クラミジア肺炎

クラミジア肺炎とは、クラミジアトラコマティス、クラミジアニューモニアによる肺炎で、生後1~2ヶ月の新生児にも発症する赤ちゃん特有の肺炎のひとつ。他の肺炎と大きく違うのは、クラミジア肺炎は高熱がでないことです。

クラミジア肺炎の症状

クラミジア肺炎は主となる病原体によって、症状や発症年齢に差があります。どちらも高熱はあまり出ません。普段の生活上でよく見られる市中肺炎の1つで、医療機関や人工呼吸器で感染する症状より身近で多い症状です。

クラミジアトラコマティス肺炎

・発熱はほとんど無し。
・鼻炎や結膜炎(クラミジア結膜炎)から症状が出始める。
・症状が進むと喘鳴、呼吸困難が起こる。
・咳は強力になりやすく顔を真っ赤にして咳こんでしまう。
・ほとんどが産道感染による新生児で、成人はかからない。

クラミジアニューモニア肺炎

・感染者の痰やつばから飛沫感染しやすい。 ・発熱は38度以下。ほとんど微熱で治まる。
・鼻水と乾いた咳が併発しやすく、軽い風邪症状と思われやすい。
・赤ちゃんよりも学童期~成人、特に男性に多く発症している。
・命に関わる重症にはなりにくいが免疫や抵抗の弱い高齢者は危険な時も。

クラミジア肺炎の原因

クラミジア肺炎の原因は、クラミジアトラコマティス、クラミジアニューモニアという病原菌です。特にクラミジアトラコマティスは赤ちゃんに感染します。子宮頚管炎を持つ母親から出産時に感染すると、出生後間もなくクラミジア肺炎にかかると言われています。

母体が治療をしていない場合、50~70%は感染確率があります。先ずは酷い結膜炎症状が出て、3~20%未満の赤ちゃんが高確率でクラミジア肺炎に進行しています。

クラミジアニューモニア肺炎は飛沫感染が主で、慢性の咳の原因になる事もあります。

クラミジア肺炎の診断

クラミジア肺炎の診断には胸部X線像で判断します。肺炎の可能性がある場合、ぼんやりとした肺炎像が確認されます。クラミジア肺炎の場合は白血球の増加は認められていませんが、血液検査で抗体を調べることも。

クラミジア肺炎の治療

新生児のクラミジア肺炎では発熱がない分、酸素投与や人工呼吸まで至らないのが現状です。しかし低体重の新生児は重症化する恐れがあるので、基本的に入院治療を要されます。

授乳に支障のないマクロライド系の薬が処方されますが、それは歯の黄ばみ汚染や骨の成長にも影響を及ぼさないので、指示に従いましょう。体力が少ない為、点滴をすることもあります。テトラサイクリン系は歯が黄ばむ恐れがある為、子どもには処方されません。

1~2週間で良くなって咳も治まってくれば、レントゲンの所見も良くなります。肺炎と言うと昔は赤ちゃんの3大死因とも言われていましたが、現在は抗生物質によってかなり治療が軽減されています。看護する親も焦らずに、子どもを不安にさせないように心がけましょう。

感染力もインフルエンザや流行性の風邪より低く、爆発的な流行は近年見られていません。しかし家族内での感染はあるので、うがい手洗いは家族で励行しましょう。



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