パパを知ってもらおう

赤ちゃんにとってママは、朝も夜もそばにいてくれる存在です。でもパパは仕事でずっと赤ちゃんにつきっきりになれないので、「一体何をする人なんだろう?」と、赤ちゃんから見ると謎の存在です。もっとパパのことを知ってもらう簡単なコツを、わかりやすく紹介します。

赤ちゃんがママに信頼を寄せているのは、ママの行動をじっと見て信用できるようになるからです。赤ちゃんは思っているよりもずっと、周囲の人の行動を見ています。ここを利用して、パパのことを知ってもらいましょう。

ママと赤ちゃんの関係の中にどうやって介入していくのかわからないパパや、赤ちゃんに慣れてほしいと願っているパパに向けて書いています。

パパの行動を実況中継

パパを見つめる赤ちゃん

赤ちゃんは、自分の周囲の人がどんなことをするのか興味津々で観察しています。真似っこが得意なので、食事をしている姿を観察して口をモグモグ動かします。

パパの行動も、赤ちゃんに報告してみましょう。言葉が伝わらなくても雰囲気や、決まった行動でパパの存在を知ってもらいます。

例えば仕事帰りに着替える時は、「今から着替えるよ」「ネクタイを取るよ、今日はこんなネクタイだったんだよ」「次は靴下を脱ごう」と、赤ちゃんの目を見ながら実況中継してください。

何度か続けていると、やがて赤ちゃんはパパが着替えをしようとすると興味津々でパパを見るようになります。これは赤ちゃんの生活にパパが溶け込んだ証拠です。赤ちゃんにとっては、夜眠る前に見る1つのイベントになります。

パパが一緒にご飯を食べる時も、「パパは野菜から食べるよ」と実況中継してみてください。赤ちゃんはじっと、パパの食事を観察します。そして赤ちゃんなりに「これ(ここでは野菜を指します)を食べる人は、あの人だ!」と覚えます。

こんなふうに実況中継をしていると、赤ちゃんが興味をもってパパという存在を意識します。急に近づくと泣かれてしまう時は、ママにも手伝ってもらって「パパが帰ってきたよ」「パパはお仕事に行くよ」と、大人ならわかることでも言葉で説明してもらいましょう。

パパの行動を実況中継するのは、もう少し大きくなってからも使えます。忙しくて一緒に過ごす時間が少ないパパにとって、まずは興味をもってもらうことが大切です。

パパとママの会話も見ています!

赤ちゃんは、パパとママの会話する姿もしっかり見ています。会話がわからなくても、表情や雰囲気は伝わります。

赤ちゃんの前で、パパとママが笑顔で会話する姿を見ている赤ちゃんは、自分の信頼しているママが楽しそうに接しているパパに良い印象を抱きます。

逆に、どんなに赤ちゃんのことを大切に思っているパパでも、ママとケンカばかりしている姿を見せていたり、怒ってばかりいると赤ちゃんはパパを怖がってしまうかもしれません。

赤ちゃんは言葉の内容が理解できない代わりに、その時の表情や雰囲気、ニュアンスを敏感に察知しようとしています。ケンカばかり見せていたら重苦しい雰囲気や、とげとげしい口調ばかり聞かせてしまいます。

それよりもパパとママの笑顔や楽しそうな雰囲気を見せて、赤ちゃんに幸せを共有させてあげてください。

赤ちゃんの警戒心は大切

毎日帰宅時間の遅いパパは、赤ちゃんの寝顔ばかり見ています。パパにとっては寝顔でも毎日会っている気分ですが、赤ちゃんにしてみたら起きている時にしか会っていないのです。

だから休日にパパと2人っきりになったら泣いてしまうかもしれません。パパは「毎晩帰ってきているのに!」とショックを受けてしまいます。そもそもわが子に泣かれてしまうなんて、嫌われているのかと不安になります。

赤ちゃんにしてみたら、寝ている時のことなんて覚えていないからパパに少し警戒心を持ってしまうのかもしれません。やがては警戒心も無くなりますが、最初はちょっと泣いてしまいます。

でも、これは赤ちゃんが「知っている人」や「いつも傍にいる人」を理解し始めている証拠です。パパに泣いてしまうと言うことは、一度も会った事の無い人にはもっと警戒心を強めて、泣いてしまうことでしょう。

パパにしてみたら「嫌われているのかも」とマイナスに受け止めがちですが、こんなところにも、赤ちゃんの精神面の発達が現れることを忘れないでください。