離乳食と便秘

離乳食をすすめている赤ちゃんが悩む便秘、タイプ別に原因と対処方法を考えます。うんちの回数が少なくコロコロ状や固いとき、うんちをするときに苦しそうに痛がるときは便秘の疑いがあります。

水分不足の便秘

離乳食

離乳食が順調でも生後9ヶ月以降のカミカミ期から増えるのが、水分不足が原因の便秘です。カミカミ期から水分不足になりやすいのは、栄養補給の多くを母乳やミルクから離乳食に移行することが原因です。これまでは母乳やミルクを飲めば、必然的に水分補給も定期的にできていましたが、これからは水分補給も量や回数を考える必要があります。

気温の高い季節は麦茶やほうじ茶、湯ざましなどをこまめに用意してください。汗をかいて体内の水分が失われるので、離乳食タイム以外でも水分補給が必要です。

気温が低く汗をかきにくい季節でも、赤ちゃんは遊んだり入浴するだけで汗をかいています。ほしがったら飲ませてあげましょう。

果汁やイオン飲料など味がついた飲み物を好む赤ちゃんは、糖分が心配なので量に気を付けてください。離乳食メニューにスープや味噌汁を加えて、水分補給させると安心です。

食物繊維不足の便秘

離乳食で難しいのは栄養バランスを考えたメニューです。なかでも食物繊維が不足すると、うんちが固くなって排便時に痛みを感じたり、なかなかうんちが出なくなり便秘になります。

離乳食では、1日ですべての栄養素をとろうと思うとママが大変です。1週間を一区切りにして、食物繊維の豊富な食材を離乳食に使ったか見直してみましょう。

うんちをやわらかくするペクチンを多く含む果物や野菜を食べさせましょう。りんご、みかん、にんじん、バナナ、さつまいもはゴックン期から食べることができるのでおすすめです。

習慣性の便秘

離乳食がすすんで母乳やミルクの量が減ると、便秘が続いて習慣化する赤ちゃんもいます。水分不足や食物繊維不足を解消できずにいると習慣性の便秘になりやすいです。

便秘を解消しやすい食材を積極的に離乳食につかってください。ゴックン期から食べることのできる青菜類、かぼちゃや大根はうんちのかさを増して腸を刺激します。メニューがわからないときは、おかゆに混ぜてみましょう。

起床や食事の時間を決めて、規則正しいリズムをつくることも効果的です。お出かけ予定がなくても午前中にベランダや玄関の外にでてみるだけでも、昼夜の区別がついて生活リズムが作りやすくなります。

便秘が慢性化すると、どうにか腸を刺激してうんちが出ないものかと悩みますが3~4日に1回うんちが出るようなら焦らないでください。大人と違って便秘薬は厳禁なので、徐々に改善していれば大丈夫です。

ストレス性の便秘

赤ちゃんの便秘のなかでも、ストレス性の便秘は大人の協力と理解が必要です。ストレス性の便秘は、うんちを出すことが苦痛で嫌になったり恥ずかしく思うことが原因で起こります。

赤ちゃんがストレス性の便秘になるきっかけは様々ですが、例えば食物繊維や水分不足でうんちが固くなると排便時に痛みを感じます。そのため排便を我慢し続けて、ますますうんちの回数を減らします。うんちが固くて痛いときは肛門周辺にワセリンを塗ったり、マッサージをすると効果的です。

うんちが大量、おむつから漏れてしまい親に怒られると怖くて我慢するようになる赤ちゃんもいます。ストレス性の便秘になったら精神面のケアを重要視しましょう。うんちをすることは普通のこと、汚れても叱らずに協力することを心がけてください。

便秘中の母乳とミルク

赤ちゃんが離乳食を食べて便秘になっても、母乳やミルクだけの食生活に戻す必要はありません。足りなくなった水分を離乳食からどう補うのか考えてみましょう。離乳食をはじめると便秘になる赤ちゃんは多いので、長い目で改善していきます。

便秘が続いて赤ちゃんの顔色が悪くなったり、食欲が減退したときは病院に相談してください。小児用だとしても、自己判断で便秘薬などの薬を服用させることは危険です。