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塩と重曹でぬいぐるみのお手入れ

赤ちゃんが遊ぶぬいぐるみの、塩と重曹をつかった簡単なお手入れ方法と、実際に赤ちゃんの遊んでいるぬいぐるみに試した感想と画像を載せています。

生まれたばかりの新生児

2020/12/25

赤ちゃんが遊ぶぬいぐるみの、塩と重曹をつかった簡単なお手入れ方法と、実際に赤ちゃんの遊んでいるぬいぐるみに試した感想と画像を載せています。

ぬいぐるみは汚れが溜まる

ぬいぐるみ

ぬいぐるみは飾っているだけでも、自然とホコリが付着します。特に動物のぬいぐるみなど毛並みのあるタイプはホコリをキャッチしてしまいます。ほこりを餌にしてダニが発生するとぬいぐるみの繊維を隠れみのに繁殖することが心配です。

赤ちゃんはぬいぐるみを眺めるだけではなく、抱っこしたり、ときには口に近づけて舐めて遊びます。ダニの死骸や糞がアレルギーや肌荒れの原因になることが心配です。

さらに赤ちゃんが舐めた部分は自然乾燥することがほとんどでしょうが、雑菌やカビが繁殖しやすくなるデメリットも忘れないでください。赤ちゃんがぬいぐるみで遊ぶためには、汚れが目に見えなくても定期的なお手入れが必要なのです。

今回は赤ちゃんが手で持って遊んでいた、画像の薄い茶色の染み汚れがついたぬいぐるみを使って、お手入れをします。汚れは濡れタオルで叩いても取れなかったものです。

塩シェイクで汚れ落とし

大きなぬいぐるみを洗うと思うと、1日では乾かず何日も乾燥させることになり厄介です。洗浄したいのに洗浄しにくいと感じるぬいぐるみは、塩を使って表面の汚れを落とします。塩は水分も吸収するのでカビ対策にもなります。

電気や電池を使用するぬいぐるみは、塩が入り込むと故障の危険もあるので避けてください。金属類も塩によって変色する可能性があるので、外せない場合は避けます。

ビニール袋、ぬいぐるみが大きい場合はゴミ袋を用意します。ぬいぐるみを袋に入れたら、塩を振りかけます。

しっかり口をしばったら、数分間シェイクします。重たいぬいぐるみはちょっと大変なので、疲れたらテーブルの上で転がします。塩をもみこむイメージです。

最後にぬいぐるみをシートなど、塩が落ちても大丈夫な場所に出します。ビニール袋から出す前に、袋内で軽くぬいぐるみ表面をはたくと塩の飛び散りが減ります。シートの上で、さらに塩をはらったら掃除機でしっかり吸い取ります。

塩シェイクの感想

ぬいぐるみ

実際に塩シェイクを試しましたが、粗塩のほうが効果的な気がします。はやりの味やハーブの混ざった塩は、逆に臭いがつくので避けてください。

赤ちゃんが舐めた部分はドライヤーで乾燥させてから塩を振ってください。濡れた部分に塩がこびりついてしまいます。知らずに塩を振りかけてシェイクしたら、濡れている部分に塩が集中してしまううえに塩気が染みこんでしまいました。

最初からあった茶色い染み汚れは、塩をもみこんでから振ったので薄くなりました。これ以上もみこむと生地がバサバサになりそうでした。軽い汚れ程度には、塩が効きそうです。

ぬいぐるみの処分時のおきよめにも、塩を振りかける方法があるそうです。

重曹シェイクで汚れ落とし

塩と同じように重曹でも、ぬいぐるみの表面汚れを落とすことができます。消臭効果もあります。通常は掃除用の重曹でも可能ですが、赤ちゃんが口に含むかもしれないので育児家庭では料理用の重曹を使ったほうが安心です。

木やアルミ、漆など重曹の研磨成分で傷つけてしまう可能性があるものは取り外すか、重曹の使用は控えてください。

ぬいぐるみを入れた袋に、塩と同じように重曹を振りかけます。ぬいぐるみの表面が白くなるくらい振りかけてください。汚れがハッキリしている部分にはもみこみます。

重曹の場合は粗塩よりも細かいので、ぬいぐるみの縫い目やデコボコ部分に溜まりがちです。袋をしばったら軽くシェイクして1時間~1日放置してください。重曹は袋の下に溜まっていくので、ぬいぐるみが重曹に触れるように寝かせたほうが効果的です。

最後に袋内で軽くはたいて粉を落とし、ぬいぐるみを汚れてもよいシートの上に出します。掃除機でまんべんなく吸い込んで終了です。

重曹シェイクの感想

実際に重曹シェイクを試しましたが、粗塩のほうが最後の掃除が楽でした。重曹は小麦粉のように細かいので、はたいても毛並みの長いぬいぐるみは白っぽいままでした。くぼみは使わなくなった赤ちゃんの歯ブラシで軽く掃き出します。掃除機で念入りに吸い込めば、かなり綺麗になりました。

今回は1晩放置したので汚れはしっかり落ちたようです。色が綺麗に見えました。

ぬぐるみのダニ対策としては、塩よりも重曹のほうが効果的なようです。重曹に関しては振りかけるだけではなく、ぬいぐるみを洗うときの洗剤代わりとしても活用できるので各家庭で試しやすい方法を選んでほしいです。

重曹で手洗い

ぬいぐるみに染みができそうな汚れがあるときや、振りかけてシェイクしただけでは取り除けない汚れがあるときは重曹を洗剤代わりに手洗いをします。

気をつけたいのは、ぬいぐるみについている装飾品や電気です。洗うことで装飾品は変色する可能性があるので取り外し可能なものは取り外してください。おしゃべり機能や動くために電池を使う場合は、水につけることはできないので洗うことができません。

色落ちや変色が心配な場合は、濡らしたタオルで目立たないところを拭いてください。タオルに色がついたときは、色落ちの可能性が高いです。中綿がポリエステルでないタイプも洗うことができません。基本的にはぬいぐるみの製品表示に従ってください。

ぬいぐるみを洗うときは、ぬるま湯を使います。重曹を溶かしてゆっくり揉み洗いして、新しいぬるま湯と交換後すすぎます。

小さなぬいぐるみなら手で押すように脱水できますが、水分をたっぷり含んでしまったぬいぐるみは洗濯機の脱水機能を使います。ここでも、洗濯機の使用が不可なぬいぐるみがあるので注意してください。

濡れたぬいぐるみをバスタオルでくるみます。そのままネットに入れて、洗濯機に入れてください。ポイントは、ぬいぐるみが見えないようにタオルで包んでしまうことです。

最後にしっかり乾燥せるために干します。そのまま干すと紫外線の影響で変色する可能性があるので、風通しのよい場所で陰干しが安心です。

ぬぐるみの干しかたですが、洗濯バサミでつまんで干すと水分が下に向かうので中綿が移動して形が崩れます。洗濯機の乾燥でつかったネットをそのまま広げて、その上にぬいぐるみを平たくおいてください。

ネットの四隅を洗濯バサミでつまんで、ハンモックのようにして干します。これなら上も下も風が通るので蒸れません。同じようにセーター専用の干しネットや、野菜の天日干し用のネットも代用できます。濡れている間に、毛並みを整えてあげると仕上がりが綺麗です。

完全に乾燥するまでに数日かかるので、季節によっては早朝深夜は室内に入れてください。暖房を使う季節なら、室内のほうが早く乾きますが表面だけではなく中までしっかり乾燥させてほしいので、日数にはゆとりをもって洗ってください。

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