気管支喘息

季節の変わりめに注意したい乳幼児の気管支ぜんそくについて、症状や対策をやさしく解説します。夏の暑さが和らぎ始めて、初秋にはいる頃は気温の変化が激しく、湿度も下がるので気管支喘息の症状が出やすくなります。

赤ちゃんも気管支喘息になるの?

気管支喘息は年齢に関係なくおこる症状です。特に子どもの気管支喘息は小児気管支喘息(しょうにきかんしぜんそく)と言い分けられています。さらに2歳までは乳児気管支喘息(にゅうじきかんしぜんそく)と呼ばれます。

小児気管支喘息をもっていても、大人になるにつれて喘息症状が治まったり、症状が出なくなる人も沢山います。でも、アレルギー反応で起こる症状なので、何かしらのアレルギーを保持していく可能性があります。

気管支喘息の発症年齢や経過は個人差があり、保護者と医師がじっくり経過観察していくことが必要です。乳幼児では1~2歳での発症が多いようです。

気管支喘息の原因

気管支喘息(きかんしぜんそく)は、気管支に何らかの影響を受けてしまった時に発作がおこります。1年を通して、個人差はありますが季節に関係なく発作はおこります。特にこんな時は注意してください。当てはまりやすい夏から初秋にかけては要注意です。

朝昼晩の気温差が激しい

気温差の激しい時期は、季節の変わりめに多くあります。日中は真夏並みに気温が上がることもあるのに、朝や夜は急にひんやりした風が吹いて肌寒くなる秋が当てはまります。

空気が冷えて乾燥し始めた

特に夏から初秋にかけては、今まで高温にさらされていた肌が、急にひんやりした空気に触れるので気管支も敏感になります。湿気も減って空気は乾燥し始めます。夜や明け方の乾いた冷たい空気を吸うことで、気管支が狭くなって息苦しくなります。

台風などで極端に気圧が下がった

夏から秋にかけての台風の影響もあるという考えがあります。低気圧が停滞する台風前や雨の降る日は頭痛や倦怠感、眠気が強くなる人もいます。同じように気管支が弱いと、のどに違和感を感じます。

疲労が溜まって、免疫力が落ちている

夏バテで体力が落ちた後なら、抵抗力が落ちている可能性も高いです。気管支が弱った時に、抵抗力がないと症状が進行してしまいます。

ほこりっぽい場所で過ごした

初秋に限った事ではありませんが、季節の変わりめに大掃除や衣替えをしたら、普段よりもホコリっぽい部屋で過ごすことがあります。これも気管支には悪影響です。

布団にダニやホコリ

布団は年間を通して清潔を心がけたい場所です。日本の高温多湿の夏は、ダニの繁殖に適しています。子どもは汗っかきなので、さらに湿度が高くなる夏場の布団はダニのすみかになりやすいのです。布団にダニが繁殖すると、眠っている子どもの気管支にダメージを与えてしまいます。

小児気管支喘息の症状

小児気管支喘息小児の気管支喘息の症状を、わかりやすく解説します。喘息は突然始まるので症状をよく見てください。特に乳幼児は必ず病院で診察を受けて、医師の指示に従って看病を進めてください。

発熱

小児気管支喘息の症状が出始めるとき、微熱を伴うことがあります。ボーッとして苦しい顔をしていたら、気をつけて様子を見てください。特に呼吸に変化がないか注目します。

咳こむ

気管支喘息は息苦しさにくわえて、止まらない咳(せき)が特徴です。咳をするたびに気管支が収縮してくるしいので、大きく息を吸いたくなりますが、また咳が出ての繰り返しです。

咳をするときに、のどに力が入るので今度はのどが痛くなります。痰が出ることもあって、イライラしがちです。喘息症状は最後まで咳が残ることが多く、のどに優しい食事が必要です。症状が強くでる時期は、ゼリーやスープ、麺類など飲みこみやすい食事を好みます。

不機嫌

喘息症状は、とても息苦しく不快です。何もしていないのに症状が続くので、子どもは不機嫌になります。まだ言葉がたどたどしい赤ちゃんは不快感を伝えたくて、苦しいと感じるたびに泣きます。

特に就寝前に布団に入ると息苦しさが目立つので、なかなか寝付けずに泣いて抱っこを求めたり、部屋中をウロウロしたり、座りこんだままウトウトします。

息苦しそう

気管支喘息の症状があらわれた時、空気の通り道である気管支は、普段よりも狭くなっています。だから普段通りに呼吸を吸おうとしても、なかなか体に酸素が入らず息苦しくなります。

子どもは食事がしにくく、飲みこむことが辛くなります。座っているほうがラクで、布団に仰向けに寝かせると息苦しさが増します。そのため、喘息症状が出始めると眠たくても横になって眠れない状態で一晩過ごすことも珍しくありません。

呼吸に喘鳴(ぜんめい)が混じる

通常は無音に近くて、聞こえたとしても「すーすー」という呼吸音ですが、気管支喘息が始まると喘鳴(ぜんめい)といってのどが「ひゅーひゅー」「ぜーぜー」と音を出します。

喘息の子どもの背中に耳をあててみると、子どもの呼吸に合わせて「ごーごー」「ぜろぜろ」と呼吸しずらそうな音も聞こえます。

喘息かなと思ったら

もしも、上記の症状に似た状態や、当てはまる症状があるときは小児喘息と診断されたことがなくても、小児科で診察を受けてください。家庭で判断して常備薬で乗り切ることはおすすめしません。

息苦しさは鼻づまり解消にも使うメントール系のジェルが市販で手に入るので、一時的な緩和になります。薬は医師の処方で決まります。抗アレルギー薬、気管支拡張剤、ステロイドなど患者によって使用する薬は様々です。

また、子どもの場合は吸入(きゅうにゅう)で症状を和らげることができるので、吸入だけのために通院する家庭もあります。ネプライザ-という吸入器が多く利用されています。小児科だけでなく耳鼻科にもあります。

小児喘息は1度で終わらないかもしれませんが、その都度、病院で適切な指示に従うことが大切です。



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