サーモンパッチ

サーモンパッチとは、血管の発育異常や毛細血管の拡張による淡い紅いあざ。いきんだり泣いたり、寒い時に濃い色に見える事があります。あざの色がサーモンに似ている為に、サーモンパッチと名付けられました。

サーモンパッチの症状

サーモンパッチは新生児の約30%に見られる症状です。生まれた時からか、生後間もなく現れます。サーモンパッチは自然消滅する可能性のある症状です。別名は正中部母班(せいちゅうぶぼはん)と呼ばれています。

サーモンパッチの症状は目のまぶた周囲、額の中央、上唇と鼻の間に現れます。皮膚のくぼみや腫れはなく、境界線のはっきりしない淡い紅色をしています。外見上は色が変化しているだけなので、どこかにぶつけた際のあざの様です。

痛みや痒みはありませんが、いきんだり泣いたり寒冷地では色に変化があります。

サーモンパッチの原因

サーモンパッチは、血管拡張性の血管の形成異常が原因です。皮膚の毛細血管が拡張する為に、肌色に異なる色が浮き出ます。外的な理由ではなく体内の血管が原因ですが染色体優先遺伝の可能性もあります。

血管に分布している神経機能の未発達も指摘されています。神経機能の未発達は成長に合わせて改善されていきます。

サーモンパッチの治療

サーモンパッチはレーザー治療が可能です。レーザー治療は完全に色調を消す事が出来ない場合もあります。痛みや目への入光を防ぐ抑制も必要な為、医師の診断を仰ぎましょう。

しかし一般的には、成長で皮膚が伸びると消えていくパターンがほとんど。生後間もなく現れたサーモンパッチも、1歳半までの消去率は80%。3歳で90%、9歳で90%もの自然消去率があります。

生後間もなく現れても暫く様子をみて自然消滅を待つ治療パターンがあります。それでも気になる箇所ならレーザー治療を考慮した治療にかかります。

赤ちゃんの場合は本人よりも周囲の大人が気になって治療を急かしがち。自然消滅が最も本人の負担にならないので、主治医とよく相談しましょう。