成長記録・生後0~6日

赤ちゃんのNICUでの様子と退院まで。12月生まれの赤ちゃん、ゆうたくん(仮名)の成長記録を細かく公開します。生後1日目でNICUに移動、哺乳不良で搾乳した母乳をスポイトで飲ませることから始めました。初めての産後育児、赤ちゃんの様子が知りたいときの参考にしてください。

分娩方法

ゆうたくんは妊娠中期から、後期の出産予定日二週間ほど前まで逆子(さかご)でした。逆子がなおって自然分娩に切り替えましたが、初産のためか子宮口が開かず。胎内では体重が増え続けていたので、陣痛促進剤を使用して2日目に出産しました。

出生体重と身長

ゆうたくんは陣痛促進剤を使用した理由でもある体重が3800gでした。肩幅や胸板がしっかりしているように感じました。

生後1日目

NICUへ

NICU生後0日目は新生児室でしたが、翌朝は新生児室でミルクを飲ませても出してしまい、小児科での検査の結果、NICUへ移動することになりました。

NICUは「新生児集中治療室」とも呼ばれ、看護師や医師が24時間態勢で赤ちゃんの様子をチェックします。赤ちゃんは保育器と呼ばれる透明のケースで覆われたベッドに入ることが多いです。

ゆうたくんの場合は体重が平均よりも多めだったので、出産当日はNICUにはいることが想像できませんでした。ゆうたくんは「2日間の陣痛促進剤や出産がストレスになって、今の環境に慣れることができていないのかもしれません」と小児科医の説明がありました。「赤ちゃんの感染症の疑いもあるのでNICUで様子をみたい」とも説明がありました。

NICU初日は禁乳、点滴で水分と栄養補給をして、感染症対策で抗生剤を処方されました。ゆうたくんが空腹で飲みたがり、泣くようになればすぐに授乳をはじめると説明を受けました。

ママの様子

ママは平均よりも少し大きめの体重で出産したので健康には問題がないと思っていたので、NICUに入ることに驚きました。パパは保育器でいくつかの管をつけている赤ちゃんにショックを受けたそうです。

産後1日目は会陰の傷が痛くて、トイレにいくのも苦労しました。

小児科医から検査の話を聞いたのは朝で、結果がなかなか聞けずに心配でした。NICUに移動するとの結果を聞いたのは夕方、日中の不安が続いて「母子同室が無理なったかもしれない」という思いが辛かったようです。

NICUについてはなんとなくのイメージしかなく、様々な理由でNICUにはいることを知りました。

生後2日目

スポイト授乳

スポイト授乳生後2日目は搾乳をして初乳を飲ませることができました。しかし、ゆうたくんは哺乳不良で小さなスポイトで少量を飲ませることから始まりました。管をつけているので赤ちゃんを抱っこできずに、保育器の穴から手を入れるだけでした。

ゆうたくんは、保育器のなかでほとんど目を閉じて眠っていました。抱っこはできませんが、看護師さんのサポートで保育器に腕をいれて抱っこすることができて感動しました。

家族や親せきがNICUにいる赤ちゃんに会いに行きました。窓ガラス越しに対面しますが、あまり近くまでは寄れないこと、他にも赤ちゃんがいるので静かに眺める程度です。

ママの様子

NICUでは深夜授乳はなかったので、ママは病室でしっかり休みました。産後初めてのシャワーを浴びることができました。傷が痛くて、しっかり洗うというよりシャワーで軽く洗い流す程度です。

生後3日目

やっと目が開く

新生児NICUではほとんど顔を横向きにして目を閉じていますが、生後3日目で片目を開きました。ゆうたくんの場合はベッドに当たっているほうの目があまり空いていないようです。スポイトで授乳するときも、片目をしっかり開けるようになりました。

これまでは眠っていることが多くて保育器の中で動く様子はありませんでしたが、あくびをするなど少しずつ赤ちゃん自身が動いているように見えました。

哺乳についてはまだ上手に飲めていなくて、スポイトで飲ませる量に不安があります。授乳はまだできませんでした。

ママの様子

この日の夕食は、産後のお祝い膳でした。ママの病室は母子同室のできる部屋なので、他のベッドでは赤ちゃんがいます。早く母子同室になれるように、ママができることはしっかり食べて良質な母乳を準備することです。

