離乳食とうんち

離乳食をはじめた赤ちゃんの、うんちトラブルと悩み。うんちの色が変わったり、コロコロになったときの対処方法をやさしく説明します。

軟便(なんべん)になった

離乳食

離乳食をはじめたら、普段よりもやわらかいうんちや水便がでる赤ちゃんがいます。今まで母乳やミルクだけを消化することに慣れている胃腸が、離乳食を食べたことで刺激されることが原因です。

軟便はウイルス感染が原因になるケースもありますが、離乳食が原因の場合は発熱や嘔吐がなく、赤ちゃんの顔色がよく元気なら大丈夫です。

離乳食に果物や野菜を取り入れたら、急に水便になるときは果物や野菜の繊維と水分が、胃腸を刺激している可能性が高いです。ただ栄養素も十分にあるので避ける必要はありません。少量ずつ慣らしていけば、数週間でうんちも落ち着きます。

コロコロうんちが出る

離乳食をはじめて、小さなボーロ菓子のようなコロコロうんちが出るようなら、赤ちゃんの水分摂取量が少ないサインです。特に魚や肉類を食べるようになって、母乳やミルクの量を調節しはじめるカミカミ期にみられます。

離乳食のカミカミ期は、だいたい生後9~11ヶ月頃です。カミカミ期からは母乳やミルクよりも、離乳食から栄養を摂取するように移行します。今までは母乳やミルクを飲むと自然に水分もとれていたので、カミカミ期からは意識的に水分をとっていくことも課題です。

コロコロうんちは水分が増えると改善します。水分不足が続くと、うんちがもっと固くなって排便が苦痛になるので離乳食メニューの見直しも必要になります。水分補給だけではなく、果物や野菜の食物繊維も効果的です。

時間が定まらない

離乳食を食べるまでは毎日うんちが出ていたのに、離乳食を始めたら2日に1回になったり時間が定まらなくなる赤ちゃんもいます。毎朝うんちが出る習慣や、授乳後に必ずおむつ交換をしている家庭ではすべてのリズムが狂ってしまい困ります。

赤ちゃんが離乳食に慣れて胃腸の働きもスムーズになると、次第にうんちの時間もわかってきます。今できることは離乳食の時間を決めて、規則正しいリズムを作ることです。

ただし、離乳食に慣れても食物繊維の多い果物や野菜をたくさん食べたり、はじめての食品を食べたときは胃腸が刺激されて食後すぐにうんちが出ることもあります。赤ちゃんの顔色や機嫌がよければ、回数や時間に神経質にならなくても大丈夫です。

色が変わった

離乳食をはじめると、うんちの色が変わるのはよくあることです。ほうれん草など緑の野菜を食べると普段よりも緑がかったり、刻んだにんじんが固形で混じっていることもあります。繊維の多い食品は、うんちに混じって出てくることが多いようです。にんじんのカロテン色素は吸収されにくいので色が残りがちです。これは赤ちゃんだけではなく、大人も同じなので心配無用です。

離乳食で食べた食品の色や固形がうんちに混じっていても、胃腸を通過するときに栄養分はしっかり吸収されているので安心してください。

白いうんちの場合は、食品とは関係なくウイルス感染の疑いもあるので病院で相談してください。

臭くなった

離乳食をはじめたら、急にうんちの臭いが気になりだすママも多いものです。今まで赤ちゃんは母乳やミルクで腸内の善玉菌が一定に保たれていました。けれど離乳食を食べるようになると腸内のバランスも変化します。

これが臭いが目立つようになる原因の1つです。やがて落ち着きますが、うんちが臭うのは赤ちゃんが成長している証拠です。

便秘になった

離乳食が調子よく進んでいるのに、うんちが少なく便秘気味になっているときは水分不足のサインです。スープや味噌汁、ゼリーなど自然と水分を摂取できるメニューを取り入れましょう。

いも類、野菜や果物をはじめとする食物繊維の豊富な食材、乳酸菌を含むプレーンヨーグルトもおすすめです。ヨーグルトは無糖を選びます。市販の飲むヨーグルトは糖分が含まれているので控えたほうが安心です。

母乳やミルクの量を減らしたら、麦茶やほうじ茶、湯ざましなど水分補給もこまめに用意してあげてください。ちゃんと水分をとっていれば、やがて排便リズムも整うので焦らないでください。

赤ちゃんの便秘は、離乳食に慣れて元気に遊んでいれば特に薬を飲ませる必要はありません。市販の大人用便秘薬は赤ちゃんに与えてはいけません。赤ちゃんが排便時に痛がって、どうしても心配なときは病院に相談してみましょう。