命名(名付け)

命名とは赤ちゃんが生まれた際に、その子の名前を決めることです。基本的には出生2週間以内に役所に届けることになっています。

命名(名付け)のポイント

・声に出して呼びやすいか。
・苗字と合わせて書きやすいか。
・あだ名やイニシャルの確認。
・あやかり名の時は将来や、名前からくるイメージを考える。

名前は一生使用する、その子の名刺です。画数や響き、意味を考えることはもちろんですが、声に出して呼んで確認してみましょう。例えば名前は訓読みでも、音読みにすると良い印象をもたない言葉などは考慮してあげます。

大人になれば姓名でからかわれることも減りますが、幼少期は相手を名前で判断する時期もあります。実際に呼んでみてからかわれそうな名前は、子どもがいじめられる原因にもなりかねません。

イニシャルも「NG」となると幼少期のあだ名とされてしまうこともあります。特に有名人は言動や行いが明るみになりがちなので、不安な時は再考しましょう。

歴史上の人物や有名人の名前を使用する際は、その人物のイメージを確認します。偉業を成し遂げたが事件も起こしている、となると名前のイメージが子どもの印象に被ることもあるので注意してください。

漢字の読み方は自由です。名前に使える常用漢字と人名漢字の使用なら、訓読みや音読み、当て字でも大丈夫です。ただ、使用できる漢字は年々変わっているので、命名の本を購入する際は新しく刊行されている本が確実です。

命名(名付け)に人気のある漢字

使いたい漢字が決まっている場合は、常用漢字と人名漢字で使用できるか調べておきましょう。名前の呼び方や漢字にも流行があります。漢字は名前の雰囲気を表わすのに重要な役割があります。例えば同じ「はな」という呼び名も「花」だと、可愛らしくて可憐な優しいイメージを与えます。「華」だと凛として上品で優雅なイメージを与えます。

また漢字のもつイメージも考えてみましょう。最近、男の子に多く使用されている漢字で「翔」「翼」「空」といった漢字が挙げられます。これは大きく自由に羽ばたいてほしいという、子どもの将来を願う意味を多く含んでいます。

女の子は「優」「陽」「咲」といった暖かい日だまりを連想させるような漢字も人気があります。しかし「陽」は「よう」と読むだけではなく、「陽菜」で「ひな」と読ませることもあります。

漢字の表わすイメージと呼び方が与える印象を上手に合わせると、親の願いのこもった名前ができます。ただし、漢字の組み合わせやイメージによって不快な印象や、事件を連想させる場合はよく考えましょう。

命名の期限

命名の期限は特別決まってはいませんが、出生届を出す際に正式な名前を記載するので、必然的に生まれた日を1日として14日以内に決めることになります。

しかし出生届けを出す期限までに名前が決まらない場合は、出生届の名前の欄を空白にして提出、後日「追完届」で名前を追加することになります。一生使う名前なのでじっくり考慮する必要もありますが、追完届を出した記録は子どもの戸籍に残るので注意してください。

名付け親

地域や家庭によっては、代々子どもの名前を名付け親に頼む風習があります。名付け親が考えた名前の中から選ぶパターンや、親が名前や呼び方を考えて名付け親が漢字を考える等、様々な方法があります。

もしも身内や尊敬している方へ名付け親をお願いする時は、出産前に相談しておきます。出産後にお祝いも兼ねて命名書を持ってきてくれるのが一般的です。注意したいのは、名付け親にお願いするならば、使いたい漢字や願いなどの両親の希望を先にまとめておくことです。

せっかく依頼しても、ダメ出しばかりでは気持ちよく命名することも困難になってしまいます。お願いする際は、相手を信頼して任せ、決まった名前には子どもの両親が責任をもつという気持ちが必要です。

命名書を書く

名前が決まったら、奉書紙や半紙、市販の命名書に楷書で名前を書きます。最近ではキャラクターものや写真を挟めるタイプも販売されています。

正式には筆と墨で正しく書きますが、産院から退院してすぐに筆や墨を使うことが困難な時もあります。その時は無理をせず、筆ペンを使用する柔軟さも必要です。大切なのは母体と赤ちゃんの体調なので、無理せず進めていきましょう。

命名書を飾る

正式な命名書は奉書紙という少し上質な髪を使用して、三方という台に乗せて神棚に飾ります。その際は赤飯やお神酒を添えます。正式に飾る場所がない時は、略式で飾ってお祝いしましょう。

マンションや神棚のスペースがない家庭も増えています。略式で、その家の最も目立つ清潔な場所を選びましょう。命名書は赤ちゃんに会いに来てくれる方々への、名前の紹介も兼ねます。リビングやベビーベッドの傍に飾ることでお祝いしてあげましょう。

飾るタイミングは昔はお七夜という7日目のお祝いの時でしたが、現在は7日目は産院から退院する頃です。日にちにこだわらないのであれば、命名が決まり次第飾ってあげましょう。命名書を下げる時期も決まっていません。

出生届を出してひと段落着いた時や、床上げの日に一緒に下げることが多く見られます。遅くてもお宮参りが終わる頃には下げることが大半ですが、大切なお客様に紹介したいから少し飾っておきたい等の理由で期間が前後することもあります。

こちらにもう少し詳しい命名の情報を掲載しています。