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子育ての価値観は人それぞれ

子育て価値観の違いについて、何を大切に考えるべきか、どこまで相手に合わせるべきかを考えました。

ミルクを飲む赤ちゃん

2020/12/25

子育て価値観の違いについて、何を大切に考えるべきか、どこまで相手に合わせるべきかを考えました。子育ての価値観は人それぞれです。でも、ときには自分の価値観とは真逆の人と出会ったり、価値観を押し付けてくる人もいます。

子育ての価値観とは

価値観とは物事の優先順位をきめるうえで、何を最も大切にしているかという物事の重みです。価値観が合うと、優先すべきことや大切にしたいことが似ているので、お互いに話があったり選択肢も同じようになります。結婚においても価値観は大切なポイントのなる人が多いです。

子育ての価値観とは、パパやママがそれぞれ考えている子どもの育て方や将来のビジョン、子どもに対してどんなことを大切にしているか、どんな育てかたを目指しているか、細かくは「ここは大目にみるけれど、ここはしっかり指導したい」といった育児の方向性を指します。

何を最優先しますか?

子育て

価値観を考えるうえで、何を最優先するのかが大切です。0歳児では親の価値観が、子育て生活に大きく影響しています。

たとえば1歳半の赤ちゃんなら、Aさんは「やんちゃにいたずらしても構わないから、好奇心旺盛に育てたい」と些細ないたずらには目をつむる考えもあれば、Bさんは「最初が肝心!小さい頃から善悪を話していきたい」といたずらには、その都度対応する考えもあります。

つまりAさんが目をつぶって大らかに対応したいとき、Bさんはその都度「それはやめようね」と話したいのです。

だからAさんからみたら「どうして赤ちゃんなのに、あんなに細かく指摘さているんだろう?」とBさんの行動は厳しくも見えてしまいます。

そしてBさんには「ちゃんと見ているのかな?子どもが何をしているかわかって、見ないふりをしている」とAさんの行動がいい加減にも見えてしまいます。

これが優先することの違いからくる、価値観の違いです。最優先することが違うと、相手の行動に共感できなかったり、疑問を持ってしまうのです。

その場で決まらなかったとしても、何を優先していくかを考えることは子育てにおいて大切なことです。この価値観をベースにこれからの子育てがはじまります。

正しいのはどっち?

先に説明したAさんにとって正しいことは「子どもの自由を尊重すること」「親はそっと見守る」というように感じます。

一方、Bさんにとって正しいことは「親が道しるべをつくる」「間違っていたら教える」というように感じます。

どちらも子育てするうえでは大切なことなので、どりらが正しいのかは誰も判断できません。

けっきょく、子どもが笑顔で育っていれば、どちらも正しかったと思えます。

色んな子育て論がある

育児雑誌やサイトでも、いろんな子育てのコツやアドバイスが載っています。これにも一種の価値観があります。だから子育て論としては納得できるアドバイスでも、どうしてもしっくりこないことだってあります。

「私だったらこうするのに」と思う時は、自分の価値観がしっかりある証拠です。このようなときも、どちらも正しくて、どちらも間違っていないものです。

色んな子育て論があるから、誰かの意見が参考になったり、誰かの行動に考えさせられるのです。自分の意見とは別に、「こんな考え方もあるんだ」と聞くことが大切です。

子育て論・価値観を押しつける人

赤ちゃん

子育てをしているとパパやママだけではなく、周囲の協力者や、子育てのエキスパートも価値観を持っているものです。時には異なる考えになるときがあります。

価値観を押しつけてくる人もいます。それがパパやママよりも子育ての先輩だったり、立場が上の相手だと困ってしまいます。受け入れなくてはいけないのだろうかと、悩むからです。

受け入れなかった場合、相手は気分を害してしまうのだろうと人間関係も不安になってしまいます。

でも、よく考えたら価値観を押しつけてくるのもおかしな話なのです。実際に育てる子どもが違えば、性格やクセも違うのですから同じようにしても合うかどうかはわからないのです。

もしも価値観を押しつけられていると感じても、心の声を聞いて、違うと感じたら自分の価値観を曲げないようにしたいです。

ただし相手の価値観が間違っていると非難する必要はありません。相手にとっては、それが正しい価値観です。

子育ての価値観が違う人はたくさんいます。押しつけるのではなく、1つの意見だと考えるとストレスがたまりません。

価値観を共有できる人

子育ての価値観が同じ人に出会うと、子育て中のママも気持ちがすごく軽くなります。

本当にささいなことでも、考え方が同じだと嬉しくなるものです。もしも子育てに対して同じような価値観をもったママがいたら、子ども同士ではなくママ同士の繋がりも大切にしてください。

子育ての価値観は変化します

ここまで考えると、自分の子育てにたいする価値観をしっかり決めて、ぶれないことが大切だと感じるかもしれませんが、そんな価値観もあなたの子育ての経験を通して変わっていきます。

今まで正しいと思っていたことが、実際に子育てをしたり他のママと接することで「このほうが良いのかもしれない」と軌道修正することは多々あります。

これは今までの価値観や子育て論が間違っていたわけではありません。よりいっそう、自分の子どもに適した考えかたが見つかったと考えてください。

子育ての価値観は人それぞれですが、頑なになった価値観ではなく、柔軟に成長し続けることのできる価値観を持っていたいですね。

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