人見知り(ひとみしり)

人見知りとは、赤ちゃんが自分の認識している以外の人に対して極度の注意を払う行為です。相手に対する嫌悪感とゆうよりは、自分があまり知らない人に対して構えてしまい、ついつい母親や身近な人に頼ってしまう行為です。赤ちゃんにとって人見知りは身近な人を認識できるようになった証拠なので、多くの赤ちゃんが経験しています。

また、人見知りを全くしないで誰にでも笑顔で接する赤ちゃんもいますが、人見知りを極端にするからと言って愛想が悪いとは言えません。成長過程に入っていると認識してあげましょう。

6ヶ月までの赤ちゃんの人見知り

6ヶ月頃には、自分のお世話をしてくれる親と、初めて会う人の区別がついています。慣れ親しんだ親、特に授乳してくれる母親を覚えることで、記憶力が培われます。特にこの時期は、まだ抱っこやねんねが主なので、抱っこされただけで大泣きする事も。

親としては、我が子から特別に思って貰えてうれしい限りですね。でも、可愛がろうと抱っこをしてくれたのに泣かれては、気まずい時もありますね。「やっと親の顔を区別するようになって」等とフォローしておきたいところです。

特に子育てから少し離れた生活を送る人は、愛想のない赤ちゃんだと感じるかもしれません。しかし、親と他人を早くから区別できることは素晴らしい成長をしている証拠です。決していけないことではないので、我が子の成長を褒めてあげたいですね。そのような考えが思いつかずに「愛想が悪い」と言われることもあるかもしれませんが、親が温かい気持ちでフォローしてあげましょう。

8ヶ月頃の赤ちゃんの人見知り

赤ちゃんの人見知りは「8ヶ月不安」とも言います。後追いが激しくなるのも、人見知りと連動することがよくあります。それだけに、8ヶ月頃の赤ちゃんの人見知りはよくある成長過程といえます。

人見知りは、単に知らない人や怖そうな人がいるからとゆう単純な理由だけではありません。見る力・区別する力・記憶力・とっさの判断力がなければ、人見知り行為に至らないでしょう。判断基準となる顔や声を識別できるのは、新生児の時には持ち合わせていないのです。

また、この頃からはいはいをしたり、自分で好きな人の元へ向かうようになります。見知らぬ人や、慣れない環境におかれると、盛んに馴れ親しんだ人間を探します。これは、自分で選んだ愛着ある人(もの)に対する愛着行動のひとつです。

馴れない人から逃げても、必ずしもその人が嫌いなわけではありません。それ以上に愛着ある人がいるから、そちらに行きたいとゆうだけです。次第に相手に馴れてくる場合もあるので気長に相手をしていれば、相手に対する態度も変わってきます。

幼児の人見知り

1歳を過ぎて歩くようになると、行動範囲も広がりますね。ここでもまた、沢山の出会いに比例して人見知りの激しくなる子供がいます。

これは、視野が広くなった分、自分のホームベースを作りたがる傾向にあります。子供といえども世界が広がることには不安を覚えるのかもしれません。そんな時、必ず手を広げて自分を迎え入れてくれる人を作るのでしょう。

人見知りをすることで、自分のホームベースとなる人を確認していくのです。例え人見知りが激しくても、安心感を与えて視野を広げるお手伝いをしたいものです。

もしもホームベースが母親になっているなら、母親の膝の上からスタートさせてみましょう。抱っこされている安心かんから、緊張感もほぐれるかもしれません。

そして、この頃になると、親の表情や言葉で緊張感を感じ取る子供もいます。親が苦手意識を持っている相手には、子供も少なからず猜疑心を持つかもしれません。

本当に苦手意識があったとしても、付き合わなくてはいけない相手もいます。ここは親の方から挨拶してみたり、子供に余計な猜疑心を持たせないよう注意しましょう。赤ちゃんは言葉が分からない分は親の態度や表情で感じ取ります。

また、子供時代に人見知りだからと言って、いつまでも続くわけではありません。大人になったら、いつの間にか社交的になっている事もよく見受けられます。今から無理に背伸びさせて大人のように愛想よくする必要はありません。

人見知りしても叱らずに存分に甘えさせて、困った時の帰る場所になってあげましょう。周りの大人も、人見知りをされたからと言って一歩引くのではなく協力して貰えると助かります。徐々に話しかけたりほほ笑むことで、焦らず相手に対するバリアを除いていきたいものです。

人見知りと愛着行動のバランス

人見知りは愛着行動の現れですが、双方のバランスで人見知りの度合いも変わります。そもそも特定の人物に対する愛着が強いから、他との区別を態度で示します。ですから人見知りが激しい時は、愛着行動が進歩していると考えたいですね。

逆に愛着行動も人見知りもないと、自閉症などの心配も出てくるかもしれません。もともと穏やかで他に興味を持っていたり、人ごみに馴れている子供もいます。性格や環境にもよるので、個人で判断せずに医師に相談することをお勧めします。

人見知り泣き

よく人見知りをして泣く時に、使われる言葉です。人見知り泣きばかりだと、親が周囲に気を遣って疲れてしまいますね。でも、人見知り泣きも悪いことばかりではありません。

泣くことはストレス発散でもあり、涙にはストレスを下げるホルモンが入っているのです。生理的欲求以外の理由のある涙は新生児期には見られなかった泣き方ですね。泣き声を聞かされる側はちょっと滅入ってしまいますが、これも成長の証です。

人見知り泣きしてしまった相手のどこが不安だったかを聞きたい時は甘えさせてあげましょう。必ず同調して味方になってあげて、安心感を与えてあげると相手への抵抗も減るかもしれません。

意外と人見知り泣きが激しかった事も、大人になれば可愛かったエピソードになったりします。人見知り泣きも子供時代にしか見られない行動なので、そっと見守ってあげましょう。

人見知り泣きに対して親がおおらかな気持ちで支えてあげると、こどもは安心感を覚えます。先ずは人見知りで抱いた恐怖心や心配な面をやわらげてあげましょう。

親の人見知り

母親も人見知りになることがあります。特に育児で疲れている時は、新しいお付き合いに消極的になるものです。無理せず、休みながら人付き合いを再開しましょう。