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生後5ヶ月の赤ちゃん

生後5ヶ月では、離乳食のはじめの一歩になる離乳初期にチャレンジする赤ちゃんが増えてきます。

おむつを履く赤ちゃん

2021/01/07

生後5ヶ月の身長

生後5ヶ月の赤ちゃんの身長は65~72cm程度です。生後5ヶ月辺りから身長の増加がゆっくりになります。また、赤ちゃんそれぞれで身長差が出始めます。

身長が平均的でも授乳量が足りずに体重が増えない時など、身長だけではなく体重や授乳量も含めたバランスを見てください。65cmに満たなくても、健康で体重とのバランスがよければ問題ありません。

生後5ヶ月の体重

生後5ヶ月

生後5ヶ月の体重は6~9.1kgです。男の方が平均体重が多く、外見がずっしりとした体型の赤ちゃんもいます。女の子はちょっと少なく6~8.5kgでも平均的です。

生後5ヶ月辺りから、赤ちゃんの体重増加が少なめになります。体重増加量に個人差も目立ちます。動きが活発な赤ちゃんや、母乳が大好きな赤ちゃん等、個性が現れるからです。

腕や足はシワが多くて肥満が心配になるママもいます。この時期は、まだはいはいや歩くことができないので、ポッチャリしているものです。これから運動量が増えると体型も変わっていきます。

あと1ヶ月で生後6ヶ月健診があるので、授乳量に問題が無ければ平均値にこだわらずに顔色や健康面に留意して過ごしてください。

生後5ヶ月の授乳

生後5ヶ月の授乳では、授乳時間や授乳間隔が定まる赤ちゃんが増えます。母乳やミルクを飲む力がしっかり備わって、短時間でもしっかり飲むように変わります。4時間間隔を基本にしましょう。

授乳量は人それぞれですが、粉ミルクで考えると1日に200~220mlを4~5回飲みます。これは離乳食が始まる前の量です。離乳食が始まると、授乳量は減っていきます。

日中の授乳時間が短いうえに、すぐ飲みたがる時は授乳量を確認しましょう。母乳が足りない時は離乳食開始のきっかけになります。

逆に30分かけてのんびり授乳している時は、遊び飲みの可能性があります。授乳開始はゴクゴク飲んで、その後は遊んでいるだけという場合は、ママの方で時間を決めて授乳を切り上げてください。

生後5ヶ月の睡眠

生後5ヶ月の赤ちゃんは、夜中のまとまった睡眠が増えます。6~8時間続けて寝る日や、夜中の授乳も定まった時間に1度だけになる日があり、ママも夜中に眠れる日ができます。

時には喉が渇いて夜中に2~3度おきることもあります。授乳量が足りている時は、白湯を試してください。

夜泣きが始まると、夕方以降は急に不機嫌になる時間があります。夜泣きの時は、空腹や睡眠不足とは違って精神的な発達に伴う症状だと考えてください。泣きやませるよりも、抱っこして安心感を与えることを求めています。ただ夜泣きの時間帯によっては、ママがストレスを抱えてしまいます。

寝返りの完成

生後5ヶ月になると、パパやママの補助なしで寝返りができるようになります。寝返りをマスターすると、寝返りの繰り返しで玄関や段差のある場所まで移動することもあります。

赤ちゃんの行動から目が離せなくなるので、室内の段差やぶつかりやすい家具をチェックしましょう。

まったく寝返りを始めない赤ちゃんもいます。運動機能に問題があると結論を急かさず、「寝返りは興味ないのかな」程度で見守ってください。赤ちゃんによっては、寝返りは遅いのに歩くようになる時期が速かったり、寝返りしないままはいはいをマスターすることがあります。

寝返りについてはこちら→

離乳食の準備

生後5ヶ月で、以下のケースが当てはまる時は離乳食の開始を考えます。

生後5ヶ月の離乳食

離乳食を早く始めるとアレルギーが心配だという考えもあります。各家庭でよく様子を見ながらスタートしてください。

生後5ヶ月では、離乳食のはじめの一歩になる離乳初期にチャレンジする赤ちゃんが増えますが、焦らないで大丈夫です。急かして、赤ちゃんが嫌がってしまうと、何度も離乳初期の始めの一口を繰り返すことになってしまいます。

離乳食についてはこちら→

喃語でおしゃべり

生後5ヶ月の赤ちゃんは、家族の真似をして話しているように声を出そうとします。でも、まだなんて言っているのかもわからない「あーあー」「うーうー」「だっだっ」という喃語(なんご)です。

赤ちゃんにとっては、みんなとお話している気分です。目を合わせて「そうなんだね」「楽しいよね」「おいしいね」とシチュエーションに合わせて返事をしてあげましょう。

赤ちゃんは表情もよく見ているので、笑って返事をすると笑い返します。これは赤ちゃんにとって大切なコミュニケーションです。

急に大きな声を出す時があります。これも声で遊んでいます。赤ちゃんの機嫌が良ければ問題ありません。うるさいと怒らずに、「げんきな声だね」と対応してあげましょう。

生後6ヶ月健診の準備

次の生後6ヶ月では、生後半年の検診があります。地域によりますが、母乳相談に加えて離乳食についての講座を聞くことができる場合もあります。

赤ちゃんの成長や子育てについて聞きたいことがあるか、あらかじめ考えておきましょう。

検診は、かかりつけの小児科でも可能ですが、地域によっては保健所や自治体でまとめて行っています。混み具合では時間がかかるので、赤ちゃんのおむつや授乳の準備が必要です。

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