赤ちゃんの窒息

赤ちゃんが窒息しやすい原因。離乳食に使用するニンジンやジャガイモも生のままでは硬くてのどに詰まります。家庭ではビニール袋や重たい布団が要注意です。

赤ちゃんが窒息しやすい理由

食べながら動く

赤ちゃんは食べながら口と一緒に体も動かしてしまいます。例えば、離乳食を食べてるときもスプーンをにぎにぎしたり、自分で食べようと頑張ってみたり。まだ口に離乳食が残っているのにいろんなことに挑戦したがります。

ハイハイや歩くことができるようになった赤ちゃんは、離乳食が途中でも立ち上がったり、立ったまま食べて歩きたがったりします。赤ちゃんにとって、こうした動作はマナー違反ではなく、様々なことに興味をもって行動しているだけです。

でも姿勢によっては口に入れているものが、のどに入り込んでしまいます。硬くてのどを塞いでしまったり、飲み込めずにいると窒息する可能性がたかくなります。

赤ちゃんが食べながら動いてしまうときは、動きを止めるのも難しいことです。「動くかもしれない」と予測して食べさせることも必要です。

なんでも口に入れたがる

赤ちゃん赤ちゃんは指先や舌先に集中する神経をつかって、興味のあるものを触ったりなめたりします。これは周囲に興味をもてるようになった成長の証です。

指でさわったあと、口に入れてしまうこともあります。低月齢の赤ちゃんは特に、危険なものと判断することが難しいので、大人の常識では考えられないものも口に入れてしまいます。

例えばインクのついた印鑑、たばこの吸い殻、取れてしまったボタンなど大人から見れば決して口にいれたり舐めるようなものではありませんが、赤ちゃんは「どんなものだろう?」と確認したくて口に入れてしまうのです。

奥歯が未発達

赤ちゃんの奥歯は未発達です。乳歯が生える前の低月齢の赤ちゃんはもちろん、乳歯が生え始めた赤ちゃんも奥歯はないのでかみ砕く力は弱いものです。

離乳食でも活躍する野菜類は過熱してペースト状や柔らかい状態にするから食べることができるのであって、生の硬い状態ではかみ砕くことができません。

例えば硬いキャンディーは、大人なら舐めずにかみ砕いてしまうことがあります。そのときは奥歯でかみ砕いていますが、赤ちゃんは奥歯が未発達なのでかみ砕くことができません。舐めて溶かさずに、つい飲み込んでしまったら窒息する危険性が高くなります。

生野菜

離乳食を作るときの生野菜を細かく刻むときは、食材が赤ちゃんの手に届かないように気を付けましょう。

調理前の生野菜は硬くて、赤ちゃんの歯茎や下ではかみ砕くことができません。簡単に溶けるものではないので、一度のどに詰まらせると気道を塞ぎ続ける恐れがあります。

調理中に床に落としてしまったときは、その場ですぐに拾ってください。ママのいる場所に赤ちゃんは行きたがることがあるので、固形の生野菜を見つけて口に入れてしまうことが心配です。

こんにゃくゼリー

誤飲赤ちゃんやお年寄で、こんにゃくゼリーの窒息が注意喚起されています。こんにゃくゼリー自体は、こんにゃくの繊維で便秘も解消できるうえにさっぱりした食感で簡単に食べることができるメリットを持っています。

本来ならば、赤ちゃんにも食べさせてあげたいメリットがありますが、こんにゃくゼリーをかたまりのまま飲み込んで、のどに詰まらせる危険があります。飲み込む力の弱い、赤ちゃんやお年寄は要注意です。

重たい布団

赤ちゃんを温めるための布団が、ときには赤ちゃんの顔にかぶさって窒息を招くことがあります。一般的にベビー布団として販売されている掛け布団は、とても軽量です。赤ちゃんが足をばたつかせれば簡単にずれてしまいます。

大人が使うかけ布団は多少の重みが温かさや安定感を保ちます。でも、この重みが赤ちゃんにとっては自由に動かすことのできないものとなります。もしも赤ちゃんの顔の上にかかってしまったら、首を動かすこともできずに窒息する可能性があるのです。

赤ちゃんに大人用の布団を使用するときは、しっかり様子を見ることと、肩まですっぽりかぶせずに上半身はスリーパーやベストで保温する工夫を心がけてください。

ビニール袋

スーパーのビニール袋をかぶってしまい、赤ちゃんが窒息するケースがあります。赤ちゃんがビニール袋のガサガサする音に興味を持ちます。遊んでいる間に顔にビニールがかかった状態で、呼吸をすると口にビニールが吸い込まれてしまったり、酸素が足りなくなってしまいます。

ビニール袋は各家庭にあり、あまり危険なものだとは判断されていません。赤ちゃんにとっては窒息原因になりかねないことを忘れないでください。

ピーナッツ

ピーナッツは気管支を塞いだら窒息の危険があり、肺にはいってしまうと肺炎を誘発する危険もあるので家庭や外出先でもじゅうぶん注意してほしい食品です。おつまみにピーナッツを食べる家庭では、酔って赤ちゃんへの注意がおろそかにならないように心がけましょう。

キャンディー

キャンディー類は溶ければ、のどを通りますが、赤ちゃんののどは細くてキャンディーが溶けるのには時間がかかり過ぎます。

一見、のどにも優しく溶けるので安心にみえますが、赤ちゃんにキャンディーや金平糖は与えないことが鉄則です。