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夏に快適なおむつはどっち?

赤ちゃんが暑い夏を過ごしやすくなるおむつはどっち?蒸れやすい季節に、紙おむつと布おむつを使用するメリットとデメリットで比較してみました。

お菓子を食べる赤ちゃん

2020/12/24

赤ちゃんが暑い夏を過ごしやすくなるおむつはどっち?蒸れやすい季節に、紙おむつと布おむつを使用するメリットとデメリットで比較してみました。

夏のおむつに求めること

通気性がよい

おむつ

夏は赤ちゃんのおしりも、汗を沢山かきます。おむつは漏れにくい構造なので、汗で蒸れてしまった空気も排出しにくく、放置しているとおむつかぶれになります。

通気性のよい素材で作られているおむつなら、おむつとおしりの間の蒸れた熱を放出しやすくなります。

肌にはりつかない

赤ちゃんが汗をかくと、おむつの内側の生地が肌につきやすくなります。夏は肌におむつがくっついていると、さらに暑くなります。おしっこやうんちで汚れているときは、もっと不快です。

吸水性がよい

夏は水分補給も増えるので、膀胱の短い赤ちゃんはおしっこの回数が増えがちです。汗とおしっこが混ざると、アンモニア臭が強くなります。吸水性のよいおむつなら、おしっこと汗を内部に閉じこめて臭いを減らすことが期待できます。

手頃な価格

赤ちゃんがおしっこやうんちをしなくても、夏のおむつは時間が経つにつれて汗で蒸れ、不快感が増します。

毎日何枚も交換するおむつは、夏も沢山使うので手頃な価格が理想的です。

夏の紙おむつ

夏に使う紙おむつは、赤ちゃんの肌にあたる部分が柔らかいおむつがおすすめです。肌にあたる部分が硬いと、汗で蒸れて敏感になった肌がかぶれやすくなります。

洗濯の手間がない

紙おむつは使い捨てなので、洗濯する手間がかかりません。赤ちゃんは汗っかきなので、夏は1日に何度か肌着を交換することもあります。洗濯ものが増える季節には、使い捨てで洗う必要のない紙おむつはラクです。

その代わり、使用済みのおむつは自治体の定める収集日まで、家庭で保管しなければいけません。おむつ用の消臭効果の高い容器やゴミ箱など、夏は臭いがこもりやすいので工夫が必要です。

持ち歩きやすい

紙おむつは持ち歩きやすいメリットがあります。未使用の紙おむつなら平たくて薄い状態なので、夏の旅行や長時間のお出掛けに便利です。

おむつ交換後の専用の袋やポーチに入れて持ち歩き、帰宅後はそのまま捨てることができます。後処理の簡単さは、お出かけの多い家庭に重宝です。赤ちゃんの通院や検診時にもおすすめです。

おしりにフィットする形

紙おむつは、最初から赤ちゃんのおしりにフィットするような形状で作られています。だから、赤ちゃんのおしりに簡単に合わせることができます。

太もものつけ根にもギャザーがあって漏れにくい作りになっているので、パパも無理なくおむつ交換のお手伝いができます。

ハイハイしたら、はかせる紙おむつ

赤ちゃんがハイハイや寝返りをするようになって、おむつ交換が終わるまでじっとしていられないようなら、はかせるタイプの紙おむつは便利です。

赤ちゃんが立っていたり、ハイハイをしようとうつぶせになっていても、はかせるおむつなら洋服のズボンをはかせる要領でおむつ交換ができます。おむつ交換中も動き回る赤ちゃんには最適です。

ただ、はかせるおむつは新生児期からは使用できないので、ある程度の月齢になってからの使用になります。まだ新生児サイズやSサイズのおむつを使用している赤ちゃんは、もう少し成長しないと大きすぎます。

布おむつよりも吸水性がある

布おむつと比較した紙おむつのメリットは、おむつ内部に水分を吸収して閉じ込める加工をしているところです

布おむつよりも湿るタイミングが遅いので、1度のおしっこで交換しなくても漏れにくい構造です。1度のおしっこの量が少なくて回数が多い赤ちゃんに便利です。

夏の布おむつ

ゴミが出ない

布おむつは何度も使うので、ゴミが出ません。自治体の定める収集日までゴミとなった使用済みおむつを保管する必要もなく、家庭のゴミも増えないので環境に優しいおむつです。

家庭で洗濯できる

布おむつは、交換後にすぐ洗うことができるので衛生面も安心です。肌に敏感な赤ちゃんは、家庭で赤ちゃんにも安心な洗剤で洗うことで肌荒れを予防できます。

でも、夏は汗っかきの赤ちゃんにとっては着替えの頻繁な季節です。洗濯ものが増えるので、育児と家事に追われているママの洗濯量が増えてしまいます。夏はすぐに乾きますが時間に余裕のある時の使用がラクです。

ママがプロデュースできる

布おむつを自宅で洗濯すれば、赤ちゃんの肌にも優しい洗剤や香りづけができます。家庭で過ごす時間が長い赤ちゃんとママがこだわって使用できます。

手作りが好きなママなら、布おむつを好きな生地で赤ちゃんのサイズに合わせて制作できます。市販にはないオリジナル布おむつで、赤ちゃんもママの愛情を感じることができます。

おむつ交換が頻繁

布おむつは、肌にやさしい布だけで作られているのでおしっこやうんちの水分が染みやすく、おむつ交換が頻繁になりがちです。夏は汗もかくので放置していると蒸れて、おむつかぶれや汗疹(あせも)の原因になります。

おむつ交換が頻繁で夜中の睡眠が取れなくなったり、外出時におむつ交換できる場所がないときは困ってしまいます。

その代わり、赤ちゃんとママはおむつ交換の度にスキンシップをはかることができるので、コミュニケーションがしっかりとれます。赤ちゃんと向き合う時間を増やしたいママには、おむつ交換タイムが貴重な時間になります。

紙おむつよりも柔らかい肌触り

赤ちゃんの肌にやさしいおむつを追求するなら、紙おむつよりも布おむつです。肌に敏感な赤ちゃんも布が触れるだけなので過敏な反応は出にくくなります。

おむつかぶれや汗疹(あせも)、アトピー肌の赤ちゃんには刺激を抑えた布おむつが安心です。

TPOに合わせた使いわけがベスト

夏に使用する赤ちゃんのおむつを比較すると、紙おむつは持ち運びしやすくて簡単な使用感が魅力です。布おむつは、極めて肌に優しくて洗濯ができるので経済的なところが魅力です。

どちらかに決めずとも、ゆっくり家で過ごす時間は布おむつでママの手間をかけたコミュニケーションをとり、誰かに預けたり外出するときは簡単に使用できる紙おむつを使ってお世話をラクにすると効率的です。

まずは、紙おむつも布おむつも使ってみることをおすすめします。使いわけのコツは、短時間なら布おむつ、長時間なら紙おむつと考えて試してみましょう。

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