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冬はお散歩する?しない?

冬は赤ちゃんとお散歩するべきか、お散歩せずに部屋で過ごすべきか、メリット・デメリットを挙げて考えた結果を紹介します。

赤ちゃんを抱っこするパパ

2020/12/24

寒い冬は日中でも風が冷たく感じられます。こんな寒い季節はお散歩する日や、時間帯も悩んでしまいます。冬は赤ちゃんとお散歩するべきか、お散歩せずに部屋で過ごすべきか、メリット・デメリットを挙げて考えた結果を紹介します。冬の外出に悩んでいるママは参考にして下さい。

冬のお散歩メリット

赤ちゃんにとって冬のお散歩には、季節に関係ないメリットがあります。寒いからといってお散歩しないで冬を過ごすことで、このメリットを逃すのはちょっと勿体無いものです。

冬のお散歩

寒い気温や冷たい風は、それだけで体調不良の原因にもなり兼ねません。でも、全く寒い気温や冷たい風に触れないのでは、赤ちゃんの体が寒さに対応しきれなくなります。

室内で加湿された菌の少ない空気だけを吸うことはインフルエンザやウイルスに感染しにくく安心ですが、体調が良ければ、様々な場所で呼吸して体の器官を鍛えることも考えてください。

無理に寒い外へ連れ出す必要も、体を寒さにさらす必要もありませんが、短時間のお散歩で冬ならではの気温や風を感じさせてあげましょう。

そして、赤ちゃんにとって冬はお散歩できる時間が限られているので、他の赤ちゃんとお散歩中に出会う時間帯も似てきます。だから寒いからといって、お友達と出会えない訳ではありません。

短時間でも室内とは気温も空気も違います。赤ちゃんにとってはメリハリがついて、昼夜がわかりやすくなります。

簡単に挙げただけでも。冬のお散歩にはこれだけのメリットがあります。ただし地域によっては気温がかなり低かったり、雪が続くこともあります。そんな時は無理をしないでください。

冬のお散歩デメリット

赤ちゃんにとって冬のお散歩は、この季節ならではのデメリットがあります。でも。デメリットは解消したり予防できるので、各家庭でデメリットをどう解消するのかがポイントです。

冬のお散歩んデメリットについては、デメリット紹介と一緒にデメリット解消法も考えました。デメリットを解消できれば、冬だからといって毎日家に閉じこもるだけの生活を見直すことができます。

ウイルスが活発化しやすい空気

ウイルスが活発化

冬は気温が低くて空気が乾燥しています。これは、ウイルスにとっては活動しやすい環境です。

お散歩のあとは手洗い・うがいが必須です。うがいのできない赤ちゃんは、水分を取りましょう。のどに停滞するウイルスを洗い流すことで、感染を予防します。

手洗いができない赤ちゃんは、帰宅後に濡れタオルで手首まで拭いてあげます。冷たい水でしぼったタオルは、皮膚の薄い赤ちゃんのしもやけ原因になります。

寒い日の帰宅後は、ぬるま湯でほんのり温かいタオルで拭きとってあげると、肌にも優しく清潔が保てます。ウイルスは湿度に弱いので、乾いたタオルよりも濡れているほうが効果的です。

気温が低いので冷えてしまう

冬の外出は、気温の低さで体が冷えてしまいがちです。体の冷えは、赤ちゃんだけでなくママも気をつけてください。

気温の低下には、暖かな服装と着脱しやすいケープやブランケットを活用します。ねんねの赤ちゃんは動きが少ないので、ベビーカーにクリップでケープやブランケットを留めると安心です。

ママが寒さに弱い場合は、抱っこひもやスリングがお勧めです。ママと赤ちゃんの体が密着するので、お互いに暖まります。

手足の指先は血管が細くて冷えやすいので、ミトンや手袋、靴下で暖めてあげましょう。濡れた場合は放置すると、しもやけの原因になるので交換したり、水分を拭きとってください。

ベビーカーの防寒対策について紹介しています:e-育児「ベビーカー防寒対策グッズ」

冷たい風で肌が乾燥

赤ちゃんのアウターはニットやキルティング、ダウンなど風の侵入しにくい服装がお勧めです。肌の乾燥予防には、保湿クリームなどの潤いのベールが必要です。

夕方に近づくと、風が冷たく乾燥も増します。こんな時間帯は、赤ちゃんの肌を冷やして潤いを奪います。日中の、もう少し風の穏やかな時間帯のお散歩が安心です。

お散歩時間が限られてしまう

冬のお散歩時間は、赤ちゃんの体を考えると限られてしまいます。だいたいお昼を挟んで前後3時間、朝9時から午後3時までです。

夏は夕方のお散歩の方が涼しくて気持ち良かったけれど、冬は3時以降は一気に冷え始めます。

でも逆に、お散歩時間が決まることで、赤ちゃんの1日はメリハリのあるものになります。昼夜逆転している赤ちゃんは特に、夕方以降は家でゆっくり過ごしましょう。早めに就寝する癖がつけやすくなります。

気温や天候に左右されやすく、予定がたたない

赤ちゃんのお散歩は、気温や天候チェックが欠かせません。冷え込みが激しい日は、体調によって室内で過ごす日もあります。

お散歩で生活時間のメリハリや、お昼寝の時間を決めている赤ちゃんにとっては、お散歩ができない日は時間がズレがちです。こうゆう時は、室内で体を動かして遊んだり、窓の開け閉めや照明で昼夜に変化をつけます。

朝はカーテンを開け、夜はカーテンを閉めるだけでも赤ちゃんの視界が変わります。夕方以降は温かみのある落ち着いた照明にしたり、ダラダラ過ごさないように心掛けてください。

長時間のお散歩ができずにストレスが溜まる

赤ちゃんもママも、天候や体調でお散歩ができない日が冬は増えます。ずっと室内だと、時間のメリハリも作りにくくダラダラしてしまいます。

特に月齢の低い赤ちゃんは、気温や天候によって室内に閉じこもる日も多くなります。こんな日が続くと、赤ちゃんもママもストレスが溜まります。

お散歩できなくても、玄関先で外気浴をすると、気分転換になります。ベランダに出る時は、はいはいやつかまり立ちで赤ちゃんが物に乗らないように気をつけてください。思わぬものが踏み台になって転落事故は起きるので、ベランダで手を離すことは危険です。

毎日お散歩しなきゃダメ?

雑誌や育児本によっては、寒くてもメリハリある生活と健康を考えて、毎日短時間でもお散歩を推奨することがあります。これは、ママと赤ちゃんの健康にも良いことです。

でも、「毎日」という決まりにこだわり過ぎないでください。ママが疲れている日や、赤ちゃんの体調が優れない日、天候の悪い日は無理してお散歩しなくても大丈夫です。

無理にお散歩をして体調を崩すと、逆に外でウイルスに感染しやすくなるので、お散歩時間や継続に厳しい決まりを課さないようにしましょう。育児は例外の連続なので、各家庭で無理のないスケジュールを立ててください。

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