初は出血や汚れが取れます。でも、こするように汚れをとったり、綿棒で押さないようにしてください。汚れは沐浴時に自然と落ちていきます。
へその緒はだんだん黒っぽくなって乾燥して、ある時ポロっと落ちます。これを日本では、大切な思い出として残す風習があります。大事な思い出として、綺麗に保管しておきたいものです。
へその緒がとれる時期は、赤ちゃんによって差があります。だいたい産後1週間~1ヶ月でとれることが多いようです。
へその緒を保管する時は、よく乾燥させてからにします。沐浴時の水分や消毒液が残っているとカビが生えたり、変色してしまいます。
へその緒が取れたら、風通しの良い場所でガーゼの上に置いて乾燥させてください。だいたい2~3日してから保管用のケースに入れて下さい。
へその緒の保管箱は、赤ちゃんが無事に出産してからで充分間に合います。赤ちゃんの名前や誕生日を記入することもあるし、性別によってデザインの選び方も変わるかもしれません。産後にゆっくり選んでも大丈夫です。
インターネットでもへその緒の保管箱はたくさん選ぶことができます。注文してから来るまでの間に、へその緒を充分に乾燥させておきましょう。
女の子におすすめの「へそのおちゃん」は、マトリョーシカのようにコロンとまるい人形の形をしています。
へその緒の保管と聞くと、引き出しの中で大切にとっておくイメージがありますが、「へそのおちゃん」はインテリアとして見える場所に飾っておいても大丈夫なくらい可愛いデザインが魅力です。
この「へそのおちゃん」は国産の奥飛騨ナラ材をつかって、職人さんが1つ1つ手作りしています。安心して保管できるようにガーゼや乾燥剤も付属品としてついてきます。
赤ちゃんの頃の思い出は、大きくなった時にひとまとめになっていると便利です。「おいたちの小箱」は母子手帳・乳歯・へその緒をしっかり保管しておきたい赤ちゃんにおすすめです。広島の工場で職人さんが手作りしている国産の桐箱です。
おいたちの小箱のフタを開けると、先ずは円を描くように乳歯を入れる小さな穴が20個あります。ここが歯並びの通りに、抜けた乳歯を1本ずつ保管できる穴です。透明カバーをかぶせると、乳歯が抜けた日を記入できます。
そして中央が、へその緒を保管する場所です。よく乾燥させてから入れましょう。四隅には乳歯入れよりも大きめの穴があります。ここには、初めて切った爪やベビーリングなど、各家庭で思い出の品を自由に入れることができます。
さらに一段下には母子手帳や、赤ちゃんの髪で作る毛筆を入れることができます。母子手帳が入る大きさなので、記念の写真なども入って便利です。
マタニティ用品で有名な犬印本舗の「臍帯箱」は、シンプルな桐の木箱です。あまり仰々しく保管はしたくないけれど、へその緒は大切にしておきたい家庭におすすめです。
とてもコンパクトで角型は縦7.8cm・横5.2cmです。長型は縦9.1cm・横3.9cmです。海外ではへその緒を保管する風習があまりないので、海外出産される家庭ではコンパクトな臍帯箱を持参すると安心です。