認可保育園

認可保育園とは国が定めた児童福祉法にもとづいて作られた、広さや防災面、子どもの人数に対する保育士の人数など、一定の基準をクリアして都道府県知事に認められた保育所のことを指します。預けられる子どもにも各保育所で年齢基準や人数が異なります。

認可保育園は細かくは市区町村が運営する公立保育園、公立保育園より保育内容が個性的な私立保育園に分かれます。

認可保育園に預ける対象

認可保育園では、親が仕事で子どもの養育ができないうえ身近に代わる養育者がいない子ども、病気や出産で保育ができない時に親に代わって子どもを保育してくれます。

しかし基準が設けられていて誰でも入園できるわけではありません。以下は、入所基準として定められている項目のいくつかの省略です。詳しくは各都道府県の市町村で確認してください。

・家庭外で親が1日4時間以上、週4日または月15日以上常勤。
・家庭内においても自営業など、家事以外の就労についている。
・母親が妊娠出産で入院したり、保育できない状況。
・長期の疫病や精神または体に障害を有する家族の常時介護。
・親が長期疫病や精神または体に障害を保有し、保育が困難。
・災害や地震などで家屋の復旧をしている間。

他にも祖父母が同居の場合は、年齢によっては代わりに保育のできる人がいるとみなされることもあります。家庭の状況や、祖父母が保育のできない理由を申告する場合もあります。

申し込みが多数で定員を超える場合は、様々な家庭の理由を考慮して、保育を必要とする要因の多い順に受け入れていきます。優先度が高いのはひとり親で生活保護世帯、次に家庭外勤務者です。もしも、その時入所できなくても空き待ちができることがあるので、よく相談しましょう。

認可保育園に預ける対象年齢

認可保育園に預けることができる子どもは、基本的に小学校就学前の乳幼児が対象です。0歳児も対象ですが定員の2割以上を3歳児未満、3割以上を2歳児未満とする詳細もあります。

認可保育園の保育時間

認可保育園の保育時間は1日に8時間が限度です。開所時間は1日11時間と指定されています。その為、急な用事でお迎え時間が遅れたり、お迎えに行けなくなった時も融通は利きません。

認可保育園の保育士

認可保育園の保育士は国の定めた一定人数に合わせて保育に就いています。例えば0歳児には3人につき1人の保育士が最低限必要とされています。しかし、これは以前作られた基準の為、実際は基準通りの人数では保育が大変だという意見も出ています。このような時には各自治体が加配(かはい)して、調節しています。

公立の保育園は自治体が運営しているので、そこで働く保育士さんは公務員扱いとなります。

認可保育園と認可外保育園の違い

認可保育園は親の所得や子どもの年齢によって保育費が決まります。認可外の保育園と比べると低額でお願いできるので、特に公立保育園は競争率が高く、都市部や共働きの多い地域では保育できない理由が明確でないと入所できないところもあります。

対して認可外保育園は無認可保育園とも呼ばれていて、国の定めた一定基準に合わせず運営しています。大きく違うのは保育時間で、認可保育所は決まった定時までしか保育園が開いていないのに対して、認可外保育園は融通を利かせてくれることがあります。

その為、認可保育園に入れなくても認可外保育園を利用することで就労を続けることができる親もいます。しかし保育費は、それぞれの保育園が定める為、認可保育園よりも割高な部分もあるので確認が必要です。

保育園と幼稚園の違い

保育園(保育所)と幼稚園の違いは、定められる法令から違ってきます。幼稚園は文部科学省が管轄で学校教育法に基づいています。たいして保育園は厚生労働省が管轄で児童福祉法に基づいています。

携わる側も、幼稚園は幼稚園教諭免許状が必要です。保育園は保育士資格証明書が必要です。ただ、子どもにとって分かりやすく違うのは、幼稚園は春休みや夏休みがあるのに対して、保育園は長期休暇は定められていない点です。どちらも子どもを教育するには良い点があり、子ども自身も子ども社会で生活することに変わりはありません。

親にとって違いがはっきりしているところは、保育時間と保育料です。認可外保育園では深夜まで保育してくれるところもありますが、最近は幼稚園でも保育時間後や前に延長保育を実施する園があります。ニーズに合わせて選びましょう。