0歳児のしつけ

赤ちゃんを育てるうえで大切なしつけ(躾)について、どこまでが親のするべき役割なのか考えました。しつけを始める年齢や、しつけの内容、親が気をつけたいポイントをわかりやすく説明します。

しつけは何歳から?

0歳赤ちゃん

子どもへのしつけは、親として果たしたい役割ですが「何歳になったら始めれば良いのかわからない」という声も聞こえます。しつけと聞くと、「危険なことを注意する」「悪いことを叱る」といった叱ること、怒ることがメインだと思われるからです。

でも、本当は怒るだけではありません。しつけは態度や行動を改めることも含まれますが、それ以前に生活習慣を教えてあげることから始めます。そう考えたら、0歳からしつけは始まっています。

でも、「しつけ」と聞くと難しく感じたり、教育ママのような印象もあります。実際はそこまで限られた人が行うことではありません。

朝起きて、夜眠るという生活習慣を教えていくことも、しつけの一環なのです。だから、「しつけ」という言葉をあまり難しく捉えずに「親が教えていきたいことを教える」と考えてみましょう。

しつけと虐待は別

間違えたくないのは、しつけの内容です。0歳から叱ったり叩くことが、しつけだと勘違いするのは危険です。なぜなら一方的すぎるからです。

そもそも、しつけとは、共同生活や社会に出ていくための身のこなし方や作法を身につけさせることです。力で教えていくものでもない、と考えたいです。

特に0歳児は、親の表情や声色をすごく見ています。赤ちゃんは表情や声のトーン、その場の雰囲気で様々なことを理解しようとしています。怖い表情をしただけで泣くこともあります。それだけ感じとっているのです。

赤ちゃんだからわからないだろうと、イライラをだしたり言葉を考えずに使っていては、しつけとは言えなくなります。月齢の低い赤ちゃんにこそ、親が見本となってあげたいですね。

0歳しつけの注意点

0歳でしつけを考えたとき、どんなことに気をつけるべきか、わかりやすく説明します。どれも難しいことではありません。

支配しない

0歳児のしつけで気をつけたいことは、支配しないように心掛けることです。赤ちゃんは受け身になるしかありません。ついつい正しい選択ができるようにと、親がッ全てを決めてしまいたくなります。

しつけと言っても、主導権は赤ちゃん自身であって。親はサポートです。まずは赤ちゃんの行動を尊重してあげます。

例えば何をして遊ぶか選ばせてみましょう。そこから、遊びかたを教えたり危険な使いかたをしないように教えてあげるのが、しつけの一環になります。

できなくて当然

しつけと聞くと、できなかったときや間違ってしまった時に叱ったり注意することが中心になりがちです。

でも、0歳の赤ちゃんにとっては「なにが安全で、なにが危険か」「なにが正しくて、なにが間違っているのか」を教えてあげなければ知っているわけがないのです。

だから、間違ったりできないことがあることからスタートだと考えてください。何度もしつけていくことで、赤ちゃんは理解することができるのです。

例えば夜はしっかり眠るべきだと思っていても、家族が夜更かししていたり寝かしつけがなかったり、空腹のときは眠ることができません。そんな時は環境を整えてあげることも、しつけ前の準備だと思ってください。そこから眠ることを教えてあげます。

頭ごなしに「寝なきゃダメ」では、赤ちゃんもちんぷんかんぷんです。

恐怖心を植えつけない

0歳児は言葉足らずの部分を泣き声や表情、声色で表現します。だから相手の声や表情もよく見ています。

きちんとしてほしい、危険なことを避けてほしい気持ちから、ついつい怒鳴ってばかりしたり、怖い顔で接してばかりいると赤ちゃんは親の顔色を気にしてしまいます。

これでは、本当に教えてあげたいことに集中させることができなくなってしまいます。

なんでも大きな声で怒鳴ったり、手が出てしまうようだと、しつけ以前にコミュニケーションが取れなくなってしまいます。危険なことはもちろん注意したり、行動を直す必要がありますが怒鳴ってばかりの時は、深呼吸してみましょう。

0歳でしつけたいこと

0歳からしつけていきたい生活の教えを、わかりやすく説明します。コツは親が見本になってあげることです。

0歳へのしつけは生活習慣の基本的なことと、危険なことを教えて避けることが中心です。どれも基本的なことですが、赤ちゃんはなにもわからないから親や周囲をお手本にしています。どうしたらよいのかわからないときは、先ず周囲が見本となって見せていくことを心がけてください。

生活リズム

起床時間や睡眠時間を教えることも、0歳の赤ちゃんから身につけてほしい、しつけの1つです。

ただ時間で起こすだけではなく、カーテンを開けて日ざしの入る明るい環境を作ることも必要です。しつけと言っても、言葉だけではなく環境で教えてあげることがコツです。

同じように就寝時間も「もう遅いから寝なさい」ではなく、どうして寝る時間なのかを教えることがコツです。室内を就寝しやすい照明にして、静かに眠れる環境を作ってください。赤ちゃんは暗さや静けさでも就寝時間を覚えていきます。

離乳食への取り組み

離乳食に関して教えていくことは、とっても難しいものです。赤ちゃんにとって離乳食の温度や食感を確かめることは食事に興味を持っている証拠ですが、親にしてみれば「汚い食べかた」「遊ばないで食べてほしい」と口を出したくなるのです。

0歳の食事に関するしつけは、食事に興味をもつことから始めます。お腹が空いたら指定の場所に座ってた食べることや、離乳食を食べるときは遊びながらダラダラ食べないことなど、食事に対する姿勢をしつけます。

手でつかんだり潰すのは、手づかみ食べにステップしている証拠です。服やテーブルを汚すことを叱りすぎると、離乳食への取り組みに消極的になりがちです。自主性を重んじるなら、ある程度汚れることを想定してシートを敷いたり、スタイをつけてあげます。

危険なことを教える

0歳赤ちゃん0歳児は危険なことと、そうでないことの判断が完全にはできません。興味本位で口に入れたり舐めたりするものです。叱る前に、何度も優しく教えることが必要です。でも理由を説明してもすぐに理解できるかというと難しいので、親が赤ちゃんの周辺に危険なものを置かない努力が必要です。

0歳児は優しく説明しても、しばらくするとまた同じことをします。反復行動も成長の1つです。危険なことを避けるようにするためには、しつけでも反復行動がコツです。同じ言葉で何度も注意していきましょう。

そう考えると「何度も注意しているのにまだわからない」と思うかもしれませんが、何度も注意することで覚えてもらいたいので地道に続けていきましょう。

しつけとコミュニケーション

赤ちゃんへのしつけを考えると、ついつい叱ったりイライラしてしまうことのほうが多くなるかもしれません。0歳児はまだ全ての注意を瞬時に理解できないので、親ばかりがイライラして焦ってしまいがちです。

しつけを「怖いこと」「イライラすること」にしないため、コミュニケーションを忘れずにとりましょう。信頼関係が築けないと、しつけをしても一方的な命令になりがちです。

なにかを教えた後は、結果に関係なく必ず抱っこしてあげる・目線の高さを同じにしてほほ笑むなど赤ちゃんと通じ合うことも忘れないでください。