ママの手で作られる昆布だしは、材料からママが選んで作りたてを使用できます。保存料や不要な添加物の心配もないので、安心して活用できます。
2020/12/19
手作り昆布(こんぶ)だしの良いところ。
離乳食の味付けは、食材同様に不要な添加物の省かれたシンプルな原材料が安心です。
市販の味付けに使用するだしや調味料は、赤ちゃん向けには作られていません。離乳食で使うだしや調味料は少量、かつ赤ちゃんの胃腸にも優しい材料を選ぶ必要があります。
離乳食ではベビーフード専用だしもありますが、家庭で簡単にママの手で、赤ちゃんの離乳食用の昆布だしを作ることができます。
ママの手で作られる昆布だしは、材料からママが選んで作りたてを使用できます。保存料や不要な添加物の心配もないので、安心して活用できます。
離乳食には少量しか使いませんが、大人の通常の料理にも無添加のだしとして活用できるので、赤ちゃんが離乳食を完了してからも続けて作ることができるので、覚えておくと便利です。
手作り昆布だしを作ることで、ママの離乳食に対する取り組み方も多少変わります。一から手作りしていくことで、離乳食の進め方の不安やマンネリを解消していきます。
離乳食に活用できる昆布だしには、天然の安全な昆布を選びます。養殖の昆布も十分、調理に使用できますが、比べると天然の昆布のほうが少量でも良質のだしが取れるようです。
昆布といえば北海道ですが、代表的な昆布は利尻昆布、羅臼昆布、日高昆布です。真昆布という北海道の道南を中心にとれる昆布は高級品として知られています。もちろん昆布だしもとれますが、そこまで高級な昆布を離乳食用に選ばなくても美味しい昆布だしはとれます。
昆布は、だし汁の色に違いがあるものの、どれも美味しいだしが出ます。あとは大人の料理に利用しやすい昆布を選ぶのも、昆布を無駄にしない方法です。
利尻昆布(りしりこんぶ)は薄味の懐石料理や、昆布だしの味を引き立たせる料理に向いています。美味しいだしが取れることでも有名で、京都方面では利尻昆布を指定する料亭もあるようです。
利尻昆布は繊維が目立つので、食べるよりは昆布だしをとる使用法がむいていて、手に入りやすい昆布です。
だし汁は透明なので様々な料理に使いやすい昆布です。お吸い物や湯豆腐にも使えるので、離乳食以外でも活躍できます。
羅臼昆布(らうすこんぶ)はお土産にもなっている人気の昆布で真昆布にも引けをとらない高級昆布です。だし汁には色が出ます。味も濃いので、離乳初期は昆布だしの味が強く出て、濃い味付けになりがちです。
羅臼昆布で離乳食の昆布だしを作る時は、他の昆布よりも少量で味が出ると考えましょう。
だし汁は濁りますが、香りが良い特徴があります。大人の食事を薄味にしたい時は、羅臼昆布のように香りの良い昆布が便利です。
日高昆布(ひだかこんぶ)はスーパーでも多く販売されているので、手ごろに手に入る昆布です。値段は様々で、等級によって変わります。
日高昆布はコクがあり、煮ると早く柔らかくなるので、だしだけではなく食べる昆布としても活用できます。昆布巻や昆布煮に適しているので、レパートリーの多い昆布なので初心者でも調理しやすい昆布の1つです。