難聴(なんちょう)

難聴とは、何らかの理由で通常よりも聴力機能が働いていない状態。赤ちゃんの難聴は生まれつきが多く、言語発育の遅れで発見することも。

難聴の症状

軽い症状なら大きな音に関しては問題なく聞こえます。ただ、囁き声や早口等の多少聞きにくい音に反応出来ない事も。特に片耳だけが難聴の場合は発見が遅れがちです。

相手の呼びかけに対して曖昧な反応だったり、何度も聞き返します。突然離れた場所から声をかけても、自分に対して話しているのか分からない事もあります。後ろから話しかけると振り向かないこともあります。これは、聞こえていないからです。

また、聞こえにくい為にテレビや音楽の音量を大きくしたがります。もしくは、より鮮明に聞き取りたくてテレビ等の音の出口に近付くようになります。

重度の難聴になると大声やクラクションも聞こえなくなってきます。聞こえない事にストレスを感じて、周囲との関わり合いに悩み、会話を続けられなことが負担になると、会話量も減ってコミュニケーションが消極的になりがちです。

乳幼児は会話をすることで単語や言葉の意味、言葉の使い方を覚えます。その為、難聴で会話を聞き取りにくいと、話し方や発音を正しく理解できない場合も考えられます。

難聴の原因

声や音は空気中に振動を作り、外耳道を通って鼓膜を刺激します。鼓膜は震え、内耳に伝えます。この振動の流れが脳へ音として知らされるのです。難聴はこの経路の障害が原因ですが、その個所や理由は様々です。

難聴の原因は様々ですが、生後間もない赤ちゃんの場合は先天的な原因もあります。特に母体が妊娠中に特定の病にかかると、難聴が発生する確率が高くなります。母体が出産前に風疹やと起訴プラズマにかかると、胎内感染で難聴の原因になることがあります。

出産時も、新生児仮死や新生児黄疸の悪化した核黄疸にかかると難聴の恐れが。分娩時に外傷で耳の機能に影響が出る事もあります。

滲出性中耳炎の悪化など、出産後の後天的な原因もあります。まれに、おたふく風邪で耳に負担がかかって軽い難聴の症状を訴える子供も。

難聴の確認法

赤ちゃんが難聴かどうか調べる時は、普段の生活に取り入れます。また、現在は1歳半~3歳までに自治体の健康診断でも聴力検査があります。赤ちゃんも聴性脳幹反応(ABR)と言う電気的検査の普及で、早期発見が可能に。

6ヶ月以上なら、片方の耳元で手や耳をこすり合わせてみます。普段あまり聞かない変な音にすぐ反応すれば、問題ありません。

室内で遊んでいる時や、お散歩中もさりげなく名前を小声でみて反応をみます。ただし、あまり頻繁に試すと馴れてしまい、飽きて嫌がる子もいます。

難聴の治療法

難聴の治療法は個所や原因によって様々。治療は早い程、可能性は広がります。

共通するのは周囲による理解とサポートが、本人の大きな支えになること。赤ちゃんが成長につれて、聴力の異常に気が付いた時に一緒に向き合えば心強く治療できます。

また、聞こえにくいことから集団生活になじむのに時間を要すことも。子供同士で指摘されて、友達関係に消極的になる時もありますが温かく支えましょう。

現在はインターネットの普及で発声会話のないコミュニケーションも可能です。家族や周囲との繋がりの大切さを学びつつ、聴力に頼らない情報収集を身に付けます。

伝音性難聴と治療法

難聴の中でも、外耳や鼓膜、中耳等の機能に障害をもたらします。

大きい音なら聞き取れて理解できると伝音性難聴の診断が出たりします。症状の度合いは軽めで、大きめな音なら普通に聞こえる可能性が高い。話す時はゆっくり大きな声で伝えれば、負担無く理解できます。声を伝えると同時に目で見てコミュニケーションをとります。

この場合は補聴器等で聞き取りを補助すれば、聴力はある程度保たれます。外耳や中耳は、音の伝達経路としては初めの聞き取る作業の方で補聴器は効果的。

特に中耳炎は外耳付近に膿を作り菌を常駐させる為、伝音性難聴の原因になりやすいと指摘されています。先天的理由で少し聞こえ辛い症状も、伝音性難聴の診断が多く出ています。伝音性難聴は鼓膜や耳小骨の形成手術で聴力が回復する為、早期発見と診察が望まれます。

感音性難聴と治療法

新生児で発見される難聴の多くは、感音性難聴だと言われています。内耳や聴神経等の、音を伝える経路において障害がある場合は感音性難聴の疑いがあります。

軽度の症状なら伝音性難聴と同じく、補聴器によるサポートが効果的。しかし重度の感音性難聴になると、補聴器のサポートがあっても理解できないこともあります。

重度の感音性難聴に陥ると、手術以外では進行をくい止める治療中心になります。薬物療法も用いる為、周囲のサポートと理解で不安やストレスを軽減します。

新生児で発見した場合、医師の指示に従い普段の生活でも会話に対して温和に。会話中の口や舌の動きをはっきり、発音をゆっくりにする等の一工夫で理解に大きな差が出ると言われています。

特に褒める時は笑顔、危険を知らせたり諌める時と表情の違いを付けて状況を伝えます。向かい合って表情を付けるだけでも、親子のコミュニケーションは十分とれます。言葉だけではないコミュニケーション方法を考えていきます。

よく聞くのは、感音性難聴の中でも突発性難聴です。これは内耳神経の障害でおこり、精神的または肉体的ストレスが引き金に起こります。

薬剤性難聴と治療法

薬の影響で内耳障害がおこり難聴になった場合、薬剤性難聴と診断されます。影響のある薬は抗癌剤の一部の抗生物質、結核治療のカナマイシンやストレプトマイシン。

高音が聞こえにくい特徴があり、新生児の難聴で薬剤性難聴の可能性は低いです。どちらかと言うと、お父さんやお母さんが注意したい症状です。



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