インフルエンザ、早くも流行の兆し

赤ちゃんにも安心なインフルエンザ対策をやさしく説明します。2016年から2017年にかけてのインフルエンザは、昨冬よりもはやく流行が始まりそうです。予防ワクチンだけに頼らない家庭でのケアが重要です。

早ければ11月末には流行

fever_1.jpg(10463 byte)インフルエンザの全国的な感染状況として、国立感染研究所が11/18に更新した情報をみるとすでに北海道と群馬県は注意報レベルに達しています。昨冬はインフルエンザへの警報はあったものの、実際に流行していたのは年明けからとスロースタートでした。(参考1)

東北地方ではインフルエンザだけではなく、ノロウイルスも含めた冬に大流行しやすいウイルスが流行しはじめています。特に岩手県では11/7~11/13の一医療機関あたりのインフルエンザ患者数が、流行開始の目安となる1.0人を超えた1.54人でした。(参考2)

今年は年末をまたずにインフルエンザが流行しそうです。今すぐに赤ちゃんのインフルエンザ対策を考えましょう。

うがい代わりに水分補給

インフルエンザ流行時は水分補給がとても重要です。赤ちゃんにとって水分補給は水分摂取だけではなく、口内の洗浄やウイルスを停滞させない効果も期待できます。

インフルエンザウイルスが、のどに停滞するとウイルスは増殖しやすくなります。うがいのできない赤ちゃんののどに侵入したら、水分補給で流してしまうのが効果的です。

水分補給でウイルスは体内に侵入してしまうけれど、胃腸の働きでウイルスも弱まることが期待できます。さらに定期的に水分補給をすれば利尿作用で体内に侵入したウイルスを排出できます。

果汁で水分補給を続けると、糖分の摂りすぎも心配。赤ちゃんの脱水症予防に便利なイオン飲料も意外と糖分が含まれるので、発熱時や発汗時など速やかな水分補給が必要なときに選んでください。うがい代わりには、ほうじ茶や湯冷ましが安心です。

就寝時の防寒

冬は明け方の急激な気温低下で赤ちゃんの体が冷えて、のどや鼻粘膜の抵抗力が弱まりインフルエンザウイルスに感染しやすくなります。寝冷えで鼻水や咳、くしゃみが出始めたら要注意です。

赤ちゃんの就寝時の防寒対策は、暖房に頼らず寝具や衣類で工夫します。月齢の低い赤ちゃんは深夜授乳で、布団からでたときに急激に冷えます。使っている毛布ごと抱き上げると急激な体温低下を防ぎます。

就寝中も体を動かす赤ちゃんは、掛け布団からすぐにはみ出すので、かいまきのように着るタイプがおすすめ。パジャマはロンパースタイプが安心ですが、上下別ならボタンでつなげてお腹が出にくい仕様が人気です。

下痢をしやすい赤ちゃんはベビー用腹巻でお腹を温めます。赤ちゃんは体温調節が上手にできないので、急激な気温低下にともなって体温まで低下することのないように注意したいです。

室内の換気と湿度管理

冬になると暖房で室内を温めますが、そのときは室内の換気と加湿忘れずに。部屋を暖めたら1時間おきに換気してインフルエンザウイルスが室内に浮遊し続けないようにします。加湿は暖房によって乾燥した空気で、赤ちゃんの鼻粘膜やのどを潤してインフルエンザウイルスが増殖しにくい環境をつくる効果があります。

パパとママは乾燥が気になったらマスクをするとのどが潤います。赤ちゃんはマスクができないから部屋全体の空気を潤す必要があるのです。ここで注意したいのが加湿器によるカビ発生です。

加湿器を使いすぎて寝具や壁にカビが発生することがあります。そこで、こまめな換気で湿度の調節をはかります。そんなことからも暖房・換気・加湿は3点セットで考えましょう。

家族でたっぷり睡眠

インフルエンザ対策は家族で徹底することが必須です。うがい手洗いはもちろんですが、睡眠をしっかりとることも大切です。疲れた体は抵抗力が弱まるのでインフルエンザウイルスに感染しやすくなります。

パパもママも赤ちゃんと一緒に睡眠をとって、年末に向けて寝不足が続かないように心がけてほしいです。赤ちゃんの就寝後は家事をすすめたり自由な時間が作れますが、大人も夜更かし防止に就寝時間を決めてみましょう。

健診は流行状況で決める

赤ちゃんの定期健診は成長をしるためにも受診をおすすめしますが、もしも地域でインフルエンザが流行しているようならタイミングを考えたほうが賢明です。近所の幼稚園や小学校でインフルエンザが流行しているときは、赤ちゃんの受診時に感染することも考えられます。定期検診をお願いする小児科に問い合わせてみましょう。

参考:NIID 国立感染症研究所インフルエンザ流行レベルマップ 第45週(11/18更新)

参考:YHOO!JAPANニュース河北新報「インフルやノロ 東北で早くも流行」