のどに詰まりやすい食べもの

赤ちゃんが、のどに詰まらせやすい食べものと、詰まりにくくするための調理方法をまとめました。豆類やプチトマトなど。飲みこむ力が弱い低月齢、離乳食や乳幼児期の食事では気をつけてください。

豆類

のど詰まり豆類は、硬いと歯で噛み砕くのも難しいうえに、飲みこみやすい丸みのある形をしています。口に入れただけなのに、なにかの拍子にツルっと喉の奥に入り込んでしまうことは、子どもだけでなく大人にもあることです。

飲みこんだ豆は他の食品と違って、消化されるまで形が変わらないので呼吸器官に入りこむと、息苦しくなることもあります。特に赤ちゃんは器官がまだ細いので危険です。

キッチンやテーブルの下に豆が落ちていると、赤ちゃんはつまんで口に入れてしまうので、「掃除のときに」ではなく、落としたら必ず、その場で探して処分するようにしてください。特に節分の豆まきなど熱を通さずに豆を扱うときは注意しましょう。

大人のお酒のおつまみのピーナッツ類も、子どもは食べたがりますが気をつけてください。喉を通過するときも固形のままなので詰まらせることがあります。必ず水など飲料も飲ませましょう。

豆類が詰ってしまったら、頭を下げたうつぶせ状態で横抱きにします。ママの膝で赤ちゃんの体を支えながら、背中の左右の肩甲骨(けんこうこつ)の間を平手で、強く叩いてください。それでも出ない場合は、早急に病院に連れて行きます。気道が確保できずに呼吸が弱いときは、救急車も呼んでください。

サツマイモ

サツマイモは調理方法によってパサパサ感が目立ちます。ふかしただけではパサパサ感の残る場合があり、食べるときも固まりのままになりがちです。水分が足りないと、喉に詰まらせてしまうことが心配です。

0歳はまだ噛む力を鍛え始める時期なので、溶かした粉ミルクやお湯で伸ばしてペースト状にして食べます。そこから少しずつ水分を減らして、ボール型にして手づかみ食べさせたり噛むことに慣らしていきます。

焼き芋は大きい塊で与えず、少し小さめ程度を食べさせて水分補給も忘れないでください。

もしも詰まらせてしまったら、水か牛乳を飲ませて水分を加えます。それから背中を平手で叩きます。それでも症状が改善しなければ、すぐに病院に行きます。のどの手前にあった場合は、指を入れることで更にのどの奥に押し込んでしまうことが心配です。

プチトマト

プチトマトをそのまま1つ食べさせると、ツルンとした口当たりで噛まずに飲みこんでしまうことがあります。

大人は噛みながら食べることができますが、赤ちゃんの場合は噛む力が弱いのでトマトの皮がなかなか噛めないことがあります。乳幼児にプチトマトを食べさせるときは皮を取り除き、切り込みを入れたり、刻んだほうが安心です。

トマト自体は離乳食でも使用できるので、食べてもいけないのではなく、月齢に合わせた食べかたを工夫しましょう。

こんにゃくゼリー

こんにゃくゼリーは呼吸器官に詰まらせて、窒息死に至る事故が心配です。

ゼリー特有のツルンとした喉ごしが飲みこみやすいことに対して、こんにゃく特有の少し噛み応えのある食感が、乳幼児の細い呼吸器官で動かなくなってしまうのです。そしゃく機能の低下した高齢者でも同じことが心配されています。

こんにゃくゼリー自体は便秘解消にも良いので、一口サイズでカップに入っていても、さらに小分けして食べるようにします。噛まないで吸いこむように食べてしまうので、大きいままでは口に入れないことが原則です。

もしも、詰まってしまったら頭を下げたうつぶせ状態で横抱きにします。ママの膝で赤ちゃんの体を支えながら、背中の左右の肩甲骨(けんこうこつ)の間を平手で、強く叩いてください。それでも出ない場合は、早急に病院に連れて行きます。気道が確保できずに呼吸が弱いときは、救急車も呼んでください。

餅(もち)

嘔吐餅は乳幼児ののどに詰まりやすい食品としても有名です。小分けして食べたつもりでも、赤ちゃんの小さな喉に詰まってしまった事故もあります。

餅は年始の料理にも使われるので、家族でいたただきたいところですが、子どもは3~4歳になってから食べるほうが安全です。それ以前は、家庭での調理方法にもよりますが、ちょっと注意が必要です。

もしも、詰まってしまったら頭を下げたうつぶせ状態で横抱きにします。ママの膝で赤ちゃんの体を支えながら、背中の左右の肩甲骨(けんこうこつ)の間を平手で、強く叩いてください。それでも出ない場合は、早急に病院に連れて行きます。気道が確保できずに呼吸が弱いときは、救急車も呼んでください。

背中は平手で強く叩きます。ちょっと痛がっている姿がかわいそうになりますが、異物を出すことが目的です。さするだけでは効果が出ないこともあるのです。

飴(あめ)

飴(あめ)をのどに詰まらせてしまうのは、赤ちゃんだけでなく大人も一緒です。ちょっと大きめサイズは砕いて舐めるようにしましょう。

子どもは眠いときに飴を舐めてしまうと、そのまま眠ってしまうこともあります。飴をなめるときは、必ず大人が一緒にいてください。勝手に舐めることのないように管理しましょう。

それに、飴は糖分が多くて歯にくっつきやすいので、乳歯が生え始めた赤ちゃんには虫歯の原因にもなってしまいます。

もしも飲みこんでしまったら、飴は体内でも溶けだすのでやがて小さくなっていきます。でも、赤ちゃんの場合はそこまでがとても息苦しいので、飴が溶けやすくなるよう湯ざましを飲ませ頭を下にして吐かせます。

皮つきブドウ

皮つきブドウものどに侵入しやすいようです。赤ちゃんには、ブドウの皮を取り除いてから食べさせてください。

ブドウの皮は実と比べると消化しにくいので、離乳食でも不向きです。やわらかい中身だけを食べさせましょう。

かたい肉

離乳食でも肉を食べることは可能ですが、かたい肉や、筋が残っていて噛み切れなかったり、最初から一口サイズが大きいとのどに詰まらせる危険があります。

水分は少しずつ様子を見ながら飲ませてください。肉の場合は、飴のように溶けないので小さくなるには時間がかかります。嘔吐させても出ない、または嘔吐できずに具合が悪そうなときは病院に行ってください。