ここまで夜はしっかり眠ることができたので、育児による睡眠不足はありません。ただ赤ちゃんを抱いたりお世話する機会が少ないので、退院後の育児が少し不安になっています。NICUにいるゆうたくんと一緒に退院できるのかは、まだ医師から聞いていないので気になります。

生後4日目

授乳再開

へその尾ゆうたくん体力も備わってきたの保育器からでることができました。まだNICUにはいますが、保育器からでたので密接した抱っこをすることもできました。

授乳を再開しましたが、とても大変でした。ママもずっと病室で搾乳していただけで、授乳時の抱っこの角度がわかりません。

ゆうたくんも授乳に慣れていないため乳首を探すことから始まります。ゆうたくんはすぐに乳首を見つけることができなくて、首を振って戸惑っているようでした。看護師さんのサポートで乳首を加えることができても、すぐに離してしまったり体力が続かなくて1~2分で眠ってしまいます。

その日は授乳で栄養補給をするというよりも、赤ちゃんとママの授乳練習で終わりました。ママは病室に戻って、赤ちゃんの飲めなかったぶんを搾乳しました。

ゆうたくんのおへそは臍の尾が残っていて丸い印象です。肌は乾燥してカサカサしていますが、新生児特有の新生児落屑(しんせいじらくせつ)ですから心配は要りません。

ママの様子

NICUにいるものの保育器から出ることができて、ホッとしました。授乳は焦って必死な赤ちゃんに、もっと上手に飲ませやすい抱きかたができたらと痛感しました。ママ自身がイメージしている授乳スタイルと、最初は全く違いました。上手に飲めなくても母乳でお腹いっぱいにさせてあげたいと思いました。

保育器から出たので抱っこするときに体に密着できました。いつ抱っこできるかわからない状態だったので安心しました。

生後5日目

検査のため退院できず

生後5日目は退院予定日でしたが、ゆうたくんはNICUにはいっていたので最終的に退院できるかどうかを検査するため引き続き入院、ママだけの退院になりました。

保育器からでて自分でお腹が空いてなくことはできても、まだ体力が足りなくて授乳が続かないのが悩みです。もう少し哺乳ができれば退院できるとのこと。年末年始にかかってしまうため病院も退院させるべきか検査したいとこことでした。

ママの様子

ママだけの退院になってしまい気が気ではありませんでした。ゆうたくんと一緒に病院に残るためには入院を延長する必要がありますが母体は健康なため、病気入院はできません。

もしも付き添う場合は1泊ずつ宿泊料金がかかると知りました。その額は日数が続けば高額になる可能性があること、実家から病院が近いので毎日通うことはできることから最終的にはママだけの退院を決めました。

授乳が気がかりです。病院にいれば赤ちゃんは栄養を補給できるので安心ですが、毎回授乳してあげたいので搾乳を頑張って持っていくことにしました。とても複雑な気分です。

生後6日目

生後6日目にゆうたくんも退院できました。もともと出生体重はあったので、哺乳不良が解消しつつあることが退院許可の決め手でした。でもまだ完全に授乳できる状態ではないので、退院後の体重増減が気になります。

退院日は沐浴指導がありました。新生児落屑があるので肌はカサカサしていました。カサカサしているものの肌はとても柔らかいのが印象的です。お湯につかるのは気持ち良さそうでした。ただ体重があるので片手で体を支えることが、ちょっと大変だと感じたそうです。

退院は沐浴後の午前中、午後からはママの実家での育児がはじまります。ゆうたくんはほとんど眠っていましたが、実家に向かう途中でお腹が空いて泣き始め、ママはNICUに入ったばかりの時は空腹で泣く姿もなかったので気がかりでしたが、数日でこんなに泣くようになったと安心したそうです。

授乳はまだ上手に進みません。飲んでも疲れてすぐに眠ってしまい、育児書のような時間の空きがありません。1時間ごとに授乳して、授乳にも時間をかけるので1日の多くを授乳に費やしました。