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赤ちゃんの好きな音

赤ちゃんは言葉や状況を理解できなくても、耳で聞いて興味をもつことがあります。

外出で抱っこされる赤ちゃん

2020/12/25

赤ちゃんは言葉や状況を理解できなくても、耳で聞いて興味をもつことがあります。興味のある音がすると泣きやんだり、じっと音の鳴るほうを見つめることもあります。意外なことに大人が雑音だと思う音に、赤ちゃんが反応します。

赤ちゃんが良く反応する音を紹介します。好きな音なのか興味をひく音なのかはそれぞれですが、遊びや、泣きやませたい時に試してください。赤ちゃんに使う時に注意することも併せて紹介します。

ビニール袋のガサガサ音

スーパーやコンビニで使用されるレジ袋を、すり合わせたり丸める時のガサガサ音は、赤ちゃんが興味をもつ音として有名です。ママのお腹にいる時に聞こえる心臓の音に似ているとも言われています。

大人が聞くと、ちょっとうるさい騒音ですがビニール袋のガサガサ音で大泣きしていた赤ちゃんが泣きやむこともあり、赤ちゃんにとっては不思議と興味を持つ音の代表格です。

もしも、家庭であかちゃんに使う時は袋の口を留めて、風船のようにします。袋の口が開いたまま目を離したすきに、赤ちゃんの顔が入ってしまうと危険です。赤ちゃんは袋をかぶっても取り外すことができないので窒息する危険があります。

赤ちゃんにビニール袋のガサガサ音を聞かせる時は、必ず保護者が付き添ってください。少し離れた場所でもガサガサ音には反応するので、赤ちゃんの近くにビニール袋を置いておかない方が安心です。

紙おむつのカサカサ音

赤ちゃんがおむつ交換を嫌がる時は、紙おむつのカサカサ音がお勧めです。オムツ交換をする前に紙おむつを柔らかくするように、こすり合わせます。

嫌がる赤ちゃんが、紙おむつのカサカサする音で動きを止めたり泣きやんだ時に、おむつ交換を手早く始めてください。特に外出先で、身近におもちゃや泣きやませるグッズが無い時は便利です。

掃除機の音

赤ちゃんは掃除機の吸い込む音がすると、泣きやんでよく聞こうとすることがあります。大人にとっては騒音でも、赤ちゃんにとっては不思議な音のようです。ママのお腹にいる時の、血流の音に似ているという説もあります。

赤ちゃんの耳元で聞かせる必要はありません。逆に赤ちゃんのそばで掃除を始めるとほこりが舞うので、呼吸器官にもよくありません。

赤ちゃんがどうしても泣きやまない時に、隣の部屋で掃除機をかけてみたり掃除機のスイッチを入れてみるだけでも大丈夫です。

水の流れる音

赤ちゃんと雨音

水の流れる音は赤ちゃんだけではなく、小さな子どもも興味をもちます。これもやはり、ママのお腹にいた時のことを思い出すと言われています。

水の流れる音は精神を落ち着かせるので大人も心地よく感じます。小川のせせらぎや、滝の流れる音は精神を落ち着かせるヒーリング効果があります。

赤ちゃんに身近な水の音と言えば、雨音です。雨の日は雨音が聞こえても気にせずお昼寝してくれます。他にもキッチンで水道水を流すと興味を示します。

テレビのCM

テレビの音は、画面の明るさも手伝って赤ちゃんが興味を持ちやすいのですが、特にCMが始まると急に興味を持つ赤ちゃんが多いようです。なかでも特定のCMに必ず反応することもあります。

テレビに反応するのは高低音が激しいのに加えて画面の色や明るさが興味をひくからです。赤ちゃんにとっては、けしてテレビの内容で見ているわけではないので、赤ちゃんとは関係ない内容でも反応します。

テレビの中でもCMは、定められた短時間で人を引き付ける音楽や特徴が多いので、赤ちゃんもすぐに反応することがあります。CMによっては赤ちゃんや子どもが多く反応しているものもあります。

赤ちゃんにとってテレビは興味のあるものですが、テレビだけに頼ると時間を気にせず見せてしまい、逆に刺激を与え過ぎる恐れがあります。新生児のうちから、テレビCMを見せることを生活の一部にしないよう気を付けてください。

それから、赤ちゃんは音や光に反応しても、内容や意味は理解できません。だからテレビから聞こえる音に反応しても、ママの呼び掛けに反応しないことも有りうることです。

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