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生後2ヶ月・予防接種の体験談

生後2ヶ月で細菌性髄膜炎を予防するHibワクチンと肺炎球菌ワクチンとB型肝炎、任意接種のロタウイルスの予防接種をうけました。

生まれたばかりの新生児

2021/01/07

生後2ヶ月で細菌性髄膜炎を予防するHibワクチンと肺炎球菌ワクチンとB型肝炎、任意接種のロタウイルスの予防接種をうけました。当日の予防接種体験談と、生後2ヶ月から予防接種をはじめる理由をわかりやすく説明します。

生後2ヶ月から接種する理由

重症化すると治療が困難

予防接種

細菌性髄膜炎(さいきんせいずいまくえん)は体力の少ない0~1歳の赤ちゃんの重症化が目立ちます。だから細菌性髄膜炎を予防するために、Hibワクチンと肺炎球菌ワクチンの早期接種がすすめられています。重症化した時に家庭でケアしきれない病気だとわかったので、生後2ヶ月からの接種を決めました。

ウイルスが、赤ちゃんの脳の髄膜(ずいまく)まで達すると細菌性髄膜炎という症状が心配されます。細菌性髄膜炎は初期段階では発熱や倦怠感だけで、発見されにくいところが厄介です。

ところが24時間で症状はピークに達して赤ちゃんの生命に関わったり、後遺症を残すケースがあるのです。脳まで薬の効果が届くのは時間がかかり、しかも最近では薬が効かない耐菌性のウイルスも増えたので治療はより困難になりがちです。

B型肝炎のキャリア対策

B型肝炎の場合は乳幼児期からキャリアになるとウイルスに感染した状態が続くので、赤ちゃんの頃から薬物療法をはじめる可能性がでてきます。

B型肝炎のウイルスに0歳で感染すると90%という高い確率でキャリアになると考えられているので、早い月齢で予防対策を始めたいです。そのため生後2ヶ月で予防接種を受けることに決めました。

生後2ヶ月から接種可能

今後の予防接種や健診の予定に余裕をもたせるためにも早めにスタートすることにしました。ただ予防接種は副反応の可能性があるので、まんがいち副反応がでたときに生後2ヶ月の赤ちゃんが対応できるのだろうかと不安になりました。

予防接種後に体調不良になっても、赤ちゃんを連れていける距離の病院を選びました。

予防接種スケジュールがパンパン

実は0~1歳の赤ちゃんは予防接種のスケジュールがいっぱい。ワクチンは数回に分けるので1回では終わらないのも原因です。

例えばB型肝炎は2016年10月に定期接種になりました。定期接種なら1歳までに3回接種を完了させます。だから、のんびりスタートできない現状です。

ロタウイルスの予防接種は任意なので「いつでも大丈夫だろう」と考えていましたが、生ワクチンなので接種後4週間はほかの予防接種を受けることができません。他の予防接種のスケジュールをこなすためには、Hibワクチンと一緒に受けることがスムーズだとアドバイスを受けました。

保育所に入る前に済ませたい

今後は仕事復帰にむけて保育所を探します。親の都合ですが、乳幼児がたくさん集まって一緒に行動するのであればウイルス感染のきっかけも増えます。ひとりひとりが予防接種で集団感染を予防することが必要だと感じました。

予防接種の体験談

持ち物

予防接種当日は事前に自治体から受け取っていた定期接種の問診票、母子手帳、保険証です。費用はロタウイルスの予防接種だけ任意なので1万円用意しました。結局ロタウイルスの予防接種は初回9000円でした。

事前準備

まず定期接種の問診票は、当日の朝の検温記録とともに記入を済ませておきました。任意接種のロタウイルス予防接種の問診票は、病院の待合室で記入しましたが定期接種と同じでした。

診察室へ移動

赤ちゃんの名前が呼ばれたら診察室で服を脱がせて、おむつだけになります。着脱に慣れた服が良いです。赤ちゃんを抱いて聴診器を当ててもらいます。薬の服用やアレルギーの有無を確認します。そのあと左右の二の腕を脱脂綿で消毒しました。

あっというまに3本接種

二の腕を消毒して、赤ちゃんが動かないようにしっかり抱くように指示されます。そのあとは、あっという間に3本のワクチンを接種しました。

1本目の注射は、何があったのかわからないといった表情で、2本目の注射で泣き始めました。びっくりしたようです。左腕に2本、右腕の1本の予防接種が終了したら、雑菌がはいらないようにガーゼを貼りました。家では普段通り生活してOK、

生ワクチンを経口投与

任意のロタウイルス予防接種は、生ワクチンをスプーンにのせて赤ちゃんの口に含ませます。3本の注射のあとで服を着せる前に、赤ちゃんが寝た状態で経口投与されました。注射でびっくりして泣いたので、生ワクチンも不思議な顔をしました。

看護師さんによると、ロタウイルスの生ワクチンは赤ちゃんが口に含めば抵抗が備わるらしく、嘔吐や下痢をしても大丈夫だとアドバイスを受けました。

最後にロタウイルスの任意接種分だけ9000円の支払いをして、4週間後に予約をしました。次回は4種混合も接種するから5種類のワクチンを接種します。お風呂も入って大丈夫だそうです。

はじめての予防接種の感想

赤ちゃんにとって、はじめての予防接種は1種類ずつゆっくりこなしていきたかったです。でも予防接種のスケジュールを考えると早めの対応が安心だと思いました。ロタウイルスの予防接種はトータルで2~3万はかかりそうです。

予防接種を受けたから絶対にロタウイルスに感染しないとは限りませんが重症化する確率はかなり下がるので、シーズンに1度は補助があれば助かると思いました。

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