秋冬のベビー服は保温・保湿性に富んだ生地が好まれますが、首回りや袖口は汚れが落ちやすく、洗濯しやすい生地が便利です。
2020/12/19
秋冬のベビー服を選ぶ時に、簡単にチェックできるポイントを説明します。秋冬のベビー服は保温・保湿性に富んだ生地が好まれますが、首回りや袖口は汚れが落ちやすく、洗濯しやすい生地が便利です。
ベビー服を選ぶとき、価格やデザイン、肌触りなどぱっと見えることだけに注目していませんか?
赤ちゃんの肌に触れやすいのはベビー服の内側です。試着はできなくても、首まわりや袖口などをちょっとめくって、肌に触れる部分がどんな素材や縫製なのかチェックしましょう。
同じ生地や素材をつかったベビー服でも縫製や処理のしかたで、着心地が大幅に変わります。
赤ちゃんのベビー服のサイズを簡単に説明します。実際は、体型や身長によってそれぞれ変わることがあるので、目安として考えてください。
新生児(ねんね)・・・新生児用~60cm
生後3ヶ月(縦抱っこ)・・・60~70cm
生後6ヶ月(おすわり)・・・70cm
生後9ヶ月(はいはい)・・・70~80cm
1歳(よちよち歩き)・・・75~80cm
海外ブランドでは基本の寸法がちょっと異なることもあって、同じサイズの服でも縦長に感じることもあるようです。
秋冬のベビー服は、首まわりがしっかりしていると外出時もポカポカしていて安心です。ただ、肌着や重ね着も増える時期なので首まわりが窮屈になってしまうこともあります。
購入前に首まわりの生地を見てください。ちょっとフィットしそうだと思っても、伸縮性があれば大丈夫です。
逆にデザイン性を重視して伸縮性のない生地を使用していると、首まわりがしっかりしている赤ちゃんは苦しく感じてしまいます。
ニットやセーターの場合は特に、毛糸を編んでいるなら伸縮性もあるのですが、首まわりは補強されているため大人の力で伸ばさないと広がらない編み方の場合もあります。頭を通すときにきつそうだと、ちょっと心配ですね。
首もとがチクチクするベビー服は、赤ちゃんが嫌がったり、着た後に肌が痒そうになることがあります。
秋冬は起毛素材の生地であたたかい肌さわりのベビー服がたくさん出回ります。赤ちゃんによっては起毛に敏感な場合もあり、影響を受けやすいのが首もとです。生地の裏もチェックしましょう。
ただ、着てみなければ肌への影響はわかりません。もしも着用後に不快感を見つけたら、綿のバイアステープで補強してしまうなど、肌に直接当たる部分をお手入れしてあげましょう。
また襟のあるタイプは、ふっくらしている時期は首にあたって気になることがあります。首もとに手をあてて気にする赤ちゃんには、シンプルなデザインがおすすめです。
月齢の低い赤ちゃんから、腕はよく動かすものです。腕が動かしにくいと、赤ちゃんの活発な動きを邪魔されてしまいます。
チェックしたいのはベビー服の内側です。腕のつけ根部分を見てください。ちゃんと縫製がしっかりしていれば、赤ちゃんが腕を動かしても大丈夫です。
ところが、腕のつけ根部分の縫製が雑だとすぐに糸がループ状に出てきたり、赤ちゃんがバンザイするほどの余裕がなかったりします。特にチェックしたいのは、サイズが日本と微妙に異なる海外メーカーのベビー服です。
例えば、腕のしっかりした赤ちゃんだと、身長はジャストサイズなのに腕が細身でピチピチになってしまうベビー服もあるのです。半袖ならちょっとフィットしていても動けますが、長袖がきついと赤ちゃんが自由に動けずに泣き出してしまうこともあります。
秋冬のベビー服を着るとき、下にも長袖の肌着を着る機会が増えます。袖口が重ね着で窮屈にならないようにしましょう。
あまりブカブカでも動きにくいのですが、多少は空気の出入りがあっても大丈夫です。赤ちゃんは汗っかきなので、袖口が窮屈だと冬でも、あせもができてしまいます。
また、離乳食を始めた赤ちゃんや、指をなめやすい時期の赤ちゃんは袖口の縫製にも注意してください。すぐに糸が抜けそうな状態だと、おそらく指と一緒に糸まで口に入れてしまいます。
お腹周りは伸縮性が優れていてフィットするタイプなら安心ですが、伸縮性が弱い生地や、無理矢理ひっぱらないと伸びない生地は着心地が悪くなります。
秋冬は暖房を使用することも多く、汗っかきの赤ちゃんは肌がほてることもあります。どんなに冷える日でも運動量が多いと汗をかくこともあり、やわらかいお腹周りはあせもができやすくなります。
肌寒くなっても、赤ちゃんは汗をかいたり汚したり、着替えは必須です。だから家庭で洗濯しやすい生地のベビー服が便利です。
毛糸のニットばかりで、手洗いや感想に時間がかかっては面倒です。暖かさを重視したベビー服には、洗濯しやすいベビー服を重ね着するなど、ママの負担を減らすことも大切です。
秋冬は外は寒いけど、室内は暖かいので気温差が激しくなります。朝夕も冷えるので、昼間に薄着で外出できる日も、帰宅が夕方になると風邪をひきそうなくらい冷えることがあります。
そんな時は、簡単に羽織ることができてベビーカーにも乗せておける1枚があると便利です。
本格的な防寒アウターまでは不要だけど、冷えた時用の羽織物をポンチョ・・・肩からおしりまですっぽり温めます。あまり厚着が好きではない赤ちゃんや、厚手のアウターで足が動かしにくいと嫌がる赤ちゃんにおすすめです。
フリースカーディガン・・・フリースは風を通さず薄手なので、重ね着が苦手な赤ちゃん向きです。活発な赤ちゃんに着せましょう。軽いのでママも持ち歩きが便利です。