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中学受験てどんなもの?

中学受験は必要?義務教育なのに教育観や授業方針にこだわりのある私立中学を受験、大学への進学実績が伸びている公立の中高一貫校を受検する子どもなど中学校への進学方法は様々です。

赤ちゃんの足

2021/01/05

中学受験とは

中学受験とは、中学校に入るための選考試験や面接を受けることです。人気校は倍率も高く、受験日の異なる学校を複数受験するケースも多いです。首都圏など受験校が集中している地域では塾も多く、中学受験が加熱している印象です。

中学受験の特徴

学力試験に比重

受験

中学受験では、幼稚園受験や小学校受験と比較しても学力試験の結果に大きなウェイトを置いていることが特徴です。日常の礼儀作法やマナーに関しては、面接での態度や話し方で判断されやすく、学力試験は主要教科の問題が並びます。学校によってはスポーツを取り入れる試験もあるようです。

そのため塾の定期テストや模試でわかる主要教科の偏差値が、受験校選びの大きな判断材料になります。そう考えると、親はサポート側に回るイメージが強いです。ただサポートと言っても子どもの心身のケアや、生活リズムなど体調管理、学校と受験勉強の両立など親が負担する領域はかなり幅広いものです。

試験は2科または4科

学力試験は国語と算数の2教科、または2教科に社会と理科を加えた4教科があります。学校によって教科数は異なりますが、最近では4教科入試が増えている傾向があります。もちろん依然として2教科入試の学校もあります。

偏差値の高い有名校では4教科にとらわれずに考える必要のある、大人でも難問だと思うような思考力を使った問題も出題され話題にあがることもあります。

子どもが挑む面接

中学受験では志望校の関係者が試験官になって、受験生と面接をします。ここでは志望理由だけではなく、自分の長所と短所、得意科目や苦手科目を聞かれることもあります。家庭でのお手伝い、どんなときに叱られるのかなど家庭での過ごしかたを聞かれるケースもあります。

学力試験は答えが決まっているぶん、最良の回答が決まっていない面接が難しいと感じる子どももいるでしょう。

学校の特徴も多種多様

中学受験では中学校それぞれの学校生活や教育方針、制服や男女別学など様々な特徴があります。どんな特徴を優先的に見るかは、各家庭によって異なります。思春期を過ごすにあたって男女別学を意識した学校選び、家庭から通う経路や登校時間を考慮したり、独特の教育方法が魅力的な学校もあります。

私立校は、特待生制度や奨学金制度など特殊な制度を取り入れている学校もあります。美術や音楽に、通常以上のカリキュラムを組んでいる学校もあるので得意分野を将来に生かしたい子どもに人気があります。

小学校高学年になるとスポーツで実績をあげている学校や、やりたい部活のある学校に行きたがることもあります。女の子は制服のデザインも気になります。受験校に選びは親の意見だけでは決まらないほど、子どもにとっても魅力的な面が多いようです。

受験と受検

お受験と呼ばれる私立中学や国立中学校への入学試験とは別に、公立の中高一貫校も入学するための適性検査を行っています。これは「受験」ではなく「受検」と呼ぶそうです。公立なので学費は高額にならないけれど難関大学への入学も目指すことができるので、倍率は有名中学に劣らず人気が出ています。

公立一貫校の受検は、私立校とは少し異なるので専用コースを設けている塾もあります。これからも一貫校は増えると予想され、ますます中学校選びは多様性に富むでしょう。

中学受験は親子二人三脚

中学受験本番は学力試験や面接で、子ども本人の努力が試されるときです。でも、そこに行きつくまでの受験準備では通塾にかかる費用や送迎、学校説明会や行事の見学など親が手助けすることが非常に多いのも受験の特徴です。親子二人三脚で受験にむけて取り組むことは、合否に関わらず貴重な経験になりそうです。

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