出産後は慌ただしいので、お金のことが適当になったり目安が解らなくなることがあるので参考にしてください。
2021/01/07
生後1ヶ月で必要になりやすい育児費用を、目的別に分けて説明します。出産後は慌ただしいので、お金のことが適当になったり目安が解らなくなることがあるので参考にしてください。
粉ミルク1缶およそ2500円として最初の1ヶ月で2500~4000円と考えておきましょう。
完全母乳の赤ちゃんで、哺乳瓶も使用しない場合はあまり必要のない経費です。でも粉ミルクをメイン、または母乳と粉ミルクの混合で育てる予定の家庭ではバカにならないのがミルクにまつわる費用です。
生後1ヶ月の新生児は、授乳回数が多いわりには体力もすくなく、1度に消化できる量が限られているので授乳量は少量ずつです。生後1日目なら時間がかかっても1回10ml程度です。
粉ミルクの授乳を1回するにあたって必要なことは、哺乳瓶の用意、粉ミルク、調乳用の湯、哺乳瓶の洗浄と消毒です。毎回の授乳量が少量でも、これは毎回してあげたい項目です。
新生児の粉ミルクの1回の使用量は生後1~2日目が10ml、10mlずつ毎回たしていって1週間後には1回60ml調乳してあげるようになります。ただしこれは目安です。最初は出生時の体調や体重で個人差が目立ちます。
この計算だと生後数日は1日と2日目の総授乳量が8回授乳で80mlです。3日目は20mlを7~8回と考えて140~160ml。4日目は30mlを7~8回と考えて210~240ml、5日目は40mlを7~8回と考えて280~320ml。6日目で50mlを7~8回と考えて350~400ml。単純に1週間で1140ml~1280ml。
粉ミルクの缶の量はメーカーや種類によって誤差がありますが、800gとします。備え付けのスプーンすり切り1杯で20mlの調乳ができるとして、最初の1週間で57~64杯です。
粉ミルクの専用スプーンはすりきり2.7gほど。1缶800gで専用スプーンすりきり296回と考えると、1週間ではまだまだ粉ミルクは残っているはずです。
この調子だと生後1ヶ月は粉ミルク1缶か、最後のほうで2缶目を買い足す程度でしょう。
でも、赤ちゃんはきまぐれです。予定通りつくった量では足りないこともあれば、全く飲まずに眠り始めることもあるのです。そう考えると、新生児1ヶ月で、粉ミルクの缶が1缶で終わるとは考えにくいです。
粉ミルク1缶およそ2500円とすれば最初の1ヶ月で2500~4000円あたりになるはずです。
その他、哺乳瓶を3本買ったとします。哺乳瓶もメーカーやブランドで価格に差がありますが、ここでは1本700円と考えて2100円かかります。
調乳ポットを準備するときは、購入かレンタルか、通常のポットの調乳温度設定を利用します、授乳用の調乳ポットならだいたい4000~5000円です。ここでは多めに見積もって5000円とします。
哺乳瓶の洗浄にはブラシと洗剤が必要です。これらは育児用品売り場でも薬局やネットスーパーでも安価に手に入ります。専用品2つで1000~1500円程度です。
洗浄と消毒がセットになったタイプでも3000円あれば準備できます。
簡単な電子レンジ消毒が2000~3000円で販売されています。
生後1ヶ月以内の新生児期にこれだけ揃えたとして、およそ12000~15000円あればじゅうぶんです。その中でさらに安価に手に入れたり、徐々に準備したり、母乳と混合にすると10000円以内で準備完了する場合もあります。
1ヶ月で4パック必要、おおよそ1パック1000円として生後1ヶ月で4000円。
新生児期のおむつは、新生児用といってごくごくわずかな期間しか使用しない小さなサイズです。最近では新生児用よりもさらに小さな生後間もない赤ちゃんや、ほっそり赤ちゃん向けのサイズも販売されています。
新生児用のおむつはメーカーによりますが1パックで80枚前後として計算してみましょう。
新生児が授乳のたびにおむつを交換したとして8回、それ以外でも下痢っぽい便を少しだしたりと意外とオムツ交換の回数は頻繁です。ママの交換間隔など個人差があり1日10~20枚と考えてください。
頻繁におむつ交換があれば1パックは1週間で終わります。だから1ヶ月で4パック必要だと考えてください。おおよそ1パック1000円として生後1ヶ月で4000円です。
最初から大量パックを購入したり、産院から使っていたおむつを持ち帰ると4パックも購入しないケースもあります。
新生児期から、おむつ代を節約しすぎて交換回数を減らすと、おむつかぶれや雑菌の侵入など肌トラブルにもなり兼ねません。汚れたら交換することを心がけてください。
赤ちゃん用の布団を購入する場合、ブランドにこだわれば費用は限りないです。気にしなければセットで1万円程度で購入できます。
上のお子さんのベビー布団を使う場合は必要ありません。親戚からプレゼントしてもらうケースもあります。
新生児期はまだ産まれたばかりですが、必要最低限でも意外と出費のかかる可能性があります。他にも、ベビーカーや抱っこひも、季節によっては加湿器や赤ちゃんにも優しい暖房を準備することもあります。
これから必要になることが予想されるのは生後1ヶ月頃のお宮参り、お祝いを贈ってくれた相手へのお返しです。
出産祝いをいただくこともありますが、それだけで賄いきれるかわからないのが現状です。かならずすぐに必要なものと、よく考えて購入したいものにわけて考えてみると無駄がありません。