肩こりに悩んでいるママが、タオル1本で育児をしながらでも簡単にできる肩こり改善方法を紹介します。
2020/12/25
肩こりに悩んでいるママが、家で育児をしながらでも簡単にできる肩こり改善方法を紹介します。肩こりが慢性化すると、頭痛や倦怠感、首から肩のラインまで変わってしまいます。
肩こり改善に使うタオルは、フェイスタオルが最適です。バスタオルではちょっと大きくて扱いにくいです。
タオルの両端をもつので、滑りにくいほうが持ちやすいです。温タオルにもするのでノリがついたタオルは不便です。ノリのついた新しいタオルよりも、クタクタで引っ張っても気にならないタオルを選んでください。
赤ちゃんの授乳をしているとき、肩はあまり動かずに筋肉が固まってしまいます。授乳中は身動きが取れませんが、逆にその時間を利用して温かいタオルを肩から背中にかけてみてください。
すぐに肩こりが無くなるわけではありませんが、通行止めになっていた血管が拡張されて血行がよくなります。首から肩の重たい感覚が解消され、気分がスッキリします。
温タオルは、熱めの湯に浸して絞るか、流水で濡らして軽く絞ったタオルを電子レンジで1~2分温めて作ります。電子レンジで温めたほうが、水分を多く含んでいるせいか蒸気で温かく感じます。たっぷり濡らすのがポイントです。でも冷めやすいのが欠点です。
温タオルをあてた上に、乾いたタオルを重ねると冷えにくくなります。タオルが冷えてきたら、長くあてずに肌から離しましょう。いつまでもあてていると逆に肌表面が冷えてしまいます。
縦抱きで授乳するときは、赤ちゃんが触ってしまうことも考えられるので控えたほうが安心です。
フェイスタオルの左右の端を、それぞれ握ってそのまま腕をゆっくり挙げて、バンザイをします。
運動不足のママは、普段から腕をあげることがなく、ただバンザイをするだけでも腕の筋肉がプルプルするかもしれません。両足を肩幅に開いて、大きく深呼吸しながら挙げると、ラクにあがります。
疲れているときや足がむくんで簡単に済ませたい時は、椅子に座って足を広げてバンザイするとラクです。
腕をしっかり伸ばした状態で左右にゆっくりタオルをおろします。このとき、タオルがピンと張ったままになるようにしましょう。
タオルを横におろすときに息を吐いて、頭上にもどすときに息をゆっくり吸います。普段は動かさない腕と肩周辺の筋肉をゆっくりつかうことで、肩こりをまわりの筋肉からほぐします。
なにより、このバンザイポーズで動くのは肩甲骨(けんこうこつ)です。よく肩こりをほぐすときに、肩を直接マッサージするよりも、肩より少し下をツボ押ししたほうがスッキリすることがあります。そこが肩甲骨です。動かさないと、どんどん固定されてしまうところです。
次にフェイスタオルを広げて後頭部を包むようにタオルを回します。首にタオルをかけるのではなく、後頭部にかけます。
タオルの両端をもって手前にタオルを引っ張ります。後頭部がタオルと一緒に引っ張られて、下を向くような体勢になります。このとき、首の後ろがグンと伸びるのがわかります。
首後ろは、スポーツをしていてもあまり伸ばすところではありません。意識的にストレッチで伸ばさないと、いつも皮膚が動かない場所になってしまいます。
首の後ろをゆっくり伸ばしたら、左右交替でタオルの端をゆっくりと、顔の前に向かって引っ張ります。右手のタオルを引っ張れば、顔が左側をむいて、左側の首筋が伸びます。
同じように左手を顔の前のほうに引っ張れば、右側の首筋が伸びます。普段伸ばしていない人は、ちょっと痛いかもしれません。無理に伸ばさずに、適度なところで止めてください。
最後にタオルを持つ手をゆるめて、あごを天井に向けてあげてください。首の前側を伸ばしましょう。そのまま力を抜いて、好きな方向に首を回してリラックスします。
肩こりに首のリラックスは効果的です。肩こりが酷くなるほど、繋がっている首まで硬くなってしまうのです。
育児中はちょっとの睡眠時間も貴重です。でも枕が合わないと、首が疲れて寝たはずなのに首と肩が重たくなってしまうこともあります。
枕を合わせるのが1番確実ですが、経済的におすすめなのがバスタオル枕です。バスタオルで枕をつくって首から肩の負担を軽くしてみましょう。
バスタオルを、1.5リットルのペットボトルの大きさになるように、丸太のようにクルクル巻きます。それを首の下にあてて眠ってみましょう。首のカーブをタオルが支えてくれるので疲れません。
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