おむつかぶれ

おむつかぶれとは、赤ちゃんがおむつをあてている肌が蒸れたり、排せつ物で刺激を受けて赤くなることです。悪化すると排泄の度に痛みを感じるので、毎日のケアと早期治療が求められます。おむつかぶれは、おむつをしている時だけの症状です。

おむつかぶれの症状

おむつをあてている部分の皮膚が蒸れてふやけることから始まります。ふやけた肌は敏感になっている為、おむつや排泄物に刺激されて悪化する傾向にあります。おむつがあたる部分が赤くなり、やがて炎症を起こして赤い丘疹(ぶつぶつ)ができて、触ると嫌がるようになります。

まだこの程度なら、家庭でのこまめなケアで症状は改善されます。おむつ替えや着替えの時の早期発見と処置を心がけてあげましょう。

酷くなると赤みが更に増して、皮膚がただれたようになります。丘疹も悪化して、じくじくした水泡が現れます。ここまでくると、おむつや排泄物は勿論ですが、赤ちゃんが動いて肌と肌がこすれただけで痛がるようになります。

おしっこやうんちの度に終始不機嫌に泣くので、改善されなければ早めに受診することをお勧めします。おむつかぶれは肌の状態で判断されるので、上記の症状に当てはまる内容があれば、おむつかぶれを疑ってみましょう。

おむつかぶれの原因

おむつかぶれのピークは7~9ヶ月と言われています。これは離乳食が始まって、尿や便が変化することも原因のひとつですね。また、まだ立てずにお座りして遊ぶ事が多い時期なので、必然的におむつかぶれの発症しやすい状況にいるからだと考えられます。

おむつかぶれが発生せるメカニズムははっきりと解明されていませんが、生まれつき肌が弱かったりアレルギー体質だと肌も刺激を受けやすいようです。この場合は、個々に適した対策で回避していきたいものです。

また、便に含まれるトリプシンとリパーゼという酵素とアルカリ性のバランスが崩れたり、尿のアンモニアが多くて肌への刺激が強くなるのも、おむつかぶれに繋がります。

特にアルカリ性の刺激が強い場合は、粉ミルクを主体として摂取している赤ちゃんに多いようです。逆に母乳を主に摂取している赤ちゃんは、離乳食開始まで発症しにくいようです。

症状が軽いうちに肌を清潔にする為に、おしりを頻繁に拭くと逆に刺激を与えて、おむつかぶれを悪化させる原因になることもあるので注意したいものです。

考えられる原因は様々ですが、共通される根底は、おむつにあたる皮膚の部分の清潔と刺激の有無です。赤ちゃん自身が理解できない原因部分を見つけてあげれば、おむつかぶれの悪化を阻止できます。

おむつかぶれの予防

おむつにあたる皮膚部分は清潔で乾燥している状態で、刺激となる排泄物が長く停滞しないように気をつけたいですね。これが最も基本の予防対策ではないでしょうか。

頻繁なおむつ替えは、お世話をする側には大変ですが、皮膚の清潔を保てるうえに、結果的にはいずれ挑戦するであろうトイレトレーニングにも優位に影響するので積極的に取り組んでいきます。

紙おむつも頻繁に変えると金銭的にもったいないから1回くらいでは交換しないとゆう声も耳にしますが、大人が汚れた下着を身につけるのを嫌がるように、赤ちゃんも汚れたおむつは嬉しいものでは無いと理解してあげましょう。

また、紙おむつについている汚れを知らせるサインやマークを頼りにしていませんか?このサインは排泄物の場所によって出にくい時もあります。例えば、紙おむつの中心が汚れたら直ぐにサインが知らせてくれますが、隅の方が汚れていたらサインが同じように出ない場合もあるので注意してみましょう。

直接肌を拭き取る時は、柔らかい素材のガーゼや濡れティッシュを選ぶと、肌への刺激が軽減されます。自宅にいる時は、最後はお風呂でぬるめのシャワーを優しく当ててあげれば、赤ちゃんも喜ぶでしょう。

もしも外出時等でシャワーを使えない状況時でも、旅行用の携帯できるスプレーボトルにぬるま湯を入れておけば、簡易的にシャワー代わりとして使えるのでお勧めです。この時も、スプレーを当てて濡れたおしりは優しく拭きとってあげます。

時間に余裕がある時は、新しいおむつをつける前に暫く空気に触れさせてあげると自然に肌が乾燥します。あまり裸でいさせて風邪をひいてしまったら元も子もないですが、おむつと肌の間にも適度な空気の入れ替えはおむつかぶれの予防には大切なので、時間に余裕がある時は試してみてはいかがでしょうか。

おむつかぶれの治療

軽い丘疹なら、おむつ交換時に白色ワセリンを塗るだけで、ほとんどの場合は肌の清潔を心がければ問題なく治ります。基本的には薬に頼る前の、肌へのこまめなケアで治すことが最善の治療法ですね。

強いびらんや悪化した場合はステロイドを含む処方もありますが、ステロイド軟膏の長期使用はカンジダ性皮膚炎の悪化に繋がるので、7日間を限度とする指示が出ます。強い作用の薬はリスクもあるので、医師の指示通りに使用すると安心ですね。

おむつかぶれは特にカンジダ性皮膚炎と似た症状ですが、使用する薬は真逆です。間違えた判断でおむつかぶれだと思い、手持ちの薬を使ったら、実際はカンジダ皮膚炎で悪化してしまったという例もあるそうです。判断に迷う時は1度受診することをお勧めします。