寒い季節に生まれた赤ちゃんは、室内と外との気温差が心配です。自分で体温調節できないのでカーディガンやベストなどが重宝します。
2020/12/21
11月から2月頃に生まれた新生児のベビー服の揃えかた、無駄のない買い物のコツをわかりやすく説明します。寒い季節に生まれた赤ちゃんは、室内と外との気温差が心配です。自分で体温調節できないのでカーディガンやベストなどが重宝します。
短肌着は肌着の中でも、もっともベースとなる肌着です。だから季節を問わずに使用できます。半袖くらいの袖で、丈はお腹までです。
新生児や低月齢の赤ちゃんには、肌を刺激せず、ねんねのまま着ることのできる前開きタイプが便利です。
新生児の短肌着の必要枚数は3~6枚です。短肌着は汗とりの役割があるので、少し多めに用意しておいても大丈夫です。
冬だからもう少し枚数が減っても大丈夫だと思う人もいます。でも、暖房で熱くなったり、授乳だけでも新生児は汗をかきます。そうなったら1番下で肌にふれて汗を吸収している短肌着を交換します。だから汗をかいたら先ず交換が必要なアイテムなのです。
長肌着は、おしりもすっぽり包んでしまうワンピースのような長さです。短肌着が長くなったタイプだと考えてください。
冬生まれの赤ちゃんは最初の1ヶ月を室内で過ごすので、寒い季節と言えども室内が冷えにくい環境なら、短肌着と長肌着の組み合わせで過ごします。
新生児の長肌着の必要枚数は2~4枚です。短肌着と組み合わせることがメインですが。外出時は短肌着とカバーオールなど別の組み合わせがあるので、短肌着よりは少なめで着回していくことが可能です。
「じゃあ短肌着があれば、長肌着は要らないのでは?」と思うかもしれませんが、真冬の外出で気温によっては、短肌着と長肌着のうえにカバーオールをさらに着ることもあるので。暖かい肌着をつくるには必要なアイテムです。
カバーオールは、赤ちゃんをすっぽり包んでしまうワンピースのような存在で、足部分の裾がゴムでシャーリングされているのではだけにくい特徴があります。新生児は足をM字に広げているので、その形を変えずに過ごせることも魅力です。
足元のスナップの付けかたによって、裾がパンツ型にも変更できるタイプを2wayオールと呼びます。ただ、商品やブランドによって「2wayカバーオール」「2wayオール」「2wayドレス」など表記は様々です。
2wayタイプなら、生後1ヶ月以降に足をバタバタさせて遊ぶようになったら、スナップの付けかたを変えて足元をパンツ型に変えることができ、姿勢時期以降もしばらく着ることが可能です。
新生児のカバーオールの必要枚数は2~3枚です。意外と少なくて済みます。最初の1ヶ月はほとんど家で過ごすので、肌着だけで過ごす日も考えられるからです。
ただし、保護者の都合でどうしても外出しないといけない日が多かったり、室内でも冷えてしまう環境の場合はもう1~2枚足して用意すると安心です。
冬生まれの赤ちゃんが持っていると便利なベストは「少しひんやりしてきたから、部屋でもちょっと重ね着させたい」「肌着だけだと寒いけどカバーオールは暑そう」という時はベストを着せます。
ベストは腕はでますが、冷えたら心配なお腹は温まります。特に便利なのは夜中のねんねです。新生児は授乳が頻繁なので、夜中も何度も起こされます。そのたびに暖房をつけても、暖まるころにはまた眠ってしまいます。だからベストを着せて、冷えを予防しながら授乳します。
ベストなら、夜中のおむつ交換時も脱ぐひつようはありません。必要枚数は0~1枚ですが、活用できる家庭にはとっても便利なサブアイテムです。
おくるみは、赤ちゃんが肌寒そうにしていれば防寒具、お昼寝をはじめたら掛け布団かわりにもなる便利アイテムです。お宮参りのときも、おくるみに包まれている赤ちゃんを見かけます。
おくるみの必要枚数は0~1枚です。便利ですが必ず必要ではない家庭もあります。「バスタオルなどで代用するから、おくるみは要らない」という意見もあります。新生児期をほぼ室内で過ごすなら、家庭で代用できるものを利用するのも良いでしょう。
おくるみは、かなり長いスパンで活用できます。最初は赤ちゃんを包んで、ベビーカーになるようになったら膝掛けとして重宝します。だから無理に買う必要はありませんが、あったら便利なもの確かです。
出産祝いでも、おくるみは人気があるのでプレゼントしてもらったら活用してください。値段もデザインも様々なので、出産祝いのリクエストを聞かれたときにも希望しやすいアイテムです。
靴下は履かせる家庭と、履かせない家庭があります。だから必要数は0~2足です。履かせる理由はやっぱり寒さを感じやすいから。体温調節のできない新生児の足もとを保温するためです。足の裏が冷たいと、心配になってしまいます。
履かせない理由では、逆に体温調節のための足裏からの放熱をさまたげてしまうから。特に冬でも暖房のきいた部屋では、赤ちゃんの肌から熱を放出する働きが重要です。ほてらないように靴下を履かせたくないと考えます。
靴下については様々なアドバイスを聞きます。「靴下は必要ない」とはっきり明言するアドバイスもあれば、「外出時は冷え過ぎるから必要」というケースバイケースでの使用をすすめる意見もあります。
ひつ室内や暖かいときは裸足で、外で冷たい風にあたるようなときは靴下をはかせるなど、その時の状況でママが1番安心だと思う選択で決めましょう。「絶対に履く」「絶対に履かせない」と決めつけなくて大丈夫です。
帽子に関しては、各家庭の都合で決めます。必ず必要なアイテムではありません。冬に外出の多い新生児には、やわらかい生地の帽子があると便利です。
日中のお散歩、ひなたぼっこ程度でお出かけするよりも室内で過ごすことが多い赤ちゃんなら、特に慌てて購入する必要はありません。
毛糸のニット帽は可愛らしいけど、髪の少ない新生児にとって、肌に毛糸があたるのはチクチクして不快です。敏感肌だと赤くなってしまうこともあります。肌に当たる部分はやわらかい生地を選んでください。