アセトン血しょう嘔吐症

アセトン血しょう嘔吐症とは、急に顔色が悪くなり激しい嘔吐を繰り返す症状です。
日本では自家中毒、周期性嘔吐症とも呼ばれ、2歳から6歳に起こりやすい。
風邪やストレス、極度の緊張が引き金になりやすいようです。

アセトン血しょう嘔吐症の症状

・激しい嘔吐を繰り返す。
・悪化すると血や胆汁、コーヒー色の嘔吐に。
・りんごが腐ったような独特の酸味のある息。
・腹痛や食欲不振を伴い、脱水しやすい。
・急に元気がなくなり顔色が悪くなる。
・無表情やけいれんを起こしやすい。
・低血糖を併発する事も。

乳児にはほとんど見られず2から6歳の幼児、特に男の子に多いようです。
夕食を抜いて朝まで空腹の状態でいると、急にアセトン血しょう嘔吐症になる事も。
いつでも発症はしますが早朝に発症するケースがよく見られます。

別名は自家中毒と呼びますが、食中毒とは関連無し。
アセトン血しょう嘔吐症本人の身体的不調、精神的な内面のバランスが崩れて起こります。

アセトン血しょう嘔吐症の原因

アセトン血しょう嘔吐症の原因は風邪やストレス、緊張から血中のケトン体が増殖する事。
風邪や消化器系疾患、精神的な負担がかかった時は特に発症しやすい。

なぜケトン体が増えるのかは、現在はっきり解明されていません。
心身の不調から自律神経系や内分泌バランスが崩れてしまうと考えられています。

ケトン体

アセト酢酸、、アセトン、3-ヒドロキシ酪酸の3種を合わせてケトン体と呼びます。
水溶性で血中では他と合成されずに、心臓や腎臓でエネルギー源となります。
ケトン体は普段は脂肪がエネルギーに変わる時に生成され、血中や尿に存在します。

特にダイエット等で体が飢餓状態の時や激しい運動後、糖尿病だとケトン体が増殖。
妊娠中にケトン体が増殖した場合は、つわりで脱水症状になりかけている恐れが。

アセトン血しょう嘔吐症の診断

アセトン血しょう嘔吐症の診断は検尿で判別できます。
ケトン体検出部分が濃い紫色に反応したら陽性です。

その他は嘔吐、ぐったりした症状も見受けられます。
激しい嘔吐が治まらずに脱水の恐れがある時は、入院になる事も。

アセトン血しょう嘔吐症の治療

先ず、飲食が可能ならブドウ糖を含む甘いものや飲量を与えます。
嘔吐が軽い場合は診察までは飴や角砂糖を舐めさせてあげます。
スポーツドリンクはブドウ糖や電解質が含まれ、吸収しやすい特徴があります。
症状が重い場合は点滴でブドウ糖や電解質を補給させ、輸血します。

嘔吐発作は10歳前後まで起こしやすく、その後は減っていきます。
アセトン血しょう嘔吐症はたいていが自然治癒で治まります。
その場での早急な処置を第1に対応しましょう。

また、胃が敏感になっている時です。
脂濃い食事や刺激物は控えた方が安心です。

アセトン血しょう嘔吐症の予防

ケトン体の代謝が良好になるようにビタミン(特にB1)の摂取はお勧めです。
ビタミンB1が欠乏すると乳酸や疲労しやすい物質が溜まり疲れやすくなります。
多量摂取しても排泄されるので、日々の食事で取り入れるようにしたいですね。

精神的な負担やストレスを背負っている時は、様子を見て無理をさせないよう注意。
子供の心配事は、時には大人にとっては小さく感じる事もあります。
親身になって話を聞いて負担を軽減したり、刺激せず見守ってあげましょう。

ビタミンB1を多く含む食品

・豚肉
・ウナギ
・玄米
・いくら ・昆布・乾燥青のり
・たらこ(生より焼いた方が含有量は多い傾向。)

野菜では干し椎茸やエノキ等のキノコ類がお勧め。
乳製品では粉の脱脂粉乳が1番多く含まれています。
松の実、カシューナッツ、ピスタチオ、ゴマにも多くビタミンB1が含まれます。



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