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生後6ヶ月育児の悩み

生後6ヶ月の赤ちゃんは、寝返りやお座りなど得意なことに個人差が見られます。

赤ちゃんと指切りするママ

2021/01/07

生後6ヶ月赤ちゃんのお世話で困ったこと、気になること、悩みやすい問題をわかりやすく説明します。生後6ヶ月の赤ちゃんは、寝返りやお座りなど得意なことに個人差が見られます。赤ちゃんの得意なことや成長しているところにも目を向けましょう。

寝返りに時間がかかる

寝返り

生後6ヶ月になっても寝返りに時間がかかったり、最後まで回りきれずに横向きで止まってしまう赤ちゃんがいます。寝返りが完了している赤ちゃんが多いので、運動能力が低いのかと不安になってしまいます。

寝返りはコツさえつかめば、急にできるようになったりします。だから、あまり心配しないでサポートを続けてください。

具体的には仰向けに寝ている赤ちゃんの片足を持ち上げて、反対の足の向こう側に行くように動かしてみましょう。体や顔を横向きにしたら、ちょっと背中を押してあげます。これでうつぶせになる動きを教えてあげましょう。

なかには、怖くて勢いよく回りたがらない赤ちゃんもいます。誰でも不安になると、堂々と勢いをつけて動けなくなるものです。寝返りの動きが楽しくなれば、赤ちゃんも怖がらずに勢いをつけるようになります。親は怒ったり焦ることなく、寝返りを楽しい動きだと教えていきたいですね。

お座りが不安定

赤ちゃんお座り

生後6ヶ月頃は、おすわりさせると1人で手を前についてバランスをとりながら座るようになります。でも、バランスをとりにくく頭がグラグラしたり、急に横に倒れてしまいがちです。

お座りできるのは、腰がしっかりしてきた証拠です。でも、赤ちゃんは体に比べて頭が占める割合が大きいので、体というよりも頭のバランスをとるのが難しいようです。

最初は、手を前につかせます。しっかり座らせたいと、手を前につかせないと急に後ろにバランスをとられて後頭部を打ってしまうことが心配です。床の上だと倒れた時に硬い床に当たってしまいます。お布団の上やマットの上のほうが安心です。

お座りが不安定なのは仕方のないことです。体が成長して筋肉が発達すれば、もっとバランス良く体を支えるようになります。あまり、1人座りにこだわらずに安全を優先して座らせるようにしましょう。

大声を出したがる

生後6ヶ月頃の赤ちゃんはお散歩中でも、電車やバスに乗っている時でも急に大声を出すことがあります。これはお行儀が悪いわけではありません。

赤ちゃんは声の調節もコツをつかまなければわからない状態です。大きな声や小さな声、低い声や高い声をわざと出して楽しみながら覚えていきます。

大声を出すのも、赤ちゃんにとっては勉強の1つで、楽しい遊びでもあります。家庭では自由にさせてあげましょう。

ただ電車やバス、外出先など公共の場所では、大きな声が迷惑に感じる人もいるかもしれません。子育てしていないと「わざと大声をだしている」と異なる印象を持つ人もいます。

公共の場所では「しーっ」と静かにするように教えたり、赤ちゃんとその場を移動するなどの配慮も忘れないでください。

普段と違う外出先で怒ると、赤ちゃんは不安になって泣きだしたりもっと大声を出すことがあるので、あまり興奮させないでその場を乗り切りましょう。

離乳食を出してしまう

離乳食

生後6ヶ月頃、離乳食を始めた赤ちゃんによく見られるのが、ほんの少し舐めただけでも舌で離乳食を押しだすように拒否することです。

離乳食を順調に進めたいママにとっては、この先、離乳食が順調に進められるのか不安になってしまいます。

赤ちゃんにとって、離乳食はほんの一口でも初めて経験する食感や味です。だから、受け入れることができずに出してしまうものです。

押しだしてしまうからといって、二度と食べてくれない食材とも言えません。形や食感、組み合わせる食材を変えるだけで食べてくれるようになるものです。歯が生えると噛み心地も変わります。

最初は飲みこむまでもいかない、舐める程度の少量で始めてください。やがて色んな味に慣れて、母乳やミルク以外の食事を知っていくので焦らず進めてください。

なかなか泣きやまない

生後6ヶ月になると、赤ちゃんは体重や身長など体型の成長だけではなく、精神的な発達も進んできていることを知ってください。

気に入らないことや、悲しいこと、寂しい気持ちになった時は、その時の気持ちを伝えたくて泣き方にもバリエーションがつき始めます。

時と場所によっては、赤ちゃんがずっと泣いていることが迷惑になったり、パパやママを焦らせるプレッシャーになってしまいます。

頭ごなしに叱ると、その時の怖い声や表情に驚いて、さらに興奮して泣きやまなくなることもあります。静かにさせると言うよりは、泣いている理由に共感してなぐさめてあげると赤ちゃんも落ち着きやすくなります。

泣きかたが激しくなったり、要求が通るまで泣き続ける赤ちゃんの対応をするのもとっても大変ですが、赤ちゃんにとって泣くことは意思表示です。周囲を気にして泣けなくなるよりは、気持ちを伝えるために泣いたり、のびのびと精神面も発達させてあげたいですね。

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