赤ちゃんの虫よけ注意点

赤ちゃんの虫よけ剤や虫よけグッズの使用時の注意点、話題になっているディートの成分や乳幼児が注意すべきことを、わかりやすく説明しています。

虫よけしたい範囲を決める

虫刺され

・虫よけするのはどの部屋?
・虫の侵入しやすい場所はどこ?
・赤ちゃんが過ごす部屋はどうする?

虫よけしたい範囲がどこかを決めれば、どんな方法で虫よけするのか具体的に考えることができます。

例えば、家全体というよりは日中は家族がリビングに集まるから、リビングだけを重点的に虫よけしたいと考えるとします。リビングの広さにあった虫よけを考えましょう。

月齢の低い赤ちゃんは、ベビーベッドの周辺を重点的に虫よけ対策を考えます。でも、新生児に虫よけの煙やにおいをかがせるのも心配です。必然的に虫よけ剤の使用は限られてきますね。蚊帳など、薬品以外で虫を寄せつけない方法を考えます。

赤ちゃんが舐めないか

低月齢の赤ちゃんは、自分の手足もおもちゃにします。指や足を口にもっていくことも遊びの一環です。

だから手指や足指は清潔に保つ必要があります。虫よけ剤も、赤ちゃんが舐める場所には塗布できません。赤ちゃんが舐めてしまう場所には虫よけ剤を塗布せず、手の届かない場所に虫よけシールを貼ったり、他の方法で虫よけ対策をします。

室内で遊んでいる時は、部屋全体に効果を発揮する電気タイプの蚊取り線香なら肌に触れません。

ベビーカーに乗っているなら、ベビーカーに引っかける虫よけグッズやシールが便利です。外出時はベビーカーごと、虫よけネットで覆うのも簡単です。

赤ちゃんが触らないか

赤ちゃんの手新生児や月齢の低い赤ちゃんは、虫よけ剤や虫よけグッズを舐めてしまわないかが心配ですが、1歳前後になると今度は自分で取り外したり、塗布した場所を触りたがることが心配です。

虫よけ用の虫よけパッチシールや虫よけリング(ブレスレットタイプ)は、赤ちゃんの肌に直接塗布しないので安心です。でも、周囲のものに興味がある赤ちゃんは自分の身につけているものが気になって仕方ないときがあります。

触りたがる時は、虫よけシールは赤ちゃんの視界に入らない場所に貼ってください。背中側に貼ると、赤ちゃんに気がつかれません。

可愛いキャラクターなら貼ってくれるのは、もう少し大きくなってからです。1歳前後だと、逆にキャラクターが気になって触りたがります。

帽子や手袋を嫌がる赤ちゃんは、虫よけリングも外したがるかもしれません。まだハイハイ前の赤ちゃんなら、腕ではなく足首に試してみましょう。

虫よけ剤の成分「ディート」に注目

・生後6ヶ月未満には使用しない。
・6ヶ月以上、2歳未満は1日1回まで。
・2~12歳未満は1日1~3かいまで。
・目や口の周辺には使用不可。

虫よけに使われるディート(DEET)という成分を知っていますか?家庭の虫よけ剤の成分表示をチェックしてみましょう。現在、ディートの乳幼児への影響が問題視されています。(参考1)

ディートは皮膚や衣類に塗布することで、蚊やダニの吸血を回避する効果を発揮できるので多くの虫よけ商品に含まれています。

最近では虫よけ成分というと、ミントの香りやハーブといった天然成分で人にも優しいイメージがありますが、ディートは少し違います。

ディートはもともとは第二次世界大戦の時のジャングルでの経験をもとに、アメリカ軍が開発した化合物が始まりです。最初は軍事用、そのあと民間用に取り入れられた経緯があります。つまり人に優しい成分かどうかの前に、実用的かどうかで作られた成分です。

国内メーカーの販売している虫よけグッズに含まれるディートは濃度が低いのですが、輸入商品の虫よけ剤は注意してください。国によって成分の扱いかたは様々です、なかには日本では考えられない数値のディートを含んでいる場合もあるのです。

どうして、こんなにディートにこだわるのかというと、神経に影響を及ぼしたり皮膚異常があらわれた報告が海外であったそうです。症状が悪化して全身マヒになるケースもあったそうです。

これを踏まえて、生後6ヶ月以内の赤ちゃんへの使用は特に注意してください。小学校卒業まではディート濃度の強い虫よけ剤は、1日に1~3回連続4時間程度に抑えるようにおすすめします。

しかもディートは水に強いので、よくいえば「汗に強い」、悪く言えば「しっかり洗い流さないと肌に残る」成分なのです。水洗いだけでは不十分です。虫よけ剤を塗布したら、必ず石鹸で洗い流してください。

参考1:厚生労働省ディートを含有する医薬品及び医薬部外品に関する安全対策について