父親ハンドブックには、パパと育児の関わり方が沢山提案されています。他にも、ママがパパにどんな点で育児参加してほしいのか、どんな時に助けてほしいのかが載っています。
2020/12/25
東京都の福祉保健局のホームページの、「とうきょう子育て応援Navi」内には「父親ハンドブック」という、パパの育児指南アドバイスがのっています。
実際に都庁第一本庁舎3階、都民情報ル-ム有償刊行物販売コーナーにも沢山の刊行物と一緒に父親ハンドブックが冊子で置かれています。金額は140円です。育児に困った時にパパを助けてくれるかもしれません。
父親ハンドブックの内容は、型にはまった育児アドバイスを、言葉を換えて育児経験の浅い男性にも伝わりやすく書かれています。
パパの育児に対して肯定的な男性が読むと、かなり興味深く、いまさら誰に聞いてよいのか分からない疑問に対するヒントが載っています。
逆に、初めての育児でパパがどう参加してよいのか分からない、子どもは好きだけど育児は全く分からないしきっかけが掴めないというパパには、どこから始めてみるとよいかといったアドバイスも載っています。
父親ハンドブックには、パパと育児の関わり方が提案されています。他にも、ママがパパにどんな点で育児参加してほしいのか、どんな時に助けてほしいのかが載っています。
ママにとっては知っていて当り前の、赤ちゃんの生活も載っています。例えば朝起きたら、おむつを交換したり授乳したりと赤ちゃんの泣いたり寝たりの生活の一例がイラストで説明されています。おそらく、口で説明するよりも赤ちゃんの生活リズムの細かさが伝わります。
また、パパ自身のチェックシートもあります。様々な質問に答えると、どんなパパになりそうかが分かります。妊娠中から生後1歳までの月齢アドバイスと、その時のパパの心得も載っています。
ママにとっては、パパに口うるさく言ってしまうようなことが客観的に書かれているので、パパに読んでもらえたら伝えたいことが分かってもらえるかもしれません。
パパが父親ハンドブックに興味を示してくれたら、育児を夫婦で楽しむきっかけになります。でも、パパの育児参加は強制ではありません。そして育児と言っても、毎日の授乳やおむつ交換など、直接赤ちゃんと関わることだけが育児ではありません。
赤ちゃんを中心として家族で過ごす時間を作るのも育児の一環で、パパがママの家事をサポートしてくれることも育児を支えてくれていることになります。
パパは育児に参加したいけれども、いざ赤ちゃんが泣いたり不機嫌になってしまうと、ママのように的確に対応できないことがあります。そんな時にも父親ハンドブックのような、パパに対するアドバイスは役立ちます。
最近はパパによる育児や地域への参加も増加しています。小学校や地区ごとに、おやじの会という名前でパパが地域や子どもと関わる活動が広まっています。
1人では参加しにくい地域行事も、大勢なら参加してみたいというパパも多いようです。出生後から育児に関わり、子どもが小学校に入学したら、その小学校のおやじの会に入るというように、パパに育児参加は赤ちゃん期を過ぎても盛んになっています。
なかには、幼稚園や保育園に、おやじの会がある地域もあるようです。ママが中心のの育児サークルのように、パパが指揮をとって活動しています。