出産後の産院での生活

産院での出産後は経産婦で5~7日、初産では7日程度を産院で過ごします。入院期間は出産時の様子や、その後の母子の体調によって医師が判断するので人それぞれです。産院では産後の子宮収縮や体調の回復に努め、赤ちゃんの体調に合わせて授乳や沐浴指導を受けます。

産後すぐに母子同室になる産院もあれば、出産当日だけ赤ちゃんは新生児室で看護されて、母親は1日ゆっくり休む産院もあります。育児は産後すぐに始まるので、家事と育児を両立せずにいられるのは産院にいる間だけです。

赤ちゃん優先の生活になる退院後のことを考えて、産院では赤ちゃんだけでなく母体の回復も心がけましょう。また、産院ではなく大学病院や自宅出産をした場合も、最初の1週間で母子が行うことに変わりはありません。出産前と生活リズムも変わるので、体調に気を付けて焦らず育児を始めましょう。

入院中に行う指導

赤ちゃん

・黄疸や体温の確認。
・初乳を与える。
・授乳指導、授乳量の確認。
・おむつ交換、沐浴指導。
・1ヶ月健診までの説明。

体温計

赤ちゃんは体温調節もできない状態で産まれます。その為、低体温にならないように確認してあげる必要があります。産後間もなくは黄疸の出やすい時期です。次第に治まりますが、黄疸の強い場合は入院日数が延びることもあります。

また、最初は母乳やミルクを飲む力も少ないので頻繁に授乳します。ミルクの場合は飲む量も観察します。ミルク派でも、ママが最初にだす黄色っぽい初乳は少しでも赤ちゃんに与えます。初乳には免疫のつく大切な成分が沢山含まれています。

初産の場合はおむつ交換の指導がある産院もあります。紙おむつにするか布おむつにするかは赤ちゃんの肌にも合わせて決めます。沐浴は退院後は1人で行うかもしれません、産院の指導でコツを教えてもらうと安心です。

ママ

・母親になってからのメンタル面の指導。
・子宮収縮の経過観察。
・悪露の経過観察。
・母乳マッサージ。
・体調の回復。

産後のママは子宮収縮に伴う矯正ベルトの使用を推進する産院もあります、ゆるく巻くと骨盤が固定されないのでしっかり装着します。また子宮の収縮に伴って下腹部痛がおこることもあります。産後しばらくは腹部に力を入れないように気を付けます。

新生児は毎日、検温や黄疸の有無を確認します。これらのことをこなしていくと稀にて彼や不安から辛い気分が抑えきれずに涙が出ることもありますが、今後の育児などに不安を感じるのは真剣に考えている証拠です。医師や看護師に相談したり、一緒に入院しているママ同士で話したり、息抜きも取り入れながら疲れや不安を溜めこまないように過ごします。

お見舞客への気遣い

産院では決められた時間内に、面会を済ませましょう。もしも決められた時間とは違う時にお見舞いに来てもらった場合、個室なら騒がない程度に病室内で面会することが可能な産院もあります。しかし相部屋の場合は、他の赤ちゃんの迷惑になると感じたらロビー等で面会するなど周囲への配慮を考えます。

面会時の細かなルールは産院によって異なります。早めに確認して、面会時間を身内や親しい友人に知らせておきます。また、小さな子どもは産科病棟にはいれない病院もあります。兄弟姉妹のいる家庭は産科に詳細を確認しておきます。

退院までに考えておくこと

・ベビーベッドや布団の確保。
・命名と出生届の提出確認。
・保険証の発行。
・児童手当や乳幼児医療助成制度の手続き。

ママと赤ちゃんが退院して家庭で過ごす為の最終チェックをしておきます。退院まではパパが買い物をして揃えることも考えられます、早めに話し合っておくとスムースにことが運びます。

先ず、退院後に赤ちゃんが眠る場所を確保します。新たにベビーベッドや布団を用意する場合は購入かレンタルかを考えます。出生届けは産後、役所に届けますが日本国内では14日以内、国外では3ヶ月以内の期限があります。

退院後はすぐに赤ちゃんを連れて出かけられないこともあるので、パパに頼むか、いつ行くか確認しておきます。出生届けは出産当日から翌日には産院から発行されます。災害や事故、病気で届け出が遅れる場合は病院や警察に「届け出遅延理由書」を発行してもらいます。

もしも災害や事故などの理由がなく出生届が14日間(役所の休日や連休はカウントされません)の期限を過ぎた場合や、名前が決まらず空白で提出した場合はのちに子どもの戸籍に記録される場合があるのでよく考えましょう。

児童手当や乳幼児医療助成制度の手続きは出生届を出す際に一緒に行うと手間が省けます。各種手続きで、印鑑や必要なものを調べておきましょう。順番としては保険証の発行をしてから乳幼児医療助成制度の手続きをします。