クループ症候群

クループ症候群とは、感染やアレルギー反応で、甲高い特徴的な咳が出ます。別名は急性喉頭炎。犬の遠吠えや、オットセイの鳴き声のような咳が、夜に発症しやすい。

クループ症候群の原因

ウイルス感染やアレルギーが原因で、喉の声帯付近に炎症を起こします。
それによって、気管の空気の通り道が塞がれて苦しい咳が発症します。

現在はあまり聞きませんが、ジフテリアとゆう菌に感染するとクループになりやすいです。
しかし三種混合の予防接種が広まり、感染予防に大きな成果を挙げています。
ジフテリア菌が原因のクループは「真性クループ」と呼ばれます。

インフルエンザウイルスも原因菌になりやすいので、冬場は特に注意。
特にB型インフルエンザが原因の場合は急性喉頭蓋炎が多く見られます。
ウイルス感染が原因の場合は、ウイルス性クループと呼ばれます。

クループ症候群の症状

クループ症候群は、急性喉頭炎とも呼ばれます。
喉頭炎の「喉」の指す部分は、食道と並ぶ空気の通る気管です。
この気管の入口にある声を出す声帯付近が、炎症で赤く腫れます。

最大の特徴は、犬の遠吠えや、オットセイの鳴き声と揶揄される咳です。
「ケーンケーン」「クオーンクオーン」といった特徴的な咳をします。
特徴的な咳に伴って、喉の炎症による発熱や声枯れが見られます。

もともと喉はそんなに大きく幅がある訳ではありません。ですから、少し腫れただけでも気道が閉塞され、大変苦しい咳が出ます。また、声帯付近が荒れる為、声が痛々しく掠れがち。

悪化すると更に腫れて空気の通り道を塞ぎ、窒息に似た症状が。しかも夜間に進行する事が多く、乳幼児の気管は太いストロー程度です。咳や表情で異変を感じたら、夜間でも早急な診察が望ましいです。

具合の悪い乳幼児は機嫌も悪くなりがちですが、大泣きや興奮はさせないように。
クループ患者は泣いたり興奮すると、更に息苦しくなり悪化していまいます。
特に、呼吸の度に胸部にへこみが見られた時は早急に診察を。

多くは48時間以内の38~40度の発熱がありますが、まれに発熱しない例も。
ウイルスが原因だと発症は比較的ゆっくりですが、咳の酷いピーク時は悪化が早いので注意。

ウイルス性クループは生後3ヶ月~小学校入学前までが多く発症します。
ピークは1歳前後で、年齢的にも体力が心配なので入院するケースも。
急性喉頭蓋炎は突然発熱して、2歳以降に多く発症しています。

特徴的な咳が治まると、後は風邪の症状が残ります。
数日は再発の注意が必要ですが、7~10日で落ち着きます。
しかし1度クループになると癖になりやすいのが難点。

クループ症候群の治療法

第1に気道の確保の為のステロイド薬や血管の薬が処置されます。
ステロイドは有効な結果が得られる為、初期症状から使われています。

また、超音波ネブライザーで冷湿気を吸入して呼吸を落ち着かせます。
同じ効果としては、夜間の外気を吸わせても落ち着く場合が。
再発した時は軽症状なら外気を吸わせて応急処置を。

注意点は、夜間の特徴的な咳によって病院に向かう時です。
冷たい外気を吸って、いったん呼吸が落ち着く傾向にあります。
でも、これは一時的な落ち着きです。必ず診察を受けましょう。

海外では、湯気を充満させた浴室で過ごす事もあるそうです。
しかし、湯気が有効だという結論は未だ出ていません。
部屋が乾燥しない程度の加湿と、空気の入れ替えを心掛けましょう。

クループ症状が治まると、あとは風邪症状が残ります。
吸入効果は2~3時間なので、暫くは興奮させずに様子を見ると安心。

看護の注意

・十分な加湿と、たまに外気を入れてあげます。
・部屋は暖め過ぎないように注意。熱がなければ、涼しめでも。
・興奮すると悪化の傾向にあります、機嫌が悪い時は縦抱きが有効。



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