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1歳未満のインフルエンザ

インフルエンザの疑いがある場合、1歳未満の赤ちゃんは早急な受診が必要です。かかりつけ医が診療時間外でも諦めないでください。

ミルクを飲む赤ちゃん

2020/12/24

1歳未満のインフルエンザ

インフルエンザは通念を通して発症する病気ですが、冬から春先にかけては大流行しやすい症状です。特に1歳未満の赤ちゃんがインフルエンザにかかると、以下のことが心配に挙げられます。

離乳食前の赤ちゃんは食事も水分摂取も、母乳やミルクに頼ります。そのため、倦怠感や熱で母乳やミルクを飲みたがらない時は、大人よりも早く脱水症状になります。

食欲が減退すると、体の小さな赤ちゃんはすぐに体力が減ります。同時に抵抗力も低下するので、他の肺炎や、インフルエンザ脳症といった合併症が心配になります。大人よりも危険な状態になりやすいので、赤ちゃんのインフルエンザには周囲の細心の注意が必要なのです。

なかでも、1歳未満の赤ちゃんのインフルエンザには特別に配慮が必要です。赤ちゃんの体力も心配ですがおしゃべりができない分、症状の悪化に気付きにくいことと、処方できる薬が限られているからです。

インフルエンザの主な症状

インフルエンザの主な症状は、大人も赤ちゃんも同じです。大人でも辛い症状を、赤ちゃんが体験するのですから悪化を防ぐことが重要になってきます。

インフルエンザの症状としては上記6つ目までは、周囲の観察で気付くことができます。普段よりも赤ちゃんの泣き声や、遊ぶ時の表情に元気がない時はよく観察してください。

下部2点は、1歳未満の赤ちゃんが自分で訴えることの難しい症状です。もしもインフルエンザにかかってしまったら、赤ちゃんからは訴えられませんが倦怠感や筋肉痛で苦しんでいることも考えてあげましょう。

病院に行くタイミング

1歳未満の赤ちゃんが病院に行くタイミングは、インフルエンザ症状に気が付いたり、不安に感じた時すぐにです。インフルエンザの受診は、早ければ早いほど重症化を防ぐ可能性が高くなります。

1歳未満の赤ちゃんは、病気の進行をくい止めるほどの抵抗力が長続きしません。早朝・深夜に高熱が出てインフルエンザの心配がある時は、通常の病院の診療時間まで待たずに、夜間診療や救急診療に相談します。大人のように一晩我慢することは不可能だと考えましょう。

特に家族にインフルエンザ患者がいる時や、保育園やよくいく児童館でインフルエンザが流行っている時は、感染している可能性が高くなります。必ず受診時に伝えてください。

どこへ受診すればよい?

インフルエンザの疑いがある場合、1歳未満の赤ちゃんは早急な受診が必要です。かかりつけ医が診療時間外でも諦めないでください。緊急診療や夜間診療を調べて、早期治療で重篤化を避けましょう。

かかりつけの小児科

赤ちゃんのインフルエンザが疑われたら、先ずかかりつけの小児科医に相談してください。高熱がある場合はインフルエンザウイルスをうつす可能性があるので、病院でも待合室が別室になることがあります。

赤ちゃんの場合は長時間の待機で、症状が進行する危険があるので早急な対応ができるように、先に電話で伝えてから病院に行くことをお勧めします。

もしも周囲でインフルエンザが流行している時は、前もって診療時間外の対応を聞いておきます。病院によっては緊急の連絡先や、総合病院への紹介を指示してくれます。

出産した病院

かかりつけの小児科医に連絡が取れない時は、出産した病院に問い合わせます。特に総合病院は夜間の緊急受付もあるので、電話で相談してみましょう。

特に生後間もない赤ちゃんは、出産した病院に連絡しましょう。病院によって対応は異なりますが、

夜間・休日診療所

地域では夜間・休日に診療してもらえる場所があります。診療所は区や市で調べることができます。前もって調べておくと便利です。

夜間・休日診療は応急処置的な診療がメインなので、薬の処方も限られています。平日に改めてかかりつけの病院にいくことを勧められます。

赤ちゃんの場合は、救急センターの紹介や、今後どうすればよいかの指示もあるので相談しましょう。ただし、小児科専門医がいない場合もあります、常にそこに行けば大丈夫だという考えにならないように気を付けましょう。

小児救急医療電話相談

赤ちゃんの体調に異変が起きた時に、ママ1人ではどうしてよいのか困ることがあります。厚生労働省では、小児救急電話相談を紹介しています。

参考:厚生労働省・小児救急電話相談

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