授乳中の乳首ケア

授乳中の乳首

産後、授乳期間中の乳首はケア次第で母乳の出も大きく変わることが多く、とても大切な役割を果たします。赤ちゃんに母乳を与えることができるのは、乳首が清潔で母乳の通りが良いからです。乳首が不衛生だったり、母乳の通り道が詰まっていると赤ちゃんは安心して母乳を飲むことができません。

授乳中は乳首にかかわるトラブルが多いことも特徴の1つです。普段、乳首に関するトラブルとは無縁だった人も妊娠・出産で乳首のトラブルを経験することがあります。

乳首の乾燥ケア

・赤ちゃんの口に入っても安全な保湿用品。
・入浴後はしっかり水分を拭き取ってから、ケア用品を使用。
・乾燥していても唾液や母乳は、乳首に残さないようにする。

乳首の乾燥には、専用の乳液やオイルを使用します。授乳中は、赤ちゃんが吸うことで乳首を清潔に拭くことが多いので、自然と水分や油分も拭きとってしまいがちです。

乾燥は早急にママに合ったケアを続けるようにします、乾燥して皮膚が薄くなった所に赤ちゃんが強い力で吸うと、今度はかぶれたり赤くなる恐れがあるからです。

赤ちゃんが口に含む部分なので、不要な香料や成分を気にせずに使えて、赤ちゃんの肌にも一緒に使用できるケア用品が理想です。

乾燥する原因は、赤ちゃんの唾液やママ自身のアトピーなど様々です。授乳中にサイズが変わっても、小さいサイズの下着を使用している場合は、下着の素材と合わずに乾燥症状が出ている場合もあります。下着が当たる部分が気になるときは、母乳パッドやガーゼを挟みます。

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乳首の痒みケア

・乳首に赤ちゃんの唾液や母乳を残さない。
・下着と乳首が蒸れた状態にしない。
・白いカスが残るときは要注意。

乳首の痒みは、乾燥原因と似ています。そのほか、乳首に母乳が付着したままでいると痒みが起こりやすくなります。

母乳が下着や衣類に染み出ないように乳首にあてる母乳パッドも、こまめな交換が大切です。痒みは、こうした肌のかぶれから起こりやすいのです。ただし、授乳中は胸が張ると熱を持って乳首がかゆくなることもあります。授乳して痒みが治まるときは、授乳中特有の生理現象かもしれません。

注意しなければいけない症状は赤ちゃんの口内にカスが付着しているときです。もしも、白いカスが授乳後も落ちていない時は鵞口瘡(がこうそう)の心配があります。やがてママの乳首にも白いカス症状が感染して、母乳育児を中止せざるをえない状況になってしまいます。

授乳前の乳首ケア

授乳前は乳首をよくマッサージします。どんなに新鮮な母乳が作られても乳頭が詰まっていては、赤ちゃんの口まで届けることができません。マッサージすることで母乳の詰まりを解消して、たくさん授乳できるようにします。

乳頭の詰まりを解消すれば、授乳前の胸の張りも防ぐことができます。胸の張りが続いて乳管が詰まると、乳首から母乳が出にくくなるので乳腺炎や発熱といったトラブルに陥りやすくなります。

授乳前に乳首をつまんで押し込み、そのまま今度は引っ張ります。引っ張った状態で、今度は乳首を左右にねじってあげることを左右行います。これだけで母乳の出がよくなります。

母乳の出が悪く、未だ乳首にトラブルが出ていない時は少し強めに引っ張ったりねじります。乳首にトラブル症状が出ているときは、控えましょう。

妊娠中は乳首のマッサージはほどほどにしてください。オキシトシンという子宮収縮を起こしやすい成分を分泌してしまいます。

授乳後の乳首ケア

授乳後は赤ちゃんが母乳を飲んだ後で、乳首が刺激されている状態です。赤くなっていたり、痛みを伴うときは母乳と唾液をよく拭きとってから診察を受けます。処方された薬や保湿等で保護します。それぞれ処方される薬や軟膏は異なるので、他人の薬は使えません。

血が出ていたり切り傷を発見した時は、乳首の皮膚表面を消毒して雑菌が侵入しないようにします。診察を受ける場合は授乳ができるかどうかも確認しましょう。

乳頭保護器を使用する場合は痛みを保護するにはハードタイプですが、産後間もない赤ちゃんには吸う力が足りずに授乳が困難になることがあります。

乳首の状態が問題ない場合は、再び乳首をマッサージしながらリラックスして締め付けない下着を付けます。授乳後の乳首ケアを怠って、母乳や唾液を適当にしておくと、痒みやかぶれの原因になります。

マッサージは授乳量に関係なく、毎日少しずつ続けて行くことが効果的です。ただし、1日に行うマッサージは長い時間は必要ありません。体調の悪い時や乳首に傷や痛みのある時も控えておきます。