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新生児期の睡眠不足

産後すぐの新生児期は、育児を頑張れば頑張るほど睡眠不足に陥ります。新生児のお世話をしながら、睡眠不足を解消するためのコツをわかりやすく説明します。

高い高いされる赤ちゃん

2020/12/25

産後すぐの新生児期は、育児を頑張れば頑張るほど睡眠不足に陥ります。新生児のお世話をしながら、睡眠不足を解消するためのコツをわかりやすく説明します。

新生児期の特徴

新生児期のお世話は、1つ1つは難しくないのに1日を通すとすごく疲れているように感じます。その理由は新生児ならではお世話方法にあります。

授乳に時間がかかる=いつ眠れるか未定

新生児の授乳

新生児の授乳は時間がかかります。赤ちゃんはまだ、母乳やミルクを飲むことに慣れていないので試行錯誤で頑張っています。

慣れたら5分で飲み終えてしまう量も、新生児期は20分以上かけてやっと飲むことができます。その間、ママは赤ちゃんを抱っこし続けます。赤ちゃんが頑張っている姿を見守るしかありません。

赤ちゃんの授乳時間はだんだん定まりますが、新生児期はなかなか定まりません。ママはその都度、赤ちゃんの様子を見ながら進めるしかありません。そのため睡眠時間をいつ取るかは、その場にならないとわからない日々が続きます。

授乳間隔が短い=すぐに空腹になってしまう

一生懸命頑張っても飲める量はとっても少ないです。なぜなら新生児は体力が少な過ぎて、授乳途中でもう眠くなってしまうのです。

赤ちゃんが飲み疲れたら休憩させてあげましょう、でも満腹にはなっていないから、またすぐに空腹で欲しがります。そのため授乳間隔が短くて、ママが合間に休憩する時間も少ないのです。

退院後は家事も負担=家事と育児の両立

産後は、育児と並行して家事も負担します。これも産後ママの睡眠不足の原因の1つです。

育児が終わったら、やり残している家事を進めたくなります。家事を進めているうちに、また赤ちゃんが泣きだしてママを呼びます。だから育児の合間の休憩がなくなってしまうのです。

つまり、家事と育児の両方をしっかりこなしたいと努力するタイプの人ほど、睡眠時間を削ってしまいがちです。

睡眠時間の作りかた

新生児期は赤ちゃん中心の毎日ですが、少しでもママの睡眠時間を確保することをおすすめします。ママが体調を崩したら、赤ちゃんはとっても困ります。

そうはいっても、新生児期に睡眠時間を増やすことは難題です。ママ自身も産後の母体の回復を待っているところで、新生児期は完全に本調子とは言えません。

最優先事項を決めておく

午前中に赤ちゃんが眠り始めたら「絶対に午前中のうちに洗濯をする」など、優先して片付けたい用事を決めておきましょう。

片付けたいことや、やりたいことは沢山ありますが1つだけに絞ったほうが気持ちも楽です。

もしかして、その時間帯に赤ちゃんが眠らなかったら、その用事も片付けることができないかもしれません。優先事項をたくさん作ってしまうと焦ってしまうし、できなかった時にストレスが溜まります。

「絶対に午前中のうちに洗濯をする」が、出来なかった時はまたその時に考えましょう。とにかく空き時間が出来た時に、有効に使えるように少し予定を決めるだけです。

同じように、どこかで空き時間ができたら「赤ちゃんが起きるまで私も仮眠をとる」という優先事項も決めます。これが1番の優先事項ですから、掃除や食器洗いが気になったとしても優先事項に取り組んでください。

家事は手抜きと後回し

新生児期の睡眠不足を感じている時は、翌日でも問題ない家事は後回しにして、赤ちゃんのお世話と自分の回復に努めてみることも試してください。

産後1ヶ月の新生児期はママも休息が必要なので、家事が完璧にできなくても文句を言う人は少ないはずです。

完璧に家事をこなすよりも、新生児のお世話に集中することが良いと考えてください。家事を手抜きするのは寝不足や疲労ではなく、育児を優先しているからだと割り切ってしまいましょう。

いつでも横になれる場所

リラックス

新生児はお昼寝時間が定まっているような生活リズムがありません。だからママも、いつ休めるのか毎日決めることが出来ません。もしも休める時間ができたら、朝でも昼でも横になれるようにしておきましょう。

産後1ヶ月までは「床上げ(とこあげ)」という言葉があるように、布団を敷きっぱなしで常に休む時間が必要だと言われています。この時期にママが昼間から横になったとしても、それは珍しいことじゃないのです。

産後の体をしっかり回復させるには、休む時間が足りないくらいです。これは、サボっていることではないので短時間でも座っているよりも横になってください。

パパの育児タイムを活用

パパが1時間でも赤ちゃんを見ていてくれるようなら、その1時間で睡眠不足を解消しましょう。睡眠不足が続いていたら、パパや家族の手助けも

赤ちゃんが泣いたら、ママは寝ていられないかもしれません。でも、どうしても授乳でママが必要な時は起きるとして、オムツ交換やパパでも可能なお世話なときはお任せしてしまいましょう。

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