赤ちゃんに最適な水分補給

赤ちゃんの水分補給に適している、飲料を紹介します。ベビー用を選べば、赤ちゃんの体内バランスを崩すことなく胃腸にも優しい水分補給が可能です。

どの飲料も、キンキンに冷やさなくて大丈夫です。氷のように冷やしてしまうと、逆に未発達な胃腸を刺激しすぎてしまいます。

湯ざまし(白湯)

湯ざましの作り方

簡単な湯ざましの作りかたを紹介します。育児書によっては湯ざましを白湯(はくとう)と呼んでいます。

水を沸騰させて、自然に温度が下がるまで待ちます。哺乳瓶に入れて、氷水や流水に当てると早く湯温が下がります。ミルクと同じで人肌程度、30~40度くらいです。湯温の確認は哺乳瓶を触るだけでなく、実際にママの腕に垂らしてみてください。熱いと感じるようなら、もう少し冷まします。

湯ざましのメリット

湯ざましは、成分も気にせず、喉の渇いた赤ちゃんに沢山与えることができます。母乳や離乳食と違い、量やカロリーを気にしないで与えることができるので汗をかきやすい季節やお風呂上がりに最適です。

乳歯の生えてきた赤ちゃんも、湯ざましなら虫歯の心配がありません。食後に飲ませると、水分補給と同時に、歯の表面を洗い流してくれます。

寝苦しい夜や、授乳・離乳食以外の時でも、水分補給として与えることができるので、赤ちゃんの水分補給の基本として覚えてください。

最近では湯ざましは必要ない、という子育て論もあるようです。あまり飲ませる機会がない家庭もあるようですが、体調が悪い時は胃腸に刺激のない湯ざましで薬を飲ませることもできるので、覚えておいて損はありません。

湯ざましの注意点

湯ざましは沸騰させて作るのでカルキなど不要物はなくなります。ところが、そのぶん「生もの」になっていることを忘れないでください。作ったら早めに飲ませましょう。前日の湯ざましは飲むことができません。

大人なら「ぬるい、もっと冷やさないと飲みにくいのでは?」と思ってしまいますが、赤ちゃんに飲ませる場合は胃にも刺激が少ないので、ぬるいくらいで良いのです。

ノンカフェインのお茶

お茶ならなんでも大丈夫、ではありません。

カフェインといっても、コーヒーのカフェインとお茶のカフェインは少し違います。一般的に、お茶に含まれるタンニンが、カフェインの興奮作用を抑制しています。だから大人でもコーヒーよりもお茶のほうが興奮作用が少ないと言われています。

赤ちゃんの場合には、大人よりも消化機能が未熟なのでカフェインを消化するのに何日もかかり、負担になります。そんなことからも、カフェインは赤ちゃんにとってはプラス効果がありません。

ノンカフェインのお茶は、赤ちゃん用として販売されています。タンポポ茶も、赤ちゃんが飲めるタイプがあります。日本人には馴染み深い緑茶・ほうじ茶は、ちょっとカフェインが含まれています。

ベビー用イオン飲料

イオン飲料のメリット

イオン飲料は、電解質飲料(でんかいしついんりょう)といって、体内に失われた水分を素早く吸収できるように作られた飲料です。発熱時や、発汗時は急速に脱水症状が進むのでイオン飲料で水分不足を補うことが期待できます。ベビー用なら、成分も安心です。

イオン飲料の注意点

イオン飲料に関しては、扱い方を誤らないように注意しましょう。水分を吸収しやすいとはいえ、甘味があるので赤ちゃんは沢山飲みたがることがあります。お腹一杯で、授乳や離乳食が進まなくなることも心配です。

イオン飲料が体内の水分バランスを正常に戻そうとする効果を考えて、必要な時に与えるように決めてください。白湯やお茶のように、日頃から沢山飲むことは控えましょう。

赤ちゃんによっては飲みすぎによる下痢や腹痛も心配です。水代わりにせず、入浴後や発汗時など必要時だけのアイテムと考えてください。

母乳・粉ミルク

授乳

生後6ヶ月未満では水分補給も母乳で大丈夫

授乳は水分補給とは別に考えますが、母乳は水分補給としても大丈夫です。特に月齢の低い赤ちゃんは、他の飲料を飲めないこともあって、食事も水分補給も母乳になります。

離乳食が始まっていない赤ちゃんは、母乳やミルクが水分補給にもなるので、汗をかいた時や気温の高い時、発熱時も飲ませてあげましょう。「授乳は3時間おき!」と決めずに、欲しがる時は水分補給として飲ませてあげます。

離乳食が順調なら、他の飲料でも補給

離乳食も進んで体調も良い時は、母乳やミルクを飲ませると、お腹一杯で離乳食が進まなくなるケースもあります。絶対に飲ませてはいけないわけではありませんが、食事とは別だと考えてください。食事直前なら、白湯やお茶にしましょう。

水分補給のタイミング

我慢は禁物!

水分補給は、体の失われた水分を取り戻す目的があります。おやつや間食といった、食事の補助的なサポートとは別です。1日の回数も厳しく決めないで大丈夫です。我慢して水分不足が慢性化することが危険です。

特に夏など気温の高い日、たくさん遊んだあと、入浴後は水分不足が目立ちます。赤ちゃんが飲みたい量を、飲ませてあげましょう。その際は、上記で紹介した飲料を参考にしてください。

ベビー用を与えましょう

果汁や味の濃い飲料は、赤ちゃんが気にいるとそればかり大量に飲みたがります。この場合は、糖分も心配ですから量を決めてください。体調がよく健康であれば、全ての水分補給を果汁で補わないように心掛ける必要があります。

外出時は、ついつい大人用の飲料を分け与えてしまいますが、可能な限りは消化に優しいベビー用飲料を用意してあげます。缶から飲ませるのは、唇や舌を傷つける危険があるので、絶対に止めましょう。