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お座りしない赤ちゃん

赤ちゃんのお座り開始が遅かったり、お座りを嫌がる時は何らかの理由があります。そんなときにはお座りをしない理由を考えてみましょう。

離乳食後期

2020/12/24

赤ちゃんの成長過程で、お座りを始める時期は人それぞれです。大まかに生後6ヶ月頃からが、お座りを始める時期の目安と言われていますが個人差はあります。

赤ちゃんのお座り開始が遅かったり、お座りを嫌がる時は何らかの理由があります。赤ちゃんの成長に優劣をつけるのではなく、お座りをしない理由を考えてみましょう。

腰骨の成長を無視したお座り

お座りを怖がる

赤ちゃんがお座りをする為には、腰骨の成長とおしり周りの筋肉の発達が重要です。腰骨とおしり周りの筋肉の成長を考えずに、お座りをさせると未発達な骨や筋肉に大きな負担をかけます。

腰に負担がかかると、逆に腰骨の成長を邪魔してしまうことも考えられます。大人が腰回りを鍛えるのは、すでに成長した骨や筋肉が衰えないようにするためです。生後1年にも満たない赤ちゃんは未だ未発達なので、腰骨を鍛える必要はありません。

赤ちゃんの中には、腰骨や筋肉の発達が未だでもお座りをしたがる子もいます。しかし、結果的には負担がかかって疲労が大きいのですぐに寝転がったり、お座りをやめてしまいます。

もしも、生後3ヶ月頃からお座りをさせても嫌がったり上手にできない時は、体の発達を待つことも考えましょう。

グラグラ不安定でお座りを嫌がる

赤ちゃんの成長の目安として、3ヶ月頃に首座りが完成し始めます。首が座っても赤ちゃんの体は頭に重心がいきやすいのでフラフラ不安定になりがちです。稀にベランダや階段の落下事故があるのは、赤ちゃんの重心が下半身よりも上半身に行きやすいことが原因の1つです。

赤ちゃんの首がすわってすぐに、お座りをさせると未だバランスがとれずにグラグラ上半身が動いたり頭がユラユラしています。この場合は、お座りをさせる時期では無いと判断します。

上半身が不安定だと両手が前に出て、体を支えようとします。これは反射神経の成長の1つです。両手を前につく動作ができないと、ただグラグラするだけでバランスが取れないので気を付けましょう。

お座りを怖がる

お座りを怖がる赤ちゃんは、何かに対して不安を持っています。ママの腕から離れるたり、暗い場所で怖くなるのは仕方のないことなので、気持ちが落ち着くまで抱いてあげます。抱き癖の問題も聞きますが、1歳未満の赤ちゃんには抱っこはママとの大切なコミュニケーションです。

お座りができる赤ちゃんでも、上半身のバランスを崩して頭を打ったり横になってしまった赤ちゃんは、恐怖心が消えるまではお座りに消極的になるかもしれません。お座りができないわけではないので、気持ちがおさまるまでは無理に座らせずに補助椅子や抱っこで過ごします。

おしりが汚れていて座れない

赤ちゃんの中には、おむつが汚れていると座りたがらない赤ちゃんもいます。おしっこでも、オムツが濡れていると不快感があってお座りができないのです。

おしりの汚れや濡れに反応することは、トイレトレーニングで役立つのでお座り前におむつ交換をしましょう。我慢させていると、今度はおむつの汚れに気が付きにくくなったり肌がかぶれてしまいます。

床が硬くてお座りが嫌いになる

赤ちゃんはオムツをしているので、多少ドスンと動いてもおしりが保護されています。それでも、お座りを急にさせると床面が気になって嫌がることがあります。

特に床が硬いとおしりをつく時に衝撃があります。赤ちゃんが気にならないように、そっと床に下ろしてあげましょう。

慌てている時は、お座りさせる時もおしりから勢いよく下ろしてしまいがちです。ママの片手を赤ちゃんのおしりに添わせて、床に着く時にそっと抜くなど配慮します。

赤ちゃんの下に何かを敷く時は、タオルよりもカーペットやマットのほうが安全です。タオルを敷いて座らせることは危険です。タオルが床上で滑るので、赤ちゃんが動いていると体ごと滑って転ぶ危険があります。

お座りよりも抱っこが好き

お座りよりも抱っこ

人それぞれですが生後6ヶ月頃になると、早くも人みしりやママの姿が見えないと不安で泣いてしまう赤ちゃんもいます。

お座りは最終的には赤ちゃんが1人で座る、ママと離れた動作になるので赤ちゃんはママに傍にいてほしくて抱っこばかり求める時期もあります。

赤ちゃんはママの腕から離れて違う目線で遊ぶことに興味を持ちますが、まだ離れると不安感が強く出ます。

お座りをさせてママの腕が離れることを心配して入るようなら、肩や背中を支えてあげながらお座りさせてみます。

お座り補助の椅子をつかえば、ママの作業している近くに座らせることもできます。

赤ちゃんの寂しいと考える気持ちを反らす為に、一緒に遊んだり話しかけることで精神的な不安を取りのぞいてあげます。時には膝に座らせて、お座りしながら話しかけてあげましょう。

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