赤ちゃんの体調や栄養の確認でも、爪の様子を見ることがあります。つまり、赤ちゃんの爪は健康状態を示すバロメーターでもあります。
2020/12/25
赤ちゃんは出産時から、すでに爪が生えています。出産時にちょうど良い長さの爪の赤ちゃんもいれば、すこし伸びた状態で生えている赤ちゃんもいます。
新生児の爪の特徴は、大人に比べておうとつの無い、平らな状態が多いことが挙げられます。爪自体は薄く、大人よりも柔らかそうな印象です。成長につれて硬く、しっかりとした爪に変わっていきます。
赤ちゃんの体調や栄養の確認でも、爪の様子を見ることがあります。つまり、赤ちゃんの爪は健康状態を示すバロメーターでもあります。
新生児の爪を切る時は、通常の爪切りでも使用できますが、爪切りよりも赤ちゃんの指の方が小さくて怪我をしやすいので注意してください。間違えて指先を傷つける恐れがあります。
新生児の爪を切るのは、はさみタイプの爪切りも安全です。大人用のありますが、できればベビー用を使用します。
ベビー用のはさみタイプの爪切りは、小さな新生児の爪に合わせて刃が短くなっています。赤ちゃんが指を動かしても刃先で傷つかないように刃先は丸く、とがった部分のないデザインが主流です。
ベビー用の爪切りは、大人用のタイプよりも力の入れ加減が少ないので、赤ちゃんの柔らかい爪にも負担をかけません。
ベビー用爪切りは、赤ちゃんの柔らかく薄い爪を負担なく切るように作られています。したがって、大人の硬くて厚みのある爪には不向きです。
新生児の爪を切る際は、明るい場所で切ります。新生児の爪は大人よりも色味がなくて、暗い場所で切ると指と爪の境目を間違えそうになるので気を付けてください。
新生児の爪には、爪を切った後のやすり等のブラッシングは不要です。爪も指も小さいので、爪にやすりをかけているつもりでも、指の皮膚を傷める可能性が高いからです。
新生児の爪は柔らかいので、よだれでもふやけてしまいます。でも、赤ちゃんの肌も薄くて柔らかいので、爪でひっかいたら傷ができます。大人同様に、伸びたらこまめに切ってあげましょう。
赤ちゃんは汗っかきで、すぐに手を口にもっていく癖が出る時があります。その時に爪から雑菌が口に侵入すると、病気や感染の原因になります。爪の長さだけではなく、入り込んだゴミもないか見てあげましょう。
新生児のうちは爪が伸びている赤ちゃんもいれば、切る程伸びていない赤ちゃんもいるので、お手入れの開始日は人それぞれだと思ってください。
お手入れをする時は、赤ちゃんの興奮していない時がベストです。赤ちゃんは泣くと腕や足に力が入ります。思わぬ方向に手を動かすこともあるので、落ち着いてお手入れできる時間を狙いましょう。
寝ている時が1番安全です。熟睡している時に、そっとお手入れしてあげます。新生児の場合は音に敏感なので、爪を切る音が大きいと、そのたびに腕がビクッと動くこともあります。これは反射神経が働いているのです。