寝返りの練習

寝返りにはいくつかのポイントがあります。赤ちゃんに寝返りのきっかけを作りたい時や、途中まではいくのに完成しない時の参考にしてください。

寝返りの一般的な方法を紹介しますが、これだけが正しいというわけではありません。赤ちゃんによっては、少し違っても上手に寝返りのできる場合があります。どちらも安全が確認できるなら問題ありません。

寝返りの練習は、赤ちゃんだけでもできるようになる寝返りの「最初の1歩」を手伝う気持ちで手を貸します。最初からすぐにできると考えると、無理に寝返りさせたり何度も練習させてしまいます。

赤ちゃんが嫌がる時は寝返りさせません。無理に寝返りさせようとすると、赤ちゃんが更に嫌悪感を持ってしまいます。他の赤ちゃんと比べたり、月齢にこだわずに様子を見ながら機嫌の良い時に練習しましょう。

寝返りできるスペースを確保

寝返りできるスペースを確保赤ちゃんが寝返りをする時は、平面の床面で、清潔で安全な場所が好ましいです。

赤ちゃんが肌を当てても痛くない床面が安心ですが、羽毛のように顔や体が沈むようだと動きにくくなります。特に小さなものや、赤ちゃんの口に入れてほしくないものが落ちていないか確認します。

ベッドや落下の危険がある場所、寝返りするスペースを制限したい時はクッションや枕で区切ります。クッションや枕は、赤ちゃんの胴体にあたる部分に置きます。

顔にあたる部分に置くと、赤ちゃんが顔を動かせずに窒息する恐れがあります。足でけることもありますが、ワンクッションあるほうが安全です。

赤ちゃんがよく向く方向に寝返り

赤ちゃんがよく向く方向に寝返り赤ちゃんは、寝ている時に左右どちらかに首を横にすることがあります。

赤ちゃんのなかには、よく右側を向く赤ちゃんもいれば、左側を向くことの多い赤ちゃんもいます。お昼寝の時に確認できます。

寝返りの練習をする時は、普段から向きやすい方向に顔がいくように寝返りさせましょう。そのほうが赤ちゃんもスムースに動きます。

もしも完全に寝返る前に戻ってしまう時は、ママがそっと頭の下に手を入れて支えてあげたり、背中にクッションを当ててみます。

足から始める寝返り

足から始める寝返り寝返りで大人と違うのは、最初にひねる部分です。ママの寝返りは上半身から動きます。腕と肩を寝返りしたい方向にひねると、下半身もついていきます。

赤ちゃんの場合は、最初に腰と足が動きます。赤ちゃんは、下半身をひねることで寝返りを始めるのが1番成功しやすいようです。

寝返りする方向が決まったらおしりを支えながら、寝返りする方向と反対の足を持ち上げてあげます。持ち上げた足は、寝返りする方向の足の上をまたぐように、移動します。赤ちゃんの腰は寝返りする方向にひねっている状態です。

赤ちゃんは、大人と違って体よりも頭が大きいので、どうしても思い切り動かすことのできる手足を先に動かします。筋肉が未発達なので、勢いをつけて動きます。この勢いをママが少し手伝います。

この時、赤ちゃんの頭や首を無理な方向に動かさないよう気を付けてください。腕や足をサポートするつもりで引っ張るのも、肩が外れる原因になるので危険です。

うつぶせになったら腕を抜いてあげる

寝返りが成功して、うつぶせになると右手方向に寝返りした時には右手が、左手方向に寝返りした時には左手が上半身の下敷きになります。慣れてくれば、自然と腕を前に出して抜くようになります。

腕が入ったままだとバランスを崩しやすいので、最初は手伝ってあげます。うつぶせの状態では目を離さないようにします。

寝返りをしてうつぶせになった後も、赤ちゃんの顔が真っ赤だったり苦しそうな時は、仰向けに戻します。

寝返りを繰り返していくうちに、赤ちゃんがうつぶせになると腕を前に突き出しようになります。この腕を立てれば上半身がおきるので、ずりばいや、はいはいに繋がります。

発達には個人差

寝返りだけでなく、赤ちゃんの発達には個人差があります。運動神経が目立って発達している赤ちゃんや、情緒が安定している赤ちゃん、何事にも慎重で落ち着いている赤ちゃんなど十人十色です。

寝返りに関しても同じです。少し手助けすると、すぐにコロンと回る赤ちゃんもいれば、「コロンと回るのはわかるけど少しこわい」と慎重になってしまう赤ちゃんもいます。でも、これは自我が発達している証拠です。

月齢が遅くても、赤ちゃんが腰をひねったり足をあげては倒していたら、ゆっくりと手助けしてあげます。コツさえ掴めば、寝返りはすぐに成功します。

そして寝返りに消極的な赤ちゃんには、検診時に相談してママ1人で悩まないことです。時期がくるまで他のことをさせてあげても大丈夫です。