赤ちゃんの指しゃぶり

赤ちゃんの指しゃぶり

生後0~3ヶ月の頃に、指しゃぶりを始める赤ちゃんが多く見られます。赤ちゃんにとって指しゃぶりには意味があるのでしょうか。衛生面が心配なママの対処法も含めて紹介します。

指しゃぶりは愛情が足りない?

赤ちゃんの指しゃぶりは、珍しいことではありませんが、育児の知識の浅い人によっては「不衛生」「精神的に不安定「愛情が足りないのでは?」と考える人もいます。

寂しい気持ちを紛らわせるための指しゃぶりや、精神的に落ち着くための指しゃぶりは、もう少し大きくなってからです。生後1歳未満の指しゃぶりで、ママの愛情が足りないとは判断できません。

もしも赤ちゃんの生まれた家庭で、お兄ちゃんやお姉ちゃんが指しゃぶりを始めたら、これは寂しさやママをひとり占めできなくなる葛藤が伺えます。

お兄ちゃんやお姉ちゃんの指しゃぶりは、自分の中で納得のいくケジメがつけば終わります。ママは、指しゃぶりをやめさせることよりもコミュニケーションを減らさないように心がけてあげましょう。

遊びの指しゃぶり

生後1歳未満の赤ちゃんの指しゃぶりは、遊びでもあります。赤ちゃんは、自分の指をおもちゃや興味の対象として見ています。

指しゃぶりを始める頃、指をヒラヒラ動かしている姿も見られますが、これも遊びの1つです。赤ちゃんにとってヒラヒラ動く指や手のひらは、不思議でたまらないものです。これはハンドりガードといって、赤ちゃんの自然行動の1つです。

新生児のうちは、顔を引っ掻いてしまうことがあるので予防のミトンをすることがあります。指しゃぶりで遊びたい赤ちゃんは、ミトンをしたままでも舐めてしまいます。

歯が生える時の指しゃぶり

赤ちゃんは乳歯が生える時に、歯茎から歯が出るムズムズ感を経験します。そんな時は、何かを口に入れてムズムズ感を抑えようとします。

歯が生える前は指しゃぶりや、こぶしを入りきらないほど口に持って行きます。歯が生えるムズムズ感を抑えるための指しゃぶりの場合は、指がダメならタオルや布団カバーも噛んでしまいます。

歯茎のムズムズ感は、乳歯が生える時は仕方のないことです。気になる場合は、歯固めを与えてください。歯固めを持たせれば指を口に入れる機会は減ります。

指しゃぶりは不衛生?

指しゃぶり

指しゃぶりでママが心配することは衛生面です。指に付いているほこりや、糸くずまで口に入れてしまうからです。月齢の低い赤ちゃんは、指に付いていたほこりを器用に出すことはしません。たいていは、口に入れたままか飲みこんでしまいます。

月齢の低い赤ちゃんで、指しゃぶりが盛んな時は糸くずの出にくい服や寝具を使用してください。掃除をこまめにして、ほこりが停滞しない環境作りも必要です。

指しゃぶりの後は軽く手をすすいで、よだれのベタつきを取りのぞいてください。でも、いちいち手洗いさせるのも大変です。濡れタオルやウエットティッシュで拭きとるだけでも衛生的に安心です。強くこすると皮膚が荒れるので気を付けましょう。

指しゃぶりの後も手指がべたついたり、濡れているとほこりが付着しやすくなります。赤ちゃんの髪の毛は細いので、指に絡みついて取りにくくなることもあるので、できる限り手指の乾燥を心掛けてください。

口内を傷つけたり、顔を引っ掻いてしまわないように爪にも気を付けてあげます。

指しゃぶりをするから不衛生と言う意見は、無視しても大丈夫です。ママの気配りがあれば、指しゃぶりをしていても赤ちゃんの手指は清潔です。

指しゃぶりで学ぶこと

0~3ヶ月頃の赤ちゃんが指しゃぶりを始める時、自分の手指だと思って口に入れているわけではありません。

「ひらひら動くものがある」・・赤ちゃんは手指に興味を示します。
「どんなものだろう?」・・赤ちゃんは指を口にいれます。
「やわらかくて気持ちいい」・・指の感触を確かめます。
「これは、ぼく(わたし)の体なんだ」・・こうして自分の体を知っていきます。

簡単すぎる説明ですが、赤ちゃんにとって指は最初から「なにかをつかむ便利なもの」ではありません。最初はヒラヒラ動く柔らかいものでしかないのです。

でも、指しゃぶりをして指を知ることで、自分の体や五感を使うことを経験していきます。これは脳の発達によい影響を及ぼしていると考えられています